2025年04月22日

瀬戸内国際芸術祭2025/小豆島の作品を一部紹介!

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今日の「瀬戸内しまラジ!」放送は
瀬戸内国際芸術祭実行委員会の今瀧哲之さんと三木彩可さんが出演✨
今瀧さんには、2週前の放送で中山と三都半島の作品についてお話しいただきましたが、
今日はそれ以外のエリアの見どころについてお聞きしています。


「草壁港に、木戸龍介さんという作家さんの作品があります。
家船(えぶね)、つまり船の中で生活できるように作られた船で
瀬戸内海沿岸では昔は家船で暮らしていた人たちがいたんですが、
その家船を用いた作品になっています」

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木戸龍介
Inner Light -Floating Houseboat of Setouchi-

「木造船の船体に細かな彫刻を施した作品です。
大きな船にものすごく細かい彫刻がしてあって、
夜は船の内部の照明によってすかし絵のようにその彫刻が浮かび上がるんです。
とてもノスタルジーを感じる、存在感のある作品です」


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「小豆島の北東部、福田地区では
前回まで福武ハウスのプロジェクトを展開していましたが
今回から新たに瀬戸内アジアギャラリーとして
韓国やマレーシア、インドネシア、タイなどアジア各国の作家による作品を展示しています。
アジアのアートの“今”がここにあるという、そんな場所ですね」


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ナウィン・ラワンチャイクン+ナウィン・プロダクション
西浦の塔(OK タワー)

「なかでも注目は、2016年に女木島の西浦という場所で展示された
タイのナウィン・ラワンチャイクンという作家によるOKタワーという作品が
今回アジアギャラリーで再現されるんです。
西浦まで見に行けなかったという人も多いと思うので、小豆島でぜひ見てほしいですね。
それから瀬戸内アジアギャラリーでは、地元のお母さんたちが
地域の素材を使ったお食事やお弁当を提供しているので
それもぜひ楽しんでもらえたらと思います」



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青木野枝
空の玉/寒霞渓

「今回の新作というわけじゃないですが、2022年はコロナ禍で遠慮したという人も多いと思うので
2022年の新作もあわせて紹介しておきます。
寒霞渓の山頂にある作品、青木野枝さん「寒霞渓/空の玉」という作品です。
4mほどの鉄の球体が展望台になっていて、
その球体の中に入って寒霞渓の景観を眺めることができるんです。
球体の中に入っている人物を撮影した写真もよくSNSに上げられていますね。
作品と鑑賞者が一体になることができる作品。
小豆島の雄大なスケールを体感できるのでぜひ行ってほしいと思います」


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イ・スーキュン[李秀京]
そこにいた

「福田から寒霞渓に上がる道の途中には
イ・スーキュンさんの「そこにいた」という作品があります。
山の上に金色の石が置かれていて、その石越しに
福田の青い海を眺めることができます。
金色と青い海のコントラストがとてもきれいな作品です」


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三宅之功
はじまりの刻

「夕日で有名な屋形崎という場所には、
卵がちょっと割れているような三宅之功さんの作品もあります。
高さ4mほどの陶製の作品なんですが
この作品越しに眺める夕日もまたとてもきれいなんです。
小豆島は、自分も作品と一緒になって写真を撮れるものが多いですから、
たくさん写真を撮ってそれを投稿して楽しんでもらうのもいいと思います」


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たくさん見どころがある小豆島ですが、
続いては島内の交通について三木さんにお聞きします。

「小豆島はほかの島とは違って自家用車をフェリーに乗せて島に入ることができます。
また、島内でレンタカーを借りることもできますし、
レンタサイクルやシェアサイクルなど自転車も便利です」

長距離を移動するときは車で、
狭いエリアの移動や駐車場の台数が少ない場所へ行くときは自転車でと
使い分けると効率よくまわれそうですね。
レンタカーは事前に予約しておいてくださいね🚙


「また、島内にはオリーブバスという路線バスがあるほか、
瀬戸芸の臨時バスも2路線用意されていて、
瀬戸芸の公式アプリではバス1日乗り放題のチケットを2,000円で販売しています。
オリーブバスも臨時バスもすべてのバスに乗れるチケットなので
バスをメインの移動手段にしようと考えている人はとても便利だと思います」


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「今回の瀬戸芸は、本当に作品が充実しています。
私は2010年からずっと見てきましたが、個人的には
みなさんの記憶に残る、素晴らしい開催になる予感がしているので
絶対見逃してほしくないですね。
小豆島はもちろんほかの島も本当に作品が充実しているので
ぜひ見に来ていただけたらと思います」



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posted by しまラジ! at 07:00| 香川 | TrackBack(0) | ○瀬戸内国際芸術祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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