2025年04月01日

いよいよ今月スタート! 瀬戸内国際芸術祭2025

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女木島から大島、小豆島を望む


今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
香川県瀬戸内国際芸術祭推進課の今瀧哲之さんにご出演いただき
今年の瀬戸芸の楽しみ方や小豆島の見どころについてお話しいただいています。


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「瀬戸芸は2010年に第1回が開催され、
その後3年に1度のペースで続いて今年で6回目になります。
海の復権をテーマに掲げ、瀬戸内の島々の魅力をアートと共にお伝えしたい、
そしてそれが島の元気につながっていけばという思いで取り組みを続けています」


瀬戸内国際芸術祭の春会期は
4月18日から5月25日まで。
直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺、宇野港周辺、そして春会期のみとなる瀬戸大橋エリアの計10エリアで展開されます。


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取材時は、小豆島町から芸術祭推進課に出向している三木彩可さんにも同席いただきました🐱


気候も良くなって、島歩きが楽しいシーズン。
小豆島の作品の見どころをお聞きしましたよ〜🎤

「今回で6回目ということで、回を重ねるごとに
島全体に見ごたえのある作品が充実してきましたよね。
小豆島の作品はエンターテインメント性の高いものが多く
見ていて楽しい、家族や友達と一緒にワクワクしながら楽しめると思います。
小豆島で一番おなじみの作品といえば、中山で4000本の竹を使って制作している
王文志(ワン ウェンチー)さんの作品ですね。
今回は「抱擁」というタイトルがついていますが
世界がこういう状況のなかでみんなが心を通わせ合えるようにという
メッセージが込められていると聞いています。
そういう意味も込めて、今回の作品は地球儀のような形になるそうです。
これまでの王さんの作品のなかでも、もっとも印象に残るものになると期待しています」


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「王さんの作品から殿川沿いに肥土山方面へ少し歩いた先にも今回新作があります。
岡淳さんという作家さんによる、水車をテーマにした作品です。
もともと殿川沿いには