2022年10月08日

瀬戸内国際芸術祭2022/小豆島おすすめモデルコースその2

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9:32 池田港
昨日に引き続き、ワタシ的おすすめ瀬戸芸モデルコースをご紹介
今日はパートです

約25分
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10:00
小豆島ハウスプロジェクト

空き家を改修した建築作品です🏠
作品の詳細はこちら

作品の近くに駐車場はありません
坂手港そばの共同駐車場に停めて、徒歩3分ほどです

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ヤノベケンジ
スター・アンガー

坂手港周辺には過去の瀬戸芸作品も
「スター・アンガー」は港のチケット売り場の奥、海の方にあります
こちらは2013年の作品

また、港から歩いて10分ほどの場所には、こちらも2013年からの作品
ビートたけし・ヤノベケンジ
アンガー・フロム・ザ・ボトム 美井戸神社
もあります

さて、1時間くらい坂手港周辺を楽しんだら、次は福田に向かって出発

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11:25 
南風台

島の東側を走りながら、国道436号を北上
福田に行く途中、ちょっと一休み
ここ南風台は、初日の出スポットとしても人気の場所
晴れた日は、徳島県の鳴門と淡路島を結ぶ大鳴門橋もくっきり見えますよ

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南風台から5分ほど下に降りていったところにあるのが
知られざるラッキースポット
希望の道

海に浮かぶ小島までの浅瀬が
干潮時だけ砂浜の道になって現れます
とはいえ、土庄町にある有名なエンジェルロードよりは距離も短く
道が現れる頻度も激レアだそうで
一部では裏エンジェルロードと呼ばれているとかいないとか

ワタシが訪れたときも、うっすら砂地は見えるものの
渡れるような状態ではありませんでした

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さて、あと15分ほど走れば福武ハウスに到着

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12:10
葺田の森テラス

お待ちかねのお弁当タイム〜
福武ハウスでは瀬戸芸期間中
葺田の森テラスというカフェを営業しています

心地いい風を感じるテラスで
小豆島の食材を使ったお弁当やフルーツジュースなどを楽しめます
ドリンクは新たに、小豆島いちごのシェイクやスダチシロップ、
秋の酵素シロップ(イチジク、島のブドウやハーブなど使用)が登場。
シロップを使ったドリンク、夏会期中は炭酸割で出していましたが
秋はお湯割りでも楽しめるそうですよ

それから、お弁当は人気のため予約しておくのがおすすめです

カフェの詳細はこちら

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福武ハウス2階のアジアギャラリーでは
『時代の風景・時代の肖像+++』というテーマで
日本を含むアジアのアーティストの作品を展示

詳細はこちら

1階では「福田からのお手紙」と題して
地域の人たちから集めた昔の福田の風景がわかる写真を展示しています

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2022年10月07日

瀬戸内国際芸術祭2022/小豆島おすすめモデルコースその1

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瀬戸芸、秋会期が始まりました
・・・ってのに、めずらしく雨続きの香川県です

明日からの3連休も、日・月曜は傘マークが見え隠れしていますが
本来、秋会期は気候もいいし屋外アートを鑑賞するには最適な季節

残り約1ヵ月となった2022年の瀬戸芸を
たっぷり楽しんでほしい
ということで、ワタシ的おすすめモデルコースをご紹介します

高松港―池田港利用、車での移動を想定しています


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9:32
池田港着
約15分

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9:50
ワン・ウェンチー(王文志)
ゼロ

「日本の棚田100選」に選ばれた、中山千枚田の風景に調和する作品
約4000本の竹を編んで作られています。
※この作品は本日はメンテナンスのため
作品内に入っての鑑賞ができません

約12分で、オリーブナビ小豆島へ

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10:30
オリーブナビ前の海から出ている渡し舟で、
二十四の瞳映画村へ🚢
渡し舟の営業日はこちら

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10:45
清水久和
愛のボラード
こちらは2016年の作品
映画村の前の駐車場にあります

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入江早耶
漁師の夢
こちらは映画村の中にある作品
2019年の瀬戸芸から展示されています

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せっかくなので、二十四の瞳映画村内の
昭和レトロな雰囲気も楽しんでいってください

