以前このブログでお伝えした通り、
4月18日、瀬戸内国際芸術祭2025の開幕と同時に
小豆島では「もうひとつの芸術祭2025」がスタートします。
4月18日、瀬戸内国際芸術祭2025の開幕と同時に
小豆島では「もうひとつの芸術祭2025」がスタートします。
このイベントの総合案内所となるのが、
小豆島アートプロジェクトの新施設「草壁醤油蔵ギャラリー」。
50年以上前、醤油蔵として使われていた倉庫が
ダイナミックな木組みを生かした広いギャラリーとして生まれ変わります。
その草壁醤油ギャラリーにはじめて展示されるのが、
前衛書家の岩坂典子さんの作品。
先月ギャラリーにお邪魔したとき、ちょうど作品の一部を
試しに会場に設置しているところでした。
前衛書家の岩坂典子さんの作品。
先月ギャラリーにお邪魔したとき、ちょうど作品の一部を
試しに会場に設置しているところでした。
「書道というと筆で漢字などの文字を書くのが一般的ですが、
私の作品は“非文字”、つまり文字を書かないものが多いんです。
線の美しさや作品全体の余白、濃淡などで表現する前衛書です」
私の作品は“非文字”、つまり文字を書かないものが多いんです。
線の美しさや作品全体の余白、濃淡などで表現する前衛書です」
岩坂さんは兵庫県在住。
今回小豆島で初の展示をすることになり、
島内に滞在して作品を制作しました。
非文字の作品が多い岩坂さんですが、
今回展示するのは文字を書いた作品。
といっても、漢字ではなく英語です。
今回展示するのは文字を書いた作品。
といっても、漢字ではなく英語です。
「書いているのは“The best things are never in the past but in the future”。
私自身好きな言葉で、よく題材にしているんです」とのこと。
この言葉が、18mもの長さの木綿の布にびっしりと書かれています。
「墨だけじゃなく、アクリル絵の具を混ぜたりしながら
色味やにじみ方も微調整しながら書いています」
色味やにじみ方も微調整しながら書いています」
1枚の布のなかに、墨をたっぷり使って濃く書いた部分と
筆をかすれさせたりにじませたりしている部分があり
全体のうねり、流れ、そういうものに圧倒されつつ
細部を見るとものすごい緻密な仕事をしている、
そういう作品だなと思いました。
筆をかすれさせたりにじませたりしている部分があり
全体のうねり、流れ、そういうものに圧倒されつつ
細部を見るとものすごい緻密な仕事をしている、
そういう作品だなと思いました。
そしてなんといっても圧巻なのが、これが1枚だけでなく
この大きなギャラリーいっぱいに展示されるということ。
ワタシがお邪魔したときはまだ試しに1枚、梁に引っ掛けてみただけの状態でしたが
全部が設置されたらどんな景色になるんでしょうか✨
今から楽しみです💕
この大きなギャラリーいっぱいに展示されるということ。
ワタシがお邪魔したときはまだ試しに1枚、梁に引っ掛けてみただけの状態でしたが
全部が設置されたらどんな景色になるんでしょうか✨
今から楽しみです💕
岩坂さんの作品は、「もうひとつの芸術祭」春会期の4月18日から5月25日まで展示され、
その後は
夏会期(8/1〜8/31)…MOCA HISHIOにも作品がある中川佳宣(なかがわ よしのぶ)さん、
秋会期(10/3〜11/9)…小曽根環(おぞね たまき)さんの作品が展示される予定です。
中川さんは、ヤマロク醤油の、醤油を搾った後の麻袋を使った作品、
小曽根さんはアクリル板に描く抽象画の作品になるそうですよ。
また、馬木のMOCA HISHIO ANNEXも「もうひとつの芸術祭」の会場の一つ。
本家の瀬戸芸に、小豆島オリジナルのもうひとつの芸術祭。
今年はアート三昧の年になりそうですね🎨
春会期は台湾人アーティストの林伯禧(りん はくき)さんの作品、
夏会期は小豆島アートプロジェクトが所蔵する小豆島ゆかりの作品、
秋会期は、西村のヒルトップにも作品が展示されている名村可奈子さんの作品が展示される予定です。
夏会期は小豆島アートプロジェクトが所蔵する小豆島ゆかりの作品、
秋会期は、西村のヒルトップにも作品が展示されている名村可奈子さんの作品が展示される予定です。
本家の瀬戸芸に、小豆島オリジナルのもうひとつの芸術祭。
今年はアート三昧の年になりそうですね🎨
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