2025年04月20日

瀬戸内国際芸術祭2025/瀬戸内アジアギャラリー

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みなさん、瀬戸芸、楽しんでますか?
「そんなに急いで行かなくても、まだ秋まであるし」と思っているかもしれませんが、
ワタシ的には瀬戸芸は春会期がぜったいおすすめ〜✨
夏は暑すぎるし、秋はそもそも行楽シーズンで観光客が多い!
作品だって今ができたてホヤホヤですよ。
屋外に展示されている作品は雨風の影響でだんだん風合いが変わっていきます。
それももちろん屋外作品の魅力なんですが、
だからこそできたてホヤホヤは今しか見られないんですよ〜!


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今日は天気予報に傘マーク☔がついていたような気もしますが、大丈夫!
福田の作品は、すべて屋内にあります✨
ということで今日は、福武ハウス改め、瀬戸内アジアギャラリーの作品をご紹介します。


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安田葉[日本、インドネシア]
風でつながるコミュニティ

インドネシアと日本を行き来しながら
凧の作品を制作する作家の安田葉さん。
動植物からインスピレーションを受けた大小さまざまな凧と
その制作過程などを記録した映像からなる作品です。
展示されている凧は、すべて実際に飛ばせるそうですよ。


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安田葉さんの作品は、2階のギャラリーへと上がって行く
階段も展示されています。


4月27日(日)には、安田葉さんによるワークショップも開催。
インドネシア式の凧を作って、天気がよければ校庭で揚げてみることもできます。
詳しい日時や予約はこちらから



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イ・ビョンチャン[韓国]
CREATURE 2025

ビニールやプラスチックを素材とするこの物体は、
現代社会の消費生活や購買欲の化身。
ファンで空気が送り込まれていて、
まるで呼吸をしているかのように動く様子は迫力満点です。


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ジャッガイ・シリブート[タイ]
There’s no Place


カラフルな布にさまざまな絵柄が刺繍された、一見すると楽しく明るい印象を受ける作品。
でもよく見ると、燃える家や銃をもった人物の刺繍も見られます。
作家は、タイとミャンマーの国境にある難民キャンプで子どもたちを対象に刺繍のワークショップを行い、
その同じ布に世界各地で行ったワークショップで刺繍を追加しました。
子どもたちの刺繍はカラフルな糸で、後から加えた刺繍は白黒の糸で。
難民の子どもたちと平和な国の大人たちが刺繍を介してつながります。


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パンクロック・スゥラップ[マレーシア]
Flora Fauna


制作したのはマレーシアのサバ州を拠点に活動するアートコレクティブ、つまりアーティストの集団。
作品のタイトルは「植物相」と「動物相」の意味で、
会場には2つの版画作品が展示されています。
マレーシアの自然や文化を木版画にし、それを大きな布に転写しているのですが、
その方法がとってもユニーク。
その様子は併設されている記録映像で確認してみてください。


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ジョンペット・クスウィダナント[インドネシア]
Where Do The Spirits Go? #6

ジャワの伝統的な「ホース・トランス・ダンス」にインスピレーションを受けた作品。
一部の馬具や尾だけを残し、体を失った馬と、人ならざる様相となったダンサーが
圧倒的な存在感をもって照らし出されます。


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5作品をすごーく簡単に紹介しましたが、はっきり言って、
瀬戸内アジアギャラリー、めちゃくちゃ見ごたえあります✨
ワタシ的には1時間では足りない!
しかも、1階にはドリンクやお菓子が楽しめるカフェや、
小豆島のいいものがそろう物販コーナー、
そしてここ福田といえば石、日本遺産の展示コーナーなど
アート以外にも気になるものがたくさんあるんです。


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ナウィン・ラワンチャイクン+ナウィン・プロダクション
西浦の塔(OK タワー)

そして忘れちゃいけない、体育館にはコレ!
以前の芸術祭で女木島の西浦地区に展示されていたOKタワーが
解体され小豆島にやってきて、ここ福田の体育館に再展示されているんです。
しかもこの体育館、芸術祭の期間中は食堂として開放されます。
巨大な笑顔とたくさんのOKに囲まれて、食事もよりおいしく感じるかもしれませんね。
カフェや食堂については、また後日詳しくお知らせします。

書ききれない魅力がいっぱいの瀬戸内アジアギャラリー、
会期中に何度も行きたくなるスポットです。



瀬戸内アジアギャラリー
パスポート提示で鑑賞可能
パスポートがない場合は共通チケット1,500円



posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☀ | TrackBack(0) | ○瀬戸内国際芸術祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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