壺井栄文学館では
萩原朔太郎大全2022共同展覧会
「80年の時を経て小豆島で繋がった4人の作家」
を開催中
また、ギャラリーKUROgOでは、第12回企画展
Dialogu ダイアローグ
土地/記憶/物語/ヴァナキュラー
を開催中です。
こちらもぜひチェックしてみてください

給食.jpg

なつかしい給食セット
ちょっと早めのランチタイム

12:00
ふたたび渡し舟でオリーブナビへ戻ります


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2022年09月03日

間伐材で作るカッティングボード

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瀬戸内国際芸術祭2022 夏会期の間、
福武ハウスでは毎週末、ワークショップが行われていました。

暮らしのタネをまく 365教室
島の資源と先人の知恵を活かし、「つくること」を通してさまざまな技術や知恵、発想を学ぶことによって
自分らしい生き方をつくるためのきっかけになることを目指すもの。

8月27日に行われた
「間伐材で作るカッティングボード」に参加してきました〜

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講師は、小豆島の家具作家、渡利さん

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使う木は、ヒノキやクスノキ、ハクの木など
どれも島内で伐採された木で、
なかには福武ハウスのお隣、葺田八幡神社の木もあるそうです。

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まずは表面をまっすぐ平らにするため、ひたすらカンナがけ。
これが難しいうえに結構体力を消耗する💦

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先生がやるのを見ると簡単そうなんだけどな〜

部屋のなかは木の香りに満たされてとてもさわやか
でもワタシたちは汗だく💧💧💧

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木の種類によって削った木の色も形も違うんですね〜

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表面が平らになったら、
アウトラインをとってカット&穴開け。

そこから今度は、表面の細かい凸凹をとるため、ひたすらやすりがけ💦

最後に蜜ろうを塗って完成です

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木の種類や形、仕上げの違いで
いろいろな表情のカッティングボードができました

今、世界では「修理する権利」というものが注目されています。
家具や家電、スマホに車まで
消費者はそれらのものが壊れたときに自分で適性な価格で修理できるというもの。
メーカー側も、消費者の「修理する権利」に配慮した製品づくりを行っています。

今回のワークショップでも、さまざまな「つくること」を学びましたが
その知恵や知識も「修理する権利」につながるものかもしれませんね。


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そして明日、9月4日16時〜は葺田夜祭
瀬戸芸夏会期のフィナーレを飾るイベントです


葺田夜祭の詳細はコチラ

お天気がちょっとアヤシイですが…雨が降らないことを願って…
にぎやかな夜祭になりますように



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2022年08月31日

島の「実り」を集めた一夜限りのお祭り/葺田夜祭

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瀬戸芸夏会期の最終日となる9月4日(日)、
福武ハウスにて葺田夜祭(ふきたよまつり)が開催されます
アーティストと地域住民が今年できた「実り」を
演目や屋台として持ち寄る一夜限りのイベント


2020年から福武ハウスの活動に関わってきた影絵師の川村亘平斎による影絵の上演や、
作曲家石田多朗による音楽のライブ公演、
そして地域住民による屋台の出店もあります


川村さんプロフィール写真.JPG
影絵師 川村亘平斎(かわむら こうへいさい)

今回の影絵公演では「妖怪かぼそ」を軸に
福田だけでなく小豆島にまつわる物語を影絵として上演。
さらに、公募により島外から集まった7人の出演者とともに
1週間福田に滞在し、地域のリサーチやフィールドワークを行なった体験も
影絵公演に盛り込んで披露されます。

石田多朗_小.jpeg
作曲家 石田多朗(いしだ たろう)

音楽公演では、
地域の人のなかに残る音楽や歌を題材にしつつ、
現代的なアレンジを加えた音楽を披露。

公演は18時からですが、
16時〜17時の間に福田地区の3ヵ所
(葺田パヴィリオン前、はまひるがお福田、居酒屋よりす)
にてチンドン演奏を実施
こちらは無料で鑑賞できます。

