2022年09月03日

間伐材で作るカッティングボード

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瀬戸内国際芸術祭2022 夏会期の間、
福武ハウスでは毎週末、ワークショップが行われていました。

暮らしのタネをまく 365教室
島の資源と先人の知恵を活かし、「つくること」を通してさまざまな技術や知恵、発想を学ぶことによって
自分らしい生き方をつくるためのきっかけになることを目指すもの。

8月27日に行われた
「間伐材で作るカッティングボード」に参加してきました〜

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講師は、小豆島の家具作家、渡利さん

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使う木は、ヒノキやクスノキ、ハクの木など
どれも島内で伐採された木で、
なかには福武ハウスのお隣、葺田八幡神社の木もあるそうです。

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まずは表面をまっすぐ平らにするため、ひたすらカンナがけ。
これが難しいうえに結構体力を消耗する💦

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先生がやるのを見ると簡単そうなんだけどな〜

部屋のなかは木の香りに満たされてとてもさわやか
でもワタシたちは汗だく💧💧💧

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木の種類によって削った木の色も形も違うんですね〜

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表面が平らになったら、
アウトラインをとってカット&穴開け。

そこから今度は、表面の細かい凸凹をとるため、ひたすらやすりがけ💦

最後に蜜ろうを塗って完成です

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木の種類や形、仕上げの違いで
いろいろな表情のカッティングボードができました

今、世界では「修理する権利」というものが注目されています。
家具や家電、スマホに車まで
消費者はそれらのものが壊れたときに自分で適性な価格で修理できるというもの。
メーカー側も、消費者の「修理する権利」に配慮した製品づくりを行っています。

今回のワークショップでも、さまざまな「つくること」を学びましたが
その知恵や知識も「修理する権利」につながるものかもしれませんね。


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そして明日、9月4日16時〜は葺田夜祭
瀬戸芸夏会期のフィナーレを飾るイベントです


葺田夜祭の詳細はコチラ

お天気がちょっとアヤシイですが…雨が降らないことを願って…
にぎやかな夜祭になりますように



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2022年08月31日

島の「実り」を集めた一夜限りのお祭り/葺田夜祭

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瀬戸芸夏会期の最終日となる9月4日(日)、
福武ハウスにて葺田夜祭(ふきたよまつり)が開催されます
アーティストと地域住民が今年できた「実り」を
演目や屋台として持ち寄る一夜限りのイベント


2020年から福武ハウスの活動に関わってきた影絵師の川村亘平斎による影絵の上演や、
作曲家石田多朗による音楽のライブ公演、
そして地域住民による屋台の出店もあります


川村さんプロフィール写真.JPG
影絵師 川村亘平斎(かわむら こうへいさい)

今回の影絵公演では「妖怪かぼそ」を軸に
福田だけでなく小豆島にまつわる物語を影絵として上演。
さらに、公募により島外から集まった7人の出演者とともに
1週間福田に滞在し、地域のリサーチやフィールドワークを行なった体験も
影絵公演に盛り込んで披露されます。

石田多朗_小.jpeg
作曲家 石田多朗(いしだ たろう)

音楽公演では、
地域の人のなかに残る音楽や歌を題材にしつつ、
現代的なアレンジを加えた音楽を披露。

公演は18時からですが、
16時〜17時の間に福田地区の3ヵ所
(葺田パヴィリオン前、はまひるがお福田、居酒屋よりす)
にてチンドン演奏を実施
こちらは無料で鑑賞できます。

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葺田夜祭
会:福武ハウス(体育館)
小豆島町福田甲718-1
屋台出店:16時〜
舞台公演:18時〜20時
¥:影絵&音楽公演 一般2500円、小豆島島民1000円、15歳以下無料

影絵公演「福田うみやまこばなし 2022 - かぼそ雑記」
出演:川村亘平斎(影絵師)、トンチ(スティールパン奏者)、カメイナホコ(音楽家)、福田影絵団

音楽公演「ドンス」
出演:石田多朗(作曲家)、小野雄大(音楽家)、小林武文(パーカッション)、高岡大祐(チューバ奏者)

影絵と音楽の公演は定員150人
事前にオンラインもしくは電話にて予約してください
電話0879-62-9301(9時〜17時)


屋台
Kaina(焼菓子、ドリンク他)、はるや(ピザ)、TrackTruck×ata rangi(フィッシュアンドチップス)、炭火焼鳥ヒラク(焼鳥)、福田自治連合会(射的、ヨーヨー釣り)、葺田の森テラス(フード、ドリンク他)


