2025年10月20日

壺井栄の未発表作収録『絣の着物』

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今年、壺井栄の日本未発表作が北京で発見されました📖

戦争末期、日本の出版状況が悪化していたこともあり
北京で発刊された短編集『絣(かすり)の着物』
戦後の混乱のなか日本に届くことはなく
80年もの間北京で眠り続けていたそうです。


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代表作『二十四の瞳』をはじめ
たくさんの著作を残した壺井栄ですが
その作品のなかには戦前、戦中、戦後という時代の波のなかで
つつましくも懸命に生きた市井の人々の姿が描かれています。

今回発見された『絣の着物』に収められた作品からも、
当時の庶民の暮らしぶりがいきいきと伝わってきます。


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壺井栄 戦争末期短編集『絣の着物』
新装版として琥珀書房より税込2,420円で販売されています。

小豆島では、二十四の瞳映画村にある壺井栄文学館および書肆海風堂
映画村から700m離れた場所にある岬の分教前、二十四の瞳館にて販売しています。

戦後80年、当時の人々の思いに触れてみてはいかがですか。



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2025年10月05日

【作品募集中】生成AI動画コンテスト/二十四の瞳映画村

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小豆島出身の作家、壺井栄の代表作『二十四の瞳』
その小説が映画化されたときの撮影セットを移築・保存する二十四の瞳映画村
なにやら聞きなれない企画が始まっています。


小豆島 二十四の瞳映画村
生成AI動画コンテスト
募集期間:10月1日〜12月31日
テーマ:生成AIを使った3〜5分の動画制作
内容:壺井栄作品をベースにした「本歌取り」で壺井栄の世界観や小豆島を題材にした生成AIオリジナル動画を募集します

え??
昭和ノスタルジーが自慢の映画村で、生成AI??
あと「本歌取り」って何??

「?」がたくさん浮かんだのはワタシも同じ。
映画村の有本さんに聞いてみました。


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2025年09月06日

【募集】第31回岬の分教場文芸教室

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今年もこのイベントがやってきました。
名作『二十四の瞳』ゆかりの岬の分教場で、文芸教室📖が開講されます。

第29回までは、子どもたちの夏休みに合わせて
7月末に開講していましたが、
近年の異常な暑さのためにエアコンのない分教場で開講するのが難しくなり、
昨年から10月開催となりました。


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第31回 岬の分教場文芸教室
日程:10月4日(土)
時間:11時〜17時
会場:岬の分教場(小豆島町田浦)
定員:大人24人、子ども24人(先着順)
参加費:無料(要申込)

問合せ:壺井栄文学館
0879-82-5624
sakae@24-hitomi.jp
申込締切:9月26日

※希望者には昼食に二十四の瞳映画村オリジナルかごめ弁当(お茶付1,540円、お茶なし1,420円)を用意します。事前予約が必要です。


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↑昨年の様子


今年の内容は、
[全員]小豆島中央高校の生徒による“海護美水族館”の取り組みについて話を聞く
[小中学生]海ごみを使った万華鏡作り・スケッチ作文
[高校生・大人]讃岐文学研究者 田山泰三先生による講義「壺井栄にみる反戦・厭戦思想」


壺井栄文学に興味がある方、海ごみ問題に関心がある子どもたち、
親子での参加も大歓迎。
歴史を感じる木造校舎で授業を受ける…
まるで学生時代に戻ったような気分で
秋の文芸教室を楽しんでみませんか。


●申込・問い合わせ
壺井栄文学館
0879-82-5624
sakae@24-hitomi.jp
HP


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2025年08月14日

明日は終戦記念日〜戦後80年、壺井栄の文学

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小豆島の人気観光地、二十四の瞳映画村のなかにある、壺井栄文学館。
小豆島出身で、小説「二十四の瞳」の作者である
壺井栄(つぼいさかえ)に関する資料が多数展示されています。