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葺田夜祭
会:福武ハウス(体育館)
小豆島町福田甲718-1
屋台出店:16時〜
舞台公演:18時〜20時
¥:影絵&音楽公演 一般2500円、小豆島島民1000円、15歳以下無料

影絵公演「福田うみやまこばなし 2022 - かぼそ雑記」
出演:川村亘平斎(影絵師)、トンチ(スティールパン奏者)、カメイナホコ(音楽家)、福田影絵団

音楽公演「ドンス」
出演:石田多朗(作曲家)、小野雄大(音楽家)、小林武文(パーカッション)、高岡大祐(チューバ奏者)

影絵と音楽の公演は定員150人
事前にオンラインもしくは電話にて予約してください
電話0879-62-9301(9時〜17時)


屋台
Kaina(焼菓子、ドリンク他)、はるや(ピザ)、TrackTruck×ata rangi(フィッシュアンドチップス)、炭火焼鳥ヒラク(焼鳥)、福田自治連合会(射的、ヨーヨー釣り)、葺田の森テラス(フード、ドリンク他)


予告動画もチェックしてみてください



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2022年08月26日

夏会期もあと10日/醤の郷現代美術館

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瀬戸芸2022の春会期に合わせてグランドオープンした
醤の郷現代美術館

もうすでに見に行った人も多いと思いますが、
夏会期前に50点ほど作品が入れ替わっているので
春とはまた違う作品が迎えてくれますよ

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1階の現代アートや映像のコーナーもいくつか入れ替えられています。
こちらは台湾の人気アーティスト
張騰遠(チャン・テン・ユアン)の作品
「Parrot Yoga - Crow」
「ParrotZilla/ 鸚呉爾羅」
「he Window of Quarantine - Room C」


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黒澤明
「影武者・武田信玄」

黒澤明が描いた「影武者」の絵コンテ
幻の、勝新太郎バージョン

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2階にある小豆島ゆかりの作品のコーナーも
新しい作品がお目見えしていました

今は親子特集になっていて、
小豆島ゆかりの作品の隣に
その作家の子どもが制作した作品を並べて展示しています。

違うモチーフを違う技法で描いたものでも
不思議と似ているものです

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塩見基
「棚田に生きる」

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ワタシがテンションだったのがこちら

長谷川眞由美
「島の光」

島の光の、木箱に貼っているラベルを刺繍にしています
カッコいい

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美術館の入館料で
別館のMOCA HISHIO ANNEXも鑑賞できますので
ぜひあわせて楽しんでくださいね〜

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滑川みざ
ズガ・コーサクとクリ・エイト(zugakuri)
の展示

こちらは瀬戸芸秋会期が終わる11月6日まで展示されています


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新メンバーも仲間入りしています



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2022年08月21日

瀬戸芸を支える人たち

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右から大江正彦町長、王文志さん、井口平治さん、矢田常寿さん

7月末、中山の王文志(ワン・ウェンチー)さんの作品「ゼロ」の完成お披露目会が行われました
そこで王さんと一緒に座っていたのが、
中山自治会長で中山イベント推進会の井口さんと
矢田建設の矢田社長。


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王さんの作品で使う4000本もの竹の切り出し作業は
地元有志やこえび隊などたくさんの人が協力して行いますが
本数の管理はおふたりがしているそうです

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矢田社長は2010年の最初の瀬戸芸から
王さんの作品の基礎工事も担当しています。
今年で13年、5回目の作業。
今年はコロナの影響で王さんが日本に入るのが遅れてしまいましたが
本人不在で基礎工事は完了したそうです。

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「ゼロ」の基礎部分(写真提供:矢田建設)

「もう5回目だしね、どんな作品かということもわかっているし
王さんも信頼してくれているから。
簡単な完成図といくつかの図面だけ送ってもらって
あとはこっちで少しアレンジしながら。
これはやっぱり、長いこと一緒にやってるからやね」

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基礎工事だけではありません。
王さんのチームが現場に入って制作が始まってからも
毎日現場に足を運び、不足しているものはないか、何か困っていないか聞きに行っていたそう。

