シルバーアワード受賞記者発表の様子(2024.10)
これまでに小豆島町として2度、
世界の持続可能な観光地TOP100選に選出。
昨年は小豆島町・土庄町あわせて「小豆島」として
グリーンデスティネーションズのアワード審査で
シルバーアワードを受賞。
世界の持続可能な観光地TOP100選に選出。
昨年は小豆島町・土庄町あわせて「小豆島」として
グリーンデスティネーションズのアワード審査で
シルバーアワードを受賞。
ここ数年、持続可能な観光を推進するためにさまざまな取り組みを続けてきた小豆島ですが
まだまだ課題はあるそうで、そのうちの一つが事業者の巻き込みです。
観光業に携わる事業者それぞれが、サステナブルな観光について考え
自社の取り組みを推進して、持続可能な観光に関する国際認証を取得するなど
自治体だけでなく地元企業や団体も一緒になって取り組んでいくことが必要です。
6月4日、そんな取り組みの第一歩として、
島内事業者向けの持続可能な観光国際認証取得支援基礎セミナーが開催されました。
セミナーには交通、食品、農業などさまざまな分野の事業者が参加。
持続可能な観光への取り組みが今なぜ必要なのか、
世界の観光客が今何を求めているのかなどを学びました。
島内事業者向けの持続可能な観光国際認証取得支援基礎セミナーが開催されました。
セミナーには交通、食品、農業などさまざまな分野の事業者が参加。
持続可能な観光への取り組みが今なぜ必要なのか、
世界の観光客が今何を求めているのかなどを学びました。
講師は、(一社)JARTAの渋谷武明さん。
JARTAは、持続可能な観光を実践する「責任ある旅行会社アライアンス」
JARTAは、持続可能な観光を実践する「責任ある旅行会社アライアンス」
(JAPAN ALLIANCE OF RESPONSIBLE TRAVEL AGENCIES)として2018年に設立。
日本国内における国際認証とエコラベルを取り扱う窓口になっています。
「小豆島は昨年2つの自治体が協力してシルバーアワードを受賞するなど、
日本のなかでも持続可能な観光への取り組みが相当するんでいる先進地域です。
世界のなかでも先進的な取り組みをしていると言えます。
そんな小豆島が日本のパイオニアとなって発信していってほしい。
そして事業者のみなさんも、この持続可能な観光を自分事として考え、
意義を実感して取り組んでいってほしいと思います」
インバウンドが年々増加し、それにともなって旅行者のニーズも多様化している一方で
たとえば、地域の伝統行事に参加してみたいというニーズがあっても、
その伝統行事の担い手が減って、行事の維持が難しくなっている地域もあります。
また、その地域独自の産業を体験してみたくても、
少子高齢化や若い世代の担い手不足によってその産業自体が衰退の一途をたどっている地域もあります。
たとえば、地域の伝統行事に参加してみたいというニーズがあっても、
その伝統行事の担い手が減って、行事の維持が難しくなっている地域もあります。
また、その地域独自の産業を体験してみたくても、
少子高齢化や若い世代の担い手不足によってその産業自体が衰退の一途をたどっている地域もあります。
こうした地域の伝統や産業は、そのまま観光資源となるもの。
伝統や産業が衰退するということは、観光客にとっての魅力も失われるということなんですね。
「オーバーツーリズムの問題も各地で起きていますが、一方で観光には社会をよくする力もあると思っています。
今、まさに観光の在り方は変わり目を迎えています。
持続可能な観光は一過性のトレンドではなく今後は土台となっていくものです。
このタイミングで、ちゃんと立ち止まって、今まで通りでいいのか考え、
このタイミングで、ちゃんと立ち止まって、今まで通りでいいのか考え、
できることに取り組んでいく必要があるのではないでしょうか」
JARTAは、国際認証「グリーンキー」取得の窓口となっています。
「持続可能な観光といっても、一体何から始めたらいいのかわからない」という人も多いと思いますが、
この「グリーンキー」の認証基準を見てみるだけでも、できることは見えてくると渋谷さんは言います。
「持続可能な観光への取り組みの手段として、こうした認証制度をうまく使ってもらえたらと思います。
グリーンキーは13カテゴリー150項目の基準がありますが、その基準を眺めてみて、
できるものから実践してみてください。
その結果、認証取得を目指してもいいですし、
単純にガイドラインとして使うだけでもいいと思います。
それぞれの事業者が自分事として取り組むことが大切です」
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