高松からフェリーで約50分、岡山県宇野港からはフェリーで約20分の距離。
高松からも岡山県からも両方からアクセスしやすい直島。
「アートの島」として有名ですが、他にも「女文楽」の島としても有名なんです。
女文楽の練習にお邪魔してきました
小豆島と同じ、江戸時代に天領地だった直島はお芝居や文楽が盛んに行われていました。
明治のはじめ頃に一時期途絶えてしまった直島の文楽ですが、昭和23年に
3人の女性の手によって復活し、ずっと今日まで「女文楽」として続いています。
日本の伝統芸能の中で、女性だけで行われるものはとても珍しいんですよ。
女性ばかり10人のメンバーは毎週二回のお稽古の他に、年に2〜3回、大阪国立文楽劇場から
プロの指導者をお招きして技に磨きをかけています!
この日は二人三番叟・壺坂霊験記の練習が行われていました。
みなさんが練習しているというより、人形が練習をしているようにさえ見えます。
練習を熱心に見学している女性がいました。
フィリピン大学の先生のジーナさん です。もう、2ヶ月余りも直島に
滞在して女文楽について研究されているそうです。
フィリピンは女性がとてもパワフルで活躍している国なんだそうです。
「女性だけで演じられる文楽はとても興味深いのでフィリピンでもぜひ公演してほしい」と、
おっしゃってました。ぜひ、実現してほしいですね
文楽の人形は通常3人ひと組で操ります。
頭(かしら)と右手を操る主遣いと左手遣いと足遣いで、それぞれ役割が決まっています。
主遣いは左手、足の遣い手の邪魔にならないように15cmはある高下駄を履いて演じるんですよ!
道具一つ、お人形一つにいろいろな工夫がされていて感心することばかり.
もう、すっかり「女文楽」に魅せられてしまいました
「女文楽」レポは「お人形編」へと続きますー!