「道具や資材は現地で調達する必要があるから。
たとえば金槌がないと言ったら、うちのを持っていって貸したり。
クギやネジがいるなら用意してあげる。
金槌はタダでいいけど、消耗品はちゃんとお金もらってね。
そうやってサポートしてあげたら、すごく作業の効率がいい。
何かが足りない、じゃあ買ってこようと言っても車がないとか、言葉がわからないとかってなると、作業が止まっちゃうでしょ」

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今回の作品には王さんが台湾から持ってきためずらしいネジも使われています。穴が星の形

「それに、台湾から追加で何か資材を送ってくることもあるけど
それだって受け取る場所がないと送れないじゃない。
だから矢田建設に送ってもらって、それを僕が中山まで持って行くこともある」


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なるほど〜
聞けば聞くほど、社長も王さんチームの一員という感じがしてきます

王さんと矢田社長は奥さん同士も仲が良く、
最近日本語を熱心に勉強しているという王さんの奥さんに、矢田さんの奥さんが教えたりもしているそうです。

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矢田社長はほかにも、三都半島の作品にも多く関わっています。
今回は春会期から公開され人気を集めているこちらの作品。
ダイダラウルトラボウ
伊東敏光 広島市立大学芸術学部有志

広島市立大学とは、瀬戸芸以外にも三都半島アートプロジェクトでも関わっています
大きな作品を作るときには矢田建設がプロとして作業や安全面をサポートしています。


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伊東敏光先生と矢田社長。制作途中の現場にて


「広島市立大学の場合、学生さんたちがたくさん手伝いに来るでしょ。
王さんのチームはみんなプロだけど、学生さんだとそうはいかない。
いかに事故なく安全に作業するか、それが最優先」

今回は、高さ9mにもなる作品。高所での作業は危険なので
まず巨人を下半身と上半身に分けて制作し、
上半身ができてからクレーンで吊って合体させる方法をとりました。

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「2回目とか3回目のときかな、
瀬戸芸ってこんなに人を動かすんやって、びっくりした。
ものすごい人数のお客さんが来るんやなって。
だったら、いい作家、いい作品を呼ぶってことが大切やなと。
そのために何ができるかってことを考えて、
いくつか作品が設置できそうな場所もピックアップしています。
僕らのような業者とか、地元住民とか、役場とかが
どれだけ本気になってサポートできるかが大切。
それが、いい作品を生むことにもつながり、
最終的には島の発展にもつながるんだと思います」


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矢田建設のほかにも、島内各地でたくさんの業者さんがアーティストや瀬戸芸をサポートしています。
3年に1度のアートの祭典、夏会期もあと2週間。
熱中症と車の下の猫には気を付けて、たっぷり楽しんでくださいね〜


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2022年08月20日

瀬戸内国際芸術祭2022/辿り着く向こう岸

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今日紹介する作品はこちら

シャン・ヤン(向阳)
辿り着く向こう岸

2021年までフェリーの定期便が運航していた草壁港🚢
そこに台船を接岸させ、その上にさらに船の形をした作品が乗っています。
台船は30×15m、作品の高さは9mという大型の作品です。

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このオブジェ、印象的な骨格の部分は
船を逆さにした形

その骨組みに守られるように、
中国の古い家具や建具を使ったオブジェが設置されています。

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作者のシャン・ヤンさん

「自分が若い時に天安門事件や文化大革命が起きて
長い歴史がある文化を人が簡単に壊していくのを目の当たりにしました。
それを守りたいという思いから、古いものを集めて分解し、
新たな作品として組み立て直しています。
作品に使われている家具や建具はだいたい100〜300年ほど前のもの。
窓の一部、ベッドの一部だったりするものが多いですね。
昔の人は文化を軽い気持ちで壊したり燃やしたりするけれど、
昔の過ちを見て、現代を見て、未来につなげていくことが大切だということを
考え直す機会になってくれたらと思います」

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小さなスツールも作品を作ったときに残された廃材を使って作られています🎠

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独特な柄の彫刻や格子を組み合わせています。

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かつてフェリーへの旅客乗船口だった通路を通って作品へ。
港を使っていた人たちは、懐かしい記憶がよみがえるかもしれませんね

船は2階建てになっていて、2階から見渡す海の景色も最高ですよ


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