予告動画もチェックしてみてください



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2022年08月26日

夏会期もあと10日/醤の郷現代美術館

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瀬戸芸2022の春会期に合わせてグランドオープンした
醤の郷現代美術館

もうすでに見に行った人も多いと思いますが、
夏会期前に50点ほど作品が入れ替わっているので
春とはまた違う作品が迎えてくれますよ

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1階の現代アートや映像のコーナーもいくつか入れ替えられています。
こちらは台湾の人気アーティスト
張騰遠(チャン・テン・ユアン)の作品
「Parrot Yoga - Crow」
「ParrotZilla/ 鸚呉爾羅」
「he Window of Quarantine - Room C」


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黒澤明
「影武者・武田信玄」

黒澤明が描いた「影武者」の絵コンテ
幻の、勝新太郎バージョン

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2階にある小豆島ゆかりの作品のコーナーも
新しい作品がお目見えしていました

今は親子特集になっていて、
小豆島ゆかりの作品の隣に
その作家の子どもが制作した作品を並べて展示しています。

違うモチーフを違う技法で描いたものでも
不思議と似ているものです

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塩見基
「棚田に生きる」

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ワタシがテンションだったのがこちら

長谷川眞由美
「島の光」

島の光の、木箱に貼っているラベルを刺繍にしています
カッコいい

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美術館の入館料で
別館のMOCA HISHIO ANNEXも鑑賞できますので
ぜひあわせて楽しんでくださいね〜

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滑川みざ
ズガ・コーサクとクリ・エイト(zugakuri)
の展示

こちらは瀬戸芸秋会期が終わる11月6日まで展示されています


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新メンバーも仲間入りしています



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2022年08月21日

瀬戸芸を支える人たち

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右から大江正彦町長、王文志さん、井口平治さん、矢田常寿さん

7月末、中山の王文志(ワン・ウェンチー)さんの作品「ゼロ」の完成お披露目会が行われました
そこで王さんと一緒に座っていたのが、
中山自治会長で中山イベント推進会の井口さんと
矢田建設の矢田社長。


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王さんの作品で使う4000本もの竹の切り出し作業は
地元有志やこえび隊などたくさんの人が協力して行いますが
本数の管理はおふたりがしているそうです

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矢田社長は2010年の最初の瀬戸芸から
王さんの作品の基礎工事も担当しています。
今年で13年、5回目の作業。
今年はコロナの影響で王さんが日本に入るのが遅れてしまいましたが
本人不在で基礎工事は完了したそうです。

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「ゼロ」の基礎部分(写真提供:矢田建設)

「もう5回目だしね、どんな作品かということもわかっているし
王さんも信頼してくれているから。
簡単な完成図といくつかの図面だけ送ってもらって
あとはこっちで少しアレンジしながら。
これはやっぱり、長いこと一緒にやってるからやね」

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基礎工事だけではありません。
王さんのチームが現場に入って制作が始まってからも
毎日現場に足を運び、不足しているものはないか、何か困っていないか聞きに行っていたそう。

「道具や資材は現地で調達する必要があるから。
たとえば金槌がないと言ったら、うちのを持っていって貸したり。
クギやネジがいるなら用意してあげる。
金槌はタダでいいけど、消耗品はちゃんとお金もらってね。
そうやってサポートしてあげたら、すごく作業の効率がいい。
何かが足りない、じゃあ買ってこようと言っても車がないとか、言葉がわからないとかってなると、作業が止まっちゃうでしょ」

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今回の作品には王さんが台湾から持ってきためずらしいネジも使われています。穴が星の形

「それに、台湾から追加で何か資材を送ってくることもあるけど
それだって受け取る場所がないと送れないじゃない。
だから矢田建設に送ってもらって、それを僕が中山まで持って行くこともある」


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なるほど〜
聞けば聞くほど、社長も王さんチームの一員という感じがしてきます

王さんと矢田社長は奥さん同士も仲が良く、
最近日本語を熱心に勉強しているという王さんの奥さんに、矢田さんの奥さんが教えたりもしているそうです。

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矢田社長はほかにも、三都半島の作品にも多く関わっています。
今回は春会期から公開され人気を集めているこちらの作品。
ダイダラウルトラボウ
伊東敏光 広島市立大学芸術学部有志

広島市立大学とは、瀬戸芸以外にも三都半島アートプロジェクトでも関わっています
大きな作品を作るときには矢田建設がプロとして作業や安全面をサポートしています。


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伊東敏光先生と矢田社長。制作途中の現場にて


「広島市立大学の場合、学生さんたちがたくさん手伝いに来るでしょ。
王さんのチームはみんなプロだけど、学生さんだとそうはいかない。
いかに事故なく安全に作業するか、それが最優先」

