毎年秋に行われている
中山春日神社 奉納歌舞伎。
今年も10月12日(日)の本番に向けて
稽古が始まっています。
中山春日神社 奉納歌舞伎。
今年も10月12日(日)の本番に向けて
稽古が始まっています。
今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
中山農村歌舞伎保存会の久保会長にご出演いただき
今年の演目などについてお話しいただいています。
「今まさに、子ども歌舞伎の稽古中です。
今年の子ども歌舞伎の演目は、
青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)、
稲瀬川勢揃いの場(いなせがわせいぞろいのば)。
通称、白浪五人男(しらなみごにんおとこ)として知られている演目です。
主役の五人男は、去年演じた子どもたちがそのまま持ち上がりで演じています。
持ち上がりといっても役は変わっているので、
それぞれの長台詞を一生懸命覚えてがんばっています」
今年の子ども歌舞伎の演目は、
青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)、
稲瀬川勢揃いの場(いなせがわせいぞろいのば)。
通称、白浪五人男(しらなみごにんおとこ)として知られている演目です。
主役の五人男は、去年演じた子どもたちがそのまま持ち上がりで演じています。
持ち上がりといっても役は変わっているので、
それぞれの長台詞を一生懸命覚えてがんばっています」
子どもたちは8月から稽古を始めて、今は週に2回、夜18時から1時間ちょっとの間、
集中して稽古しているそうです。
「やっぱり大人がどうがんばっても子どもには勝てないですね。
ここ10年以上、こども芸は毎年この白波五人男をやっていて、
大人の幕はいろいろと演目を変えて毎年いい話をやっているんですが
見に来る方はやっぱり子どもの舞台を楽しみに来られます。
毎回、たくさんのおひねりが飛んでいますよ」
ここ10年以上、こども芸は毎年この白波五人男をやっていて、
大人の幕はいろいろと演目を変えて毎年いい話をやっているんですが
見に来る方はやっぱり子どもの舞台を楽しみに来られます。
毎回、たくさんのおひねりが飛んでいますよ」
子どもたちも稽古を積んで、だいぶ仕上がってきているみたいです✨
過去の舞台の様子
今年の中山農村歌舞伎は
10月12日(日)開催。
17時開演で、
第一幕 三番叟
第二幕 青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場
第三幕 菅原伝授手習鑑 四段目「寺子屋」
となっています。
「今年の大人の演目は、
菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)の、寺子屋というものです。
中山の歌舞伎保存会で今上演できるものが15〜20種類くらいあるんですが、
あまりに長く演じていないと、いざやろうとしても誰も演じられないという事態になりかねないので
しばらく演じていないものは意識的に挑戦するようにしていて、
この寺子屋もそういう演目の一つです。
中山農村歌舞伎では16年ぶりの上演になります」
過去の舞台の様子
大人の稽古は、平日は毎日、土日もときどき行われているそうです。
「今年やる寺子屋は、すっごくいい演目なんですけどすっごく難しい演目でもあるんです。
みんな、中山のやり方はもちろんプロの舞台なども勉強していて、
稽古をしながら『ここはこうしたらいいんじゃないか』『この台詞はこうしたらどうか』と意見を出し合って、みんなで作っていっています」
話の本筋はきちんと守りながら、見やすく、伝わりやすいように細部を変更し、
それが中山独自の歌舞伎につながっているんですね。
それが中山独自の歌舞伎につながっているんですね。
「今年は瀬戸芸の期間中ということもあるので、観光客の方にもたくさん見に来ていただけるんじゃないかと思っています。
舞台と客席がとても近いので、観客の皆さんの表情や、笑顔、拍手、掛け声といったものに演者は乗せられて、さらにいい演技ができるようになります。
演者だけでなく、裏方さん、衣装、三味線、たくさんの人が関わって
みんなで作り上げているこの中山農村歌舞伎を、
次の50年、100年とつなげていくのが私の願いです」
10月に入ると、昼間は暖かくても夜はかなり冷え込みます。
見に行くときは、防寒対策をしっかりとしてお出かけくださいね。



