2023年01月12日

ワークショップin黒島邸

220829_リユースステーション (2)00.JPG

昨年、リユースステーション@うまきとしてオープンした
小豆島町馬木にある黒島邸

空き家のガレージと蔵をリユースステーションとして、
ハナレはワークショップなどのイベント開催や貸しスペースとして活用。
母屋は今後、移住希望者のための島暮らし体験施設となる予定です。

220829_リユースステーション (8)00.JPG


昨年末、ハナレで行われたワークショップに参加してきました。
こんにゃく作りワークショップ
どうやって作られているのかナゾな食材、こんにゃく。
こんにゃく芋から作る方法を教えてもらいました。


▼続きを読む▼
posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月10日

「地域の宝物」をみんなで守ろう/小豆島町文化財保存活用地域計画

210804_長勝寺西の滝 (25)00.JPG


昨年12月16日、
小豆島町文化財保存活用地域計画が文化庁の認定を受けました。

今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
小豆島町生涯学習課 真砂祐樹さんにご出演いただき
今回の計画の詳細についてお話しいただいています。


IMG_5274_00.JPG

まず、文化財保存活用地域計画とは?

「平成31年4月に施行された文化財保護法で新しくできたものです。
従来の文化財保護は、一つひとつの建造物や自然といった文化財それぞれを保護し大切にしようという、いわば『点』での文化財保護を図ってきましたが、
今後は点ではなく『面』で、周辺環境や守ってきた人々も含めて、文化財の保存と活用を進めていこうという趣旨で作られました。
すでに指定を受けた文化財だけでなく未指定のものや周辺環境もあわせて、確実に後世に伝えていくために、その文化財を活かしたまちづくりをするなど、保護だけじゃなく活用もしていこうという視点が加わっています。
地域総がかりで、地域の宝物を大切に保存活用していく体制を作ろうという計画ですね」


▼続きを読む▼
posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月08日

3代続く呉服店/三好京染店

seijinshiki.jpg
過去の成人式の様子


今日は、サン・オリーブで小豆島町の「はたちのつどい」が開催されます
参加者の皆さんは、新たな門出に心を躍らせていることでしょう。


221227_三好京染店 (2)00.JPG

そんなハレの日を支えているのが、呉服店。
安田にある三好京染店(みよしきょうぞめてん)は、小豆島で3代続く呉服店です。


221227_三好京染店 (16)00.JPG

店主の石井純一さんと啓子さん、スタッフの橋本まゆみさん。

「呉服店という名前だけど、着物だけじゃなくて
洋服やふとん、ギフトなども扱っています」


221227_三好京染店 (9)00.JPG

「昔は成人式といえば新しい振袖を仕立てるものだったけど、
最近は島の子たちも貸衣装が多いから。
ほとんど高松のお店で借りているみたいですね。
でも、ときどきは『自分の娘に着させたい』というお母さんが
ご自分の着物を持ってお直しの相談に来られることもあるんですよ」

確かに、ワタシも何度か高松市の成人式の様子を見たことがありますが
お母さんの着物をリメイクして着ている新成人もよく見かけました。
最近の着物にはないデザインだから誰ともかぶらないし、
帯や小物を新しくして今っぽい着こなしを楽しむこともできるんですよね。

221227_三好京染店 (7)00.JPG

通りに面したウィンドウにはあでやかな赤い振袖が飾られていましたが
日当たりがよすぎて商品がすぐ色あせるため
日中はカーテンを降ろしていることが多いそうです。


お店が忙しくなるのは、夏から秋にかけてのお祭りシーズン。
浴衣の着付けのほか、秋祭りの子どもたちの着物も石井さんたちが着せているそう。

「今年は少なくて40人くらいだったけどね。前は子どもみんなだから、すごい人数」
とのこと。

お祭りでみんなが身に着けている、房のついたお守りのようなものも、
こちらで作っているそうです。
地元で長く続く商店だからこそ、こうして地域の行事や伝統と密接に結び付いているんですね。

小豆島にはこうした昔から続く商店がまだたくさん残っています。
今後、このブログでも少しずつお伝えしていきたいと思います。



≪関連記事≫





posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月06日

小豆島のとんど

yasudasho.jpg
安田小学校

この時期、小豆島の各地域でとんどが行われます。

ワタシの子どもの頃は、近所でとんどをやっていなかったのかそれとも単に参加していなかっただけなのか、
その存在をちゃんと認識したのは大人になってからでした。

とんどとは、お正月が明けたころに行われる行事で、
竹や松などの木を組んで火をつけ、正月飾りなどを焼くもの。
とんどの火に当たるとその年は無病息災だとか、
とんどで書き初めを焼いてそのすすが高く飛ぶと字が上手になるとか
とんどで焼いた餅を食べるといいとか
とにかく縁起物なんですね

