2025年04月19日

瀬戸内国際芸術祭2025/抱擁・小豆島

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瀬戸内国際芸術祭2025が昨日開幕しました✨
今日は最初の週末。
ずっと楽しみにしていた人たちが、
早くも各島へ渡っていることでしょうね。

前回の2022年はコロナによる移動制限などがあったため
海外の作家が来日することができず
制作が遅れて春会期にすべての作品がそろっていませんでしたが
今回はバッチリ!小豆島の新作はすべてそろってお客さんを待っていますよ✨

ということで、今日はそんな小豆島を象徴する作品、
王文志(ワン・ウェンチー)さんの「抱擁・小豆島」をご紹介します。


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ワン・ウェンチー[王文志]抱擁・小豆島


新緑が芽吹き始めた中山地区の山あいに、
今回も4000本の竹で編んだ巨大なアートが出現しました。
何度見ても圧巻✨
島の自然とアートが調和し見事な一体感が生まれています。



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じつは開幕前、今月13日に関係者を招いてのお披露目セレモニーがありました。
王さんをはじめ小豆島町の大江町長、中山イベント推進委員会の箭木会長らによるテープカット。
作品の材料となる竹を切り出して準備した中山地区のみなさんも一緒に完成をお祝いしました。


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この日集まっていたのは地元の人だけではありません。
なんと台湾から、このセレモニーのために王さんのファンクラブのみなさんがやって来ていたんです💕
みんな王さんと抱き合って、言葉を交わし、写真を撮って、とってもうれしそう。
王さんがどれだけ人気の作家さんなのかがわかる、素敵なシーンでした。


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セレモニーが終わったらお待ちかねの内覧会。
今回は、作品の中央にあるドームの高さが15m、
横幅もだいたい15mほどあるということで
かなりの大きさです。

そのドームへと続くアプローチは、
竹を編んだ天井から光が差し込んでとってもきれい。
天井が低く暗くなっている場所があったり、屋根のない明るい通路があったりと
歩いていくほどに見える景色が変わって、ワクワクさせられます。


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そして中央のドーム。
この空間の心地よさは何度味わっても最高です✨
中央の高くなっている部分は靴を脱いで上がるようになっているので、
ぜひ寝転んで天井を見上げてみてください。


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編んだ竹の隙間からやさしい光が降ってくる中、
木々の葉擦れの音や鳥の鳴き声が聞こえて、
まるで自然と一体になったような非日常の感覚が味わえます。


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「今回も私たちのチームが到着する前に
竹の準備などでサポートしてくれてありがとうございます。
今回で6回目ということでとても感慨深いです。
いつも制作が終わって台湾に帰るときはさびしい気持ちになります」


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「今回、私たちは16人のチームで制作しましたが
その中にはオーストラリアやブラジルの人もいます。
中山のみなさん、私のチーム、ボランティアのスタッフ、
いろんな人がここに集まって作品を作るということが大切だと思います。
ぜひみなさんも、ここに来てくつろいでいただいて、
自然の声や自分の声を感じてほしいと思います」


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ついついうたたねしてしまいそうなほど気持ちのいい空間。
見て、触って、音を聞いて、五感が喜ぶ体験をしてみてください。



ワン・ウェンチー[王文志]抱擁・小豆島
パスポート提示で鑑賞可能
パスポートがない場合の鑑賞料は500円

posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☀ | TrackBack(0) | ○瀬戸内国際芸術祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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