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代表作「二十四の瞳」は、島の小さな分校に赴任した大石先生と、
彼女が担当する12人の子どもたちとの心の交流を描いた作品。
時代は戦前、戦中、戦後と移っていきますが、
子どもたちの言葉や生活からは、
大石先生を慕う気持ちだけでなく 
戦争がもたらす苦労や悲しみも感じられます。

今年は戦後80年という節目の年。
この機会に「二十四の瞳」を読んでみませんか。
二十四の瞳映画村のHPには、
小説「二十四の瞳」のあらすじと時代背景が詳しく載っています。
これを読んでから作品を読むと、より理解が深まると思いますよ。


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文学館の軒先には、たくさんの風鈴が吊るされています。
8月31日(日)まで開催予定の「風鈴と言葉の涼展」の企画で、
風鈴に吊るされた短冊には
壺井栄の文学や「二十四の瞳」の子どもたちの名前が
ベンガラ染めで染め抜かれています。

風鈴の音色に耳を傾けながら、80年前の夏の出来事に
少しだけ思いを馳せてみてはいかがですか。


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2025年08月09日

【募集】第23回 二十四の瞳 岬文壇エッセー

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小説『二十四の瞳』の作者である壺井栄の偉業を後世につなぎ、
文学の発展を願って毎年開催されている岬文壇エッセー
今年も作品の募集がスタートしました。


第23回 二十四の瞳 岬文壇エッセー

[募集期間]
2024年8月1日(金)〜11月30日(日)

[テーマ]
・青春
・花
・笑

[応募規定]
・テーマから1つを選び、1人1編のみ、実際の見聞、経験に基づく未発表のものに限る。
※その他くわしい規定はHP参照


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選考委員は作家のあさのあつこさんのほか、
香川大学教育学部特命教授の佐藤明宏先生、
ずいひつ遍路宿の会顧問の篠永哲一さんが務めます。

最優秀賞(1編)には賞状と副賞20万円、
優秀賞(2編)には賞状と副賞5万円、
佳作(5編)には賞状と副賞1万円が贈られます。


毎年、国内のみならず海外からもたくさんの応募がある岬文壇エッセー。
普段から感じていることや言葉にして伝えたい思いを、
エッセーとして表現してみませんか。


【問い合わせ】
二十四の瞳映画村内
二十四の瞳岬文壇エッセー募集係
TEL:0879-82-5624
応募規定など詳細はこちら
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2025年08月04日

映画村の「七夕祭り」

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ヒマワリ畑が満開となっている二十四の瞳映画村ですが、
明日から3日間限定のイベントがあります。


✨二十四の瞳映画村「七夕祭り」✨

旧暦の七夕(8月7日)にあわせて毎年行われているもので、
村内に笹飾りが飾られるほか、
なんとこの期間中、浴衣を着て行けば入村料が半額に!


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浴衣を着て、ヒマワリ畑や木造校舎で写真を撮れば
さらに雰囲気のあるいい写真になりそうですね〜📷

「七夕祭り」最終日の8月7日(木)は、入村者全員を対象に
特産品などが当たる空くじなしの福引も行われるそうなので
この機会に浴衣で映画村の夏を楽しんでみてはいかがですか⛵⛵




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2025年06月25日

平和への思いを新たに/台53回壺井栄賞授賞式

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6月23日、壺井栄さんの命日のこの日、
第53回壺井栄賞の授賞式が坂手公民館で行われました。


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小豆島町立小豆島中学校2年(応募当時)
白句大翔さん
『語り継ぐべき被爆者の声』

最優秀賞の壺井栄賞を受賞したのは、
小豆島中学校の白句大翔さん。
『14歳のヒロシマ』という本との出会いと
広島への家族旅行をきっかけに
戦争の悲惨さと平和を語り継ぐことの大切さを感じ
その経験と思いを文章にしました。


以下、受賞者名と入選作品のタイトルです。
※学校名・学年は応募当時のもの


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