2025年05月17日

アートと自然を満喫/肥土山から中山へ

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瀬戸内国際芸術祭の魅力は、
美術館でアートを見るのとは違って
島々の自然や歴史、文化、景観と一体になったアートを楽しめるところ。

ということで、今日は肥土山から中山へと歩いてアートを巡るコースを紹介します。



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豊福亮
黄金の海に消えた船


一歩中に入ると、そこは黄金の世界✨
古びた倉庫が豪華絢爛な竜宮城へと生まれ変わりました。
室内なのに水が張られていてびっくり。
黄金と、水と、光が織りなす非日常の空間です。


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よく見ると壁面の装飾には、牡蠣の貝殻や古い日用品、船の部品なども使われています。
一見するとすべて黄金のきらびやかな装飾かと思いきや
一つひとつをよく見るとそれぞれに歴史や意味を感じられて
時間をかけてゆっくり見たくなる作品です。

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ワタシが行ったときはタイミングが悪く乗れませんでしたが、
この池に浮かぶ船に乗って
奥の方の壁面も間近で鑑賞できるそうです。



次に目指すのは、中山にある空き家で展示している作品です。
天気がいい日は、ぜひ川沿いを歩いてみてください。
作品の近くを流れる川沿いの小道を歩けば、
鳥の鳴き声と木々のざわめきだけが聞こえる
静かな農村の雰囲気を五感で感じることができますよ。

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20分ほどで次の作品が見えてきます。


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岡淳+音楽水車プロジェクト
Reverberations 残響 〜 岡八水車


かつて殿川を含む伝法川水系には50基以上の水車があり、
人々の生活のなかで活躍していました。
そんな水車とともにあった生活の記憶を音で表現した作品です。

20年以上空き家になっていた古民家に、
水車とともに暮らしていた頃の古い道具を使った楽器たちが
にぎやかな音を奏でます。


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そこからふたたび川沿いの道へ。
今度は5分ちょっとで次の作品に着きます。


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ワン・ウェンチー[王文志]
抱擁・小豆島


台湾の作家、王文志さんの、中山を象徴する作品です。
印象的な中央のドームの高さは15m。
中に入ると思わず上を見上げてしまうほどの大空間で、
竹の編み目から光が降り注ぎ、まるで自然に包まれているような感覚になります。

手や足で竹の固さを感じながら進む、変化にとんだアプローチ。
そして光が降り注ぐ直径15mの大空間。
棚田の里で、自然と一体になる体験をしてみてはいかがですか。




豊福亮
黄金の海に消えた船
作品鑑賞パスポート提示で鑑賞可能
作品鑑賞パスポートがない場合の鑑賞料は500円

岡淳+音楽水車プロジェクト
Reverberations 残響 〜 岡八水車
作品鑑賞パスポート提示で鑑賞可能
作品鑑賞パスポートがない場合の鑑賞料は500円

ワン・ウェンチー[王文志]
抱擁・小豆島
作品鑑賞パスポート提示で鑑賞可能
作品鑑賞パスポートがない場合の鑑賞料は500円


【注意】
小豆島の休島日(5/21)は、屋内作品が鑑賞できないほか
瀬戸芸臨時バスの運行、瀬戸芸案内所も休止となります。
詳しくは瀬戸芸公式サイトの作品公開スケジュールをご確認ください。

posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○瀬戸内国際芸術祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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