今日は昨日に引き続き、小豆島のオリーブオイルの話。
小豆オリーブ研究所には官能評価室という部屋があり、
ここで毎年香川県オリーブオイル品評会の
官能評価が行われています。
その官能評価の方法についてご紹介します。
まずこの部屋は、室温が20〜25℃に保たれています。
それは、オイルの香りが出やすい温度でもありますが、同時に
評価員がストレスを感じない温度にするという意味もあります。
それは、オイルの香りが出やすい温度でもありますが、同時に
評価員がストレスを感じない温度にするという意味もあります。
寒すぎたり暑すぎたりすると、それがストレスになって
官能評価に集中できないかもしれませんからね。
官能評価は、それだけ繊細な作業ということなんです
評価対象のオイルは赤いグラスに13.5グラムずつ入れられます。
赤いグラスに入れるのは、オイルの色を見えなくするため。
色が見えると、たとえば緑色が濃いオイルだと「辛味が強そうだな」という先入観を持ってしまうので、それを避けるためなんです。
赤いグラスに入れるのは、オイルの色を見えなくするため。
色が見えると、たとえば緑色が濃いオイルだと「辛味が強そうだな」という先入観を持ってしまうので、それを避けるためなんです。
ちなみに数年前までは青いグラスが使われていましたが、
より色が見えにくい赤いグラスに変わりました。
オイルが入ったグラスは香りが逃げないようフタをして加温機に入れ、28℃まで温めます。
これが、オイルの香りがいちばん出やすい温度なんです。
小豆オリーブ研究所の主任研究員で、
官能評価員でもある木下さんに実際の官能評価のやり方を見せてもらいました。
官能評価員でもある木下さんに実際の官能評価のやり方を見せてもらいました。
オイルが温まったら、まずはフタをしたまま
グラスの内側全体にオイルが付くようにグラスを回します。
これもオイルの香りを立ちやすくするためです。
グラスの内側全体にオイルが付くようにグラスを回します。
これもオイルの香りを立ちやすくするためです。
背中と首筋を真っ直ぐ延ばして、顎の下からグラスをゆっくりと鼻に近づけていきます。
そして、鼻からグラスの距離がどれくらいの場所で香りを感じたかで
香りの強さを数値で評価します。
「このオイルの場合、鼻のやや下で香りを感じたので、
香りの強度はフルーティ3.5と評価シートに記入します」
えーっ!
香りを感じるのが鼻のすぐ下か、やや下か、もっと下かによって
ポイントが変わるんですね💦
これは風邪気味で鼻がつまってると正確な評価ができませんね、、、
香りを感じるのが鼻のすぐ下か、やや下か、もっと下かによって
ポイントが変わるんですね💦
これは風邪気味で鼻がつまってると正確な評価ができませんね、、、
「そうですね。体調不良の評価員がいたら欠席してもらいます」
と木下さん。
評価員も大変ですね💧
鼻で香りの評価をしたら、次はオイルを実際に飲んで、苦みと辛みの評価をします。
小さじ1杯くらいを口に含んだら、口を少し開けて
歯の間から勢いよく空気を入れます。
小さじ1杯くらいを口に含んだら、口を少し開けて
歯の間から勢いよく空気を入れます。
「こうすることで香りを鼻孔に飛ばして、
鼻からだけでは感じ取れない香りを評価します。
苦みは舌で、辛みは喉で感じます。
このオイルの場合、苦みはややマイルドで3.0、
辛みはもう少し上で3.2くらいですね」
せ、繊細・・・
これを評価員全員が評価シートに記入していき、
合計点数の多い順に順位が決まっていきます。
合計点数の多い順に順位が決まっていきます。
オリーブオイル品評会では、1度に4つのオイルが評価員の元に運ばれてきて
それを20分で評価し終えるので、1つのオイルの評価にかける時間は約5分。
オイルの評価が終わったら、一度水や炭酸水を飲んだり
小さくカットしたリンゴを食べたりして口のなかをリフレッシュしてから
次のオイルの評価を始めます。
それを20分で評価し終えるので、1つのオイルの評価にかける時間は約5分。
オイルの評価が終わったら、一度水や炭酸水を飲んだり
小さくカットしたリンゴを食べたりして口のなかをリフレッシュしてから
次のオイルの評価を始めます。
香りや味の強度の評価とあわせて肝心なのが、欠陥臭、つまり悪い香りのチェック。
その種類はいろいろあって、嫌気性発酵、カビ臭、ワイン臭、酸敗臭などがあります。
これらはオリーブの収穫から搾油にかけての各工程において
管理が不十分なところがあると、それぞれの欠陥臭が発生するそうです。
その種類はいろいろあって、嫌気性発酵、カビ臭、ワイン臭、酸敗臭などがあります。
これらはオリーブの収穫から搾油にかけての各工程において
管理が不十分なところがあると、それぞれの欠陥臭が発生するそうです。
「たとえば、収穫してから搾油するまでに時間が経ってしまうと嫌気性発酵臭がします。
カビ臭は、炭疽(たんそ)病の果実が混ざっているとき。
香川のオリーブではまずないですが、スペインなど大規模栽培のオリーブオイルだと
果実に土がついたまま搾油機にかけてしまって土のにおいがするということもあります」
2025年に行われた品評会の受賞オイル
これだけ繊細な審査を、一度の品評会で約20製品について行うのが
オリーブオイル品評会の官能評価。
評価員は、品評会の前は体調を万全に整えて準備をし、
もちろんどんなオイルが出品されているかを
事前に知ることはありません。
厳しい審査を経て、
最高位の香川県知事賞、
NPO法人小豆島オリーブ協会理事長賞、
小豆島オリーブ振興協議会長賞、
小豆島町長賞、
土庄町長賞の上位5製品が入賞となります。
惜しくも上位5製品に入らなかったオイルも、
欠陥がなければ金賞、または銀賞となります。
2024年、2025年の品評会では
2年連続で小豆島町のAMYFARMのオイルが香川県知事賞を受賞しました。
今年の結果も気になりますね…
2年連続で小豆島町のAMYFARMのオイルが香川県知事賞を受賞しました。
今年の結果も気になりますね…
2月13日、品評会が終わったらすぐにこのブログでも結果をお知らせします✨