今回は、高さ9mにもなる作品。高所での作業は危険なので
まず巨人を下半身と上半身に分けて制作し、
上半身ができてからクレーンで吊って合体させる方法をとりました。

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「2回目とか3回目のときかな、
瀬戸芸ってこんなに人を動かすんやって、びっくりした。
ものすごい人数のお客さんが来るんやなって。
だったら、いい作家、いい作品を呼ぶってことが大切やなと。
そのために何ができるかってことを考えて、
いくつか作品が設置できそうな場所もピックアップしています。
僕らのような業者とか、地元住民とか、役場とかが
どれだけ本気になってサポートできるかが大切。
それが、いい作品を生むことにもつながり、
最終的には島の発展にもつながるんだと思います」


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矢田建設のほかにも、島内各地でたくさんの業者さんがアーティストや瀬戸芸をサポートしています。
3年に1度のアートの祭典、夏会期もあと2週間。
熱中症と車の下の猫には気を付けて、たっぷり楽しんでくださいね〜


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2022年08月20日

瀬戸内国際芸術祭2022/辿り着く向こう岸

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今日紹介する作品はこちら

シャン・ヤン(向阳)
辿り着く向こう岸

2021年までフェリーの定期便が運航していた草壁港🚢
そこに台船を接岸させ、その上にさらに船の形をした作品が乗っています。
台船は30×15m、作品の高さは9mという大型の作品です。

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このオブジェ、印象的な骨格の部分は
船を逆さにした形

その骨組みに守られるように、
中国の古い家具や建具を使ったオブジェが設置されています。

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作者のシャン・ヤンさん

「自分が若い時に天安門事件や文化大革命が起きて
長い歴史がある文化を人が簡単に壊していくのを目の当たりにしました。
それを守りたいという思いから、古いものを集めて分解し、
新たな作品として組み立て直しています。
作品に使われている家具や建具はだいたい100〜300年ほど前のもの。
窓の一部、ベッドの一部だったりするものが多いですね。
昔の人は文化を軽い気持ちで壊したり燃やしたりするけれど、
昔の過ちを見て、現代を見て、未来につなげていくことが大切だということを
考え直す機会になってくれたらと思います」

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小さなスツールも作品を作ったときに残された廃材を使って作られています🎠

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独特な柄の彫刻や格子を組み合わせています。

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かつてフェリーへの旅客乗船口だった通路を通って作品へ。
港を使っていた人たちは、懐かしい記憶がよみがえるかもしれませんね

船は2階建てになっていて、2階から見渡す海の景色も最高ですよ


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2022年08月19日

瀬戸内国際芸術祭2022/アジア・アート・プラットフォーム

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今日ご紹介するのは、
福武ハウスの夏の新作
アジア・アート・プラットフォーム2022 協同展
「Communal Spirits/共に在る力」

アジア・アート・プラットフォームとは、2013年から展開している
小豆島の福田という集落でアジア諸地域がつながるプロジェクト。
今回は、福田の集落内にある空き家を使って
アジア文化の根底にあるさまざまな伝承や伝統、土地の精霊や哲学などをテーマにした5つの作品を展示しています。


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クヴァイ・サムナン
Preah Kunkong(The Way of Spirit)

カンボジアにある密林のなかでさまざまなパフォーマンスをしている映像作品。
この映像に映っている地域はダムができたことで生態系が変化してしまい、
それに対してのメッセージとして
パフォーマーが密林のなかの絶滅危惧種の動物のお面をかぶってパフォーマンスしています。


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サマー・ファン&ツァイ・ジアイン
Blessing from Sunshine

郵便局として使われていた建物の中に、
鳥かごと布を組み合わせたオブジェを展示しています。
この布は太陽光の力で模様を浮かび上がらせる方法で色付けされていて
作家さんが台湾で地元住民と一緒にワークショップを開き作成したもの。
それが、祝福と願いを込めた手紙のように送られてきました。
太陽からもらった恵みを、福田へも、という思いが込められています。


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アナン・サプトト
EXPLORING FARMER GROUPS JOGJA×FUKUDA

食材を生産する農家がいて、買いたいという人もいるのに、
その間の部分で起きていることのせいで欲しい人に届かない。
そういう状況に疑問を持ち、生産者や流通についての調査を行って
その両者をつなげるプロジェクトとして
食べ物とそれを買う人のコラージュを作成しています。
インドネシアと福田でそれぞれ調べて、それをさらにミックス。
建物の中には福田の地域住民が調査した資料や写真も展示されています。


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アーティスト:香港アートスクールの講師と卒業生
キュレーター:フィオナ・ウォン・ライ・チンと香港アートセンターチーム
Hong Kong Colours in Shodoshima:A Ceramics Showcase

香港と小豆島の各地で採取された土を使い
その土で染めたタペストリー、土のサンプルなどを展示しています。
土を採取した場所がどんな場所でどういう生活をしているかなどの説明もあり
その土地の文化や人々の生活を想像しながら見ると楽しい作品です。

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コラクリット・アルナーノンチャイ&アレックス・グヴォジック
Songs for living

タイのアーティストによる映像作品。
靴を脱いで暗い部屋に入り、壁面に写された映像作品を鑑賞します。
さまざまな素材がコラージュされた映像、それにあわせた音楽も作家によるもので
ミュージックビデオのような作品となっています。
室内には大きなクッションが置かれているので自由な姿勢でくつろいでください。


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以上がアジア・アート・プラットフォームの作品で、この夏会期から公開されたものです。
それぞれの展示場所には駐車場がないので、
福武ハウスに車を停めて福田の集落🏠や港周辺🚢を歩きながら作品をめぐってください


また、夏会期中は週末ごとに楽しいワークショップを実施
「暮らしのタネをまく 365教室」

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これ以降に予定されているものは以下の通り


8/20(土)・21(日)
アジアン・シネマ・ナイト

8/21(日)
夏野菜の本格キムチづくり

8/27(土)
間伐材でつくるカッティングボード

8/28(日)
影絵師と作る自分だけの影絵人形

8/31(水)
スマートフォンのアラームを自然の音に変える!

問合せ・WSの詳細はコチラ
0879-62-9301(受付時間:開館日の9:00〜17:00)



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春会期から実施されている福武ハウスのギャラリー展示や
葺田の森テラスもぜひ立ち寄ってください

ギャラリーで開催されているのは
福武ハウス アジア・ギャラリー展覧会
「時代の風景・時代の肖像+++」

ベネッセアートサイト直島が所蔵するアジアの作家の作品を展示したもので
この場所のために新たに制作されたものも加えて構成されています。
アーティスト:アマンダ・ヘン、Chim↑Pom from Smappa!Group、潘逸舟(はん・いしゅ)、ヒルミ―・P・スパドモ、インディゲリラ、カンチャナ・グプタ、近藤亜樹、森万里子、森村泰昌、パナパン・ヨドマニー、ズルキフリ・マハムード

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葺田の森テラスでは、小豆島の食材を使ったお弁当やドリンクなどを販売

福田の潮風弁当
1320円

ショウガの効いた酢飯の上に乗っているのは、揚げて旨味を凝縮させた小豆島のハモ
海苔の寒天寄せ、ココナッツミルクで作るポテトサラダなど
おかずもいろいろな発見があっておいしい&楽しいお弁当です

ただし用意する数に限りがあり、売り切れてしまうこともあるので
「絶対食べたい!」という人は事前にweb予約をしておくのがおすすめです。




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2022年08月18日

瀬戸内国際芸術祭2022/そこにいた

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瀬戸芸強化WEEK第2弾はこちら

イ・スーキュン(李秀京)
そこにいた


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福田は採石で栄えた町。
この作品は、大きな花崗岩に金箔を貼りつけたもので
福田らしい景観を眺められる高台に設置されています。

昔は大きな石は神聖なものとされ信仰の対象となってきましたが
近代以降は道路工事などで大きな石が出ると
邪魔者として扱っている。
それを一度原点に帰って大切にしようというメッセージが込められています。

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金色は仏陀が悟りを開き体が光っている様子をイメージした色

作品を前にして、右を向けばゴツゴツした石が見える山、
正面には福田の町と青い海、そして港
左を向けばまた山と、
背景が変わると作品の印象もまた変わってくるようです。

実はこの作品、作家の李さんが一度も小豆島に来ることなく完成しました。
素材となる石選びから金箔貼り、設置する場所選びまで
すべてリモートと地元住民を中心としたワークショップで完成させたそうです。
まさに今回の瀬戸芸らしい作品と言えるのではないでしょうか。


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寒霞渓山頂から福田方面へ降りていく道沿いにあります

作品は2つあって、一つはこの写真の右上に見えているもの
もう一つはこの道を進んだ先、左に曲がるヘアピンカーブがあるのですが、
その曲がり始め、右手に設置されています。
福田側から上がってくると見えやすいかもしれません。

駐車場はこの作品の場所から少し上がったところ。
車を停めて、景色を楽しみながら作品の場所まで歩いてください



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