美しい棚田が広がる小豆島の中山地区で、
300年以上にわたり受け継がれてきた中山農村歌舞伎。
大規模改修にクラウドファンディング、文化財指定と
令和5年から6年にかけての約1年は中山地区にとって特別な1年となりました。
そんな中山農村歌舞伎について、今週と来週の2週にわたり
「瀬戸内しまラジ!」放送でご紹介。
ご出演いただくのは、中山農村歌舞伎保存会の久保政(ただし)会長です。
「今年は3月に、中山農村歌舞伎が
小豆島農村歌舞伎として
国の重要無形民俗文化財に指定されました。
それより前に歌舞伎の舞台が有形の文化財に指定されていて、
有形と無形、両方で文化財になることは全国的にもめずらしいことなんです。
それも、先人の方々がつないできてくれた、その積み重ねがあるおかげだと思います」
中山の人たちは、子どもの頃からみんなが歌舞伎に親しんでいます。
毎年秋の奉納歌舞伎に向けて
大人も子どもも、夏休み中、あるいは放課後や、仕事が終わってから、一生懸命稽古をします。
役者さんはもちろん、三味線や太鼓などの鳴り物も、
着付けや化粧、そして裏方まですべて地域の人たちで作り上げているんです。
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