小豆島では毎年1月21日に
島外からお遍路さんをお迎えする「島開き法要」が行われています。
島外からお遍路さんをお迎えする「島開き法要」が行われています。
年の最初のお大師様の縁日である1月21日に
毎年行われている島開き法要。
島外の巡拝団体を土庄港でお出迎えし、
霊場会のみなさんや島の御詠歌連のみなさんと一緒に
行列を作って霊場会総本院まで歩きます。
毎年行われている島開き法要。
島外の巡拝団体を土庄港でお出迎えし、
霊場会のみなさんや島の御詠歌連のみなさんと一緒に
行列を作って霊場会総本院まで歩きます。
長い歴史のある小豆島八十八ヵ所霊場には
古くから鳥取や兵庫など山陰地域などから
農作業がお休みになる冬の間にたくさんの巡拝者が訪れてきました。
古くから鳥取や兵庫など山陰地域などから
農作業がお休みになる冬の間にたくさんの巡拝者が訪れてきました。
それは個人で訪れる人だけでなく、巡拝団体として
毎年決まった時期に同じ団体の同じメンバーで小豆島霊場をまわっていたんです。
四国霊場と比べて小豆島霊場は
参拝者と住職やお寺の人との距離が近いので
「おじゅっさん、今年もまた来たよ」
「今年も元気でお参りしてくれてありがとう」と
お互いに声をかけて再会を喜ぶのがこの時期の風物詩でもありました。
そんな巡拝団体も高齢化により縮小され、
コロナの流行中は島開きも簡略化されたりもしましたが
今でも島開きの行事は受け継がれています。
コロナの流行中は島開きも簡略化されたりもしましたが
今でも島開きの行事は受け継がれています。
ワタシは2年前にはじめてこの島開き法要を取材しましたが、
お坊さんやお遍路さんが行列を作って歩いていると
その様子を見に近隣のお宅やお店から出てきた人が
手を合わせて見守っている姿がとても印象的でした。
宗教とか信仰とかいうたいそうなものでなく、
人々の間に自然に受け継がれている風習、習慣のようなものがとても素敵だと思いませんか。
こういう美しいものが、絶えることなく受け継がれていってほしいなと思います。
小豆島霊場会では、
小豆島八十八ヵ所の「一日遍路行」の参加者を募集しています。
歩き遍路とバスで移動するお遍路があるので
お遍路に興味がある人は体力や時間と相談のうえ
ぜひ参加してみてください。
詳細はこちら
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