瀬戸内国際芸術祭と同時に夏会期が始まった、
小豆島各地で行われているもうひとつの芸術祭。
小豆島各地で行われているもうひとつの芸術祭。
その会場の一つであり総合インフォメーションでもある
草壁醤油蔵ギャラリーでは、
美術家の中川佳宣さんの作品展が開催されています。
その名の通り50年前まで醤油蔵として使われていたギャラリーは
木組みや梁がむき出しになった、うす暗い大空間。
一歩足を踏み入れると、誰もが「あれ?作品はどこ?」と思うことでしょう。
木組みや梁がむき出しになった、うす暗い大空間。
一歩足を踏み入れると、誰もが「あれ?作品はどこ?」と思うことでしょう。
この作品展は、「大空間に負けないような存在感のある作品を!」ということではなく
むしろ空間に調和し溶け込むような、
作品と建物が一体になったような空間を意識して構成されています。
むしろ空間に調和し溶け込むような、
作品と建物が一体になったような空間を意識して構成されています。
薄暗さに目が慣れてくると、壁面や柱の上にたくさんの作品があることに気が付くと思います。
中川佳宣さんの作品について、
小豆島アートギャラリーの石井さんに話を聞きました。
小豆島アートギャラリーの石井さんに話を聞きました。
「中川さんの作品は、農業と密接に関係しているのが特徴なんです。
作品と農業を関連付けて考えるようになったのは、
畑で作業をしている叔父さんの姿を見たのがきっかけだそうで、
種をまく姿、その所作が、
画家が制作する様ととてもよく似ていると感じ、
“農夫の所作とアーティストの所作は似ている”という考えのもと
作品を制作しているそうです。
今回展示されている作品も、
くわで畑を耕したときの土の形や、農具や植物をイメージさせるものが
たくさん展示されています」
この作品の土台となっているものは、キャンバスではなく麻袋。
中川佳宣さんは以前、ヤマロク醤油のもろみを搾る際に使われた麻袋を譲り受けていて、
今回この作品では新聞紙を溶かして固めたものに麻袋を重ねて作品の土台にしています。
このギャラリーに展示されることで、麻袋はふたたび島の醤油蔵へ戻ってきたことになるんですね。
中川佳宣さんは以前、ヤマロク醤油のもろみを搾る際に使われた麻袋を譲り受けていて、
今回この作品では新聞紙を溶かして固めたものに麻袋を重ねて作品の土台にしています。
このギャラリーに展示されることで、麻袋はふたたび島の醤油蔵へ戻ってきたことになるんですね。
作品の詳しい説明はあえて添えず、鑑賞者の自由な想像に任せるスタイル。
見ている間に、自分も作品と一緒にこの空間の一部になっていくような
不思議な感覚が味わえる展覧会です。
会期は8月31日(日)まで。
会場にはエアコンがないので、うちわやハンディファンを持ってお出掛けください。
草壁醤油蔵ギャラリー
小豆島町草壁本町439-1



