
男木島でお土産をたくさん購入したオリーヴァー。
実はもう一つ、手にしたモノがありマス。
それがこちら。
克重ばなしー男木島の歴史をたずねてー 中山 克重 著(1500円)
正直、この本を手にとったのは表紙のデザインが
西村記人さんであったため。
西村記人さんは、男木島出身。国内外で活躍されるアーティストさんデス。※
FM香川JOY-U CLUBにもゲスト出演されたことがありマス。
そんなわけで、「男木島の歴史」という言葉にも惹かれ
読み出しマシタ。

著者の
中山 克重さんという方、残念ながら亡くなっておられマシタ。
男木島の歴史は今までまとめられたことがなかったようで
克重さんが、少しずつフィールドワークを重ねていたようデス。

道半ばで病に倒れた著者の気持ちを形にしようと
「
男木の歴史と未来を考える会」が今年2月に一冊の本にシマシタ。

歴史本とは言っても
克重サンのお話は軽妙で、日常の面白いお話を
織り交ぜながら短いセンテンスに分けられたエッセィ集。
非常に読みやすかったデス。

本の中にも出てキマスが
男木島の中心には玉姫神社がありマス。「豊玉姫」をお祀りした神社デスねー。
豊玉姫は古事記、海の神様わだつみの娘。海幸彦、山幸彦のお話に出てくる
お姫様デスね。
浦島太郎さんの乙姫様、という説も面白く読みマシタ。

2010年の瀬戸内国際芸術祭についても島の側から感じた事が
書かれており、大変興味深いデス。

ちなみに作家の
西村 望さん、西村 寿行さん兄弟も男木島の方。
西村 望さんとお話した男木島の天狗の話も面白く・・・
神代の時代から瀬戸芸までがぐぐっと詰まってつながってイマス。

序章に、
西村記人さんが書かれている
「残された私たちは彼の書いたものは元よりだが、彼の書かなかったこと、果たせなかったこと
にも留意すべきなのだ。」(克重ばなし序文より引用)
と言う言葉にも感動を覚えマス。

男木島に興味を持った方にお薦めの一冊デス。
フェリーの待合所でも購入できマス。
<男木島関連記事>・男木島 〜男木島灯台〜(まめこ)・男木島 〜お食事処・円(まどか)〜 (まめこ)/瀬戸芸会期中は醤うどんの予約はしていないと取材当時、お話されてましたので要確認。
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posted by しまラジ! at 17:00|
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