IMG_5277.JPG

そんな小豆島のとんどについて、
安田地区のある方にお話を聞きました。


tondo_yasuda.jpg
安田のとんど

「安田では、とんどはずっと子どもの行事なんです。
松の1本木を切ってきてそれを背骨にして木を組んでね。それは大人が準備しますけどね。
お神酒も用意して。
今年は8日の日曜にやりますが、とんどに火をつけるのは早朝6時です。
火をつけるのはその年の年男の小学生。つまり5年生か、早生まれの6年生ですね。
とんどで燃やす正月飾りは、前日に子どもたちが地域の各家庭を回って集めてくるんです」

スキャンした書類.jpg

早朝の、まだ暗いうちに点火するんですね。

「場所は小学校のグラウンドですけどね。
暗いなかで炎が燃え上がる様は、やっぱりなんというか、神聖な感じがします。
でも、だんだんと子どもが減ってくるなかで、親の世代でもとんどのやり方がわからない人も増えてきて。
昔ながらのスタイルのままでは続けられない面も出てきていると感じています。
でもやっぱり伝統ってなくなってしまうと寂しい。
伝統を守っていくためにも、今の時代に合ったやり方や仕組みを考えて
無理なく続けられるような形で残していく必要があると思います」

tondo_fukuda.jpg
福田のとんど

島内のさまざまな場所で、その地区ごとに伝統を守って受け継がれてきたとんど

tondo.jpg
田浦のとんどは、田浦自治会と二十四の瞳映画村と合同で行います


とんど以外にも、たくさんの伝統行事が小豆島には残っています。
ですが、暮らしが変化した現代ではその伝統を受け継ぐ人が少なくなっているのも事実。
お正月という一年のスタートの時期に、自分たちの暮らしのなかの大切なものを見つめなおしてみるのもいいかもしれません。


≪関連記事≫





posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月05日

小豆島からジャイアンツへ/真砂寧々さん、巨人女子チームに入団

221227_真砂寧々 (30)00.JPG
大江町長、真砂寧々さん、父親の淳さん


昨年11月、小豆島町池田出身の高校3年生、真砂寧々さん
巨人女子チームに入団するというニュースが飛び込んできました。

221227_真砂寧々 (15)00.JPG

12月27日、真砂寧々さんが小豆島町長に表敬訪問するということで取材に行ってきました。

真砂さんは、お父さんやお兄さんの影響で野球を始め、池田ファイターズに所属。
女子野球を続けていくために高校からは故郷を離れて大阪の履正社高校に進学。
履正社ではキャプテンも務めました。

以下、真砂さんのコメントです。

221227_真砂寧々 (11).JPG

「小学1年生から小豆島で野球を始め、中学卒業時には大好きな小豆島を離れるのはとても嫌だった思い出があります。
高校3年間もコロナで大会が中止になったり長い間練習できなかったりとつらい時期もありましたが
小豆島でお世話になった方々や小豆島の景色を思い出して乗り越えることができました。
高校3年生のとき、読売ジャイアンツ女子チームのトライアウトがあると聞きました。
その後私たちの大会を見に来ていただいていたジャイアンツ関係者のなかに
今回監督になられた宮本和知さんがいらっしゃいました。
宮本さんは小豆島で約15年間少年野球の大会を開催しており
毎年小豆島で野球教室をしていただいていました。
これはご縁だと思い、トライアウトを受けることを決めて、
こうして合格でき、こういう形で小豆島の皆さんにご報告できることをうれしく思います。
最後に、読売ジャイアンツ女子チームは今はクラブチームです。
学校に行きながらだったり働きながらプレーします。
これからは女子野球チームもプロ化を目指してチームみんなで盛り上げていきたいと思います。
そしていつか何らかの形でジャイアンツのユニフォームを着て小豆島に帰って来られたらと思います」


221227_真砂寧々 (26)00.JPG

その後大江町長から花束贈呈。

「真砂選手は池田ファイターズから野球を始めて
小豆島中学校で男の子に混ざってレギュラーで活躍されたと聞いています。
島の子どもたちのあこがれの存在として、また夢を与えてくれる存在としてこれからもがんばってもらいたい」と町長。


221227_真砂寧々 (53)00.JPG

ほっそりとした小柄な体型で、しなやかで軽やかなプレーが魅力の真砂さん。
高校は12月の期末テスト以降はほとんど登校することがないので
12月には車の免許も取得したそうです。

「これまではショートやセカンドが多かったですが、ジャイアンツでは外野もやってみるという話もあります。
どのポジションでも、まずレギュラーになって試合に出ることが目標。
そして、女子野球のプロ化を目指して、チームみんなで女子野球を盛り上げていきたいです」

2月5日(日)には履正社高校女子野球部による野球教室も開催されます。
真砂さんの今後の活躍が楽しみですね。


≪関連記事≫




posted by しまラジ! at 19:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月03日

一番搾り小豆島/道の駅小豆島オリーブ公園

211112_オリーブ公園 (17)00.JPG

お正月休み、帰省や旅行で小豆島を訪れている人も多いのではないでしょうか。
必ず立ち寄りたいのが、道の駅小豆島オリーブ公園
小豆島らしい、オリーブ並木や高台から眺める海の景色を楽しんだり
小豆島土産を買ったりと、さまざまな目的で島内外の人が訪れています。

221216_オリーブ公園 (7).JPG

オリーブ公園を訪れる目的の一つが、青い空に映える白いギリシャ風車ですが、
実は今、風車はメンテナンスのためこんな状態に。

「え〜、せっかく写真撮ろうと思ったのに」と残念に思うかもしれませんが、ご安心を。
公園内にはほかにもたくさんの映えスポットがあります。
園内をいろいろ散策して、素敵な写真スポットを見つけてみてくださいね。


oil.jpg

そしてこの時期は、こちらも要チェック。
今期搾りたてのオイルがショップに並んでいます。

今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では、
道の駅小豆島オリーブ公園 事業部の福田誠さんにご出演いただき
今年のオイルについてご紹介いただいています。


221219_オリーブ公園 (13).JPG

約2000本のオリーブを栽培する、小豆島オリーブ公園。
公園の職員だけでなく、秋の収穫祭で一般の観光客の方々も収穫体験をし、
そうして摘んだ果実も使ってオイルを作っているのが一つの特徴です。

「オリーブの収穫は、まず9月末から新漬け用の実を収穫し、
その後だんだんと熟していく実を12月上旬頃までかけて収穫しています」


221219_オリーブ公園 (16)00.JPG

今年のオイルの出来はいかがですか?

「全体的な果実の収量は例年に比べて少なかったんですが、搾ってみると歩留まりがよく、
今年も自信をもってお届けできるオイルができたと思います」

商品名は
手摘み 一番搾り小豆島オリーブオイル
品種ごとにミッションとルッカの2種類があり、
どちらも200ml 4,000円(税込)です。

店舗だけでなくオンラインショップでも購入できます。

221219_オリーブ公園 (10)00.JPG


「この商品は、ミッションルッカそれぞれ単一品種で、
搾油時期の早いものと遅いものをブレンドしています。
ミッションはグリーンのさわやかな若草の香りを感じる品種で、
ルッカは青いバナナのようなフルーティな香り。
それぞれの品種の特性が出せるように搾油チームで相談しながらブレンドしています」

搾油に際してのこだわりは?

「搾油チームとしてこだわっているのは、
オリーブのいい香りをそのままオイルに溶け込ませていくこと。そのために温度はすごく気を付けています。
オリーブオイルを搾るときはまず実を粉砕するんですが、そのときにすごくいい香りが出るんです。
オイルの品質を保ちながら、いかにそのいい香りをそのままオリーブオイルに取り込ませて機械から出すかが大切なんです。
搾油しているときはもちろんですが、収穫から搾油後のオイルの保存まで、
品質を落とさないように繊細に、生きもののように扱っています」


IMG_3891_00.jpg

福田さんのおすすめの食べ方は?

「小豆島産のオリーブオイルは非常にいい香りがするので、加熱せずそのまま食べてほしいですね。
私は毎朝オリーブオイルを使っているんですが、目玉焼きにオリーブオイルとハーブソルトを少しかけると非常においしいですよ。
また、おせち料理なんかでも意外と合うものがあるかもしれませんよ。
オリーブオイルって、結構何にでも合うので、ぜひ挑戦してみてもらいたいですね」

確かに、かまぼことか、数の子とか…オリーブオイルとの相性もよさそうです。
おせち料理に飽きてきたら、少し味変してみるのもいいかもしれませんね。


221219_オリーブ公園 (3).JPG

取材に訪れた12月中旬。
すべてのオイルの搾油が終わり、ちょうど搾油機の清掃を行っていました。
細かい部品も分解して外して磨いていくそうです。
日々のこうしたメンテナンスが、また来年のおいしいオイルにつながっていくんですね。

島内にはほかにも個性あふれるオリーブオイルを作る事業者さんがたくさんいます。
道の駅の売店では、オリーブ公園のオイルだけではなく
島内のそういった事業者のオイルも購入できるので、いろいろと食べ比べてみるのもいいですね。


≪関連記事≫





posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☀ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

あけましておめでとうございます/2023

年賀状.jpg


みなさん、明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

2023年も、小豆島の「楽しい」「おいしい」「ワクワク」をお伝えできるよう

メンバー全員でがんばってまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



「瀬戸内しまラジ!」メンバー一同

posted by しまラジ! at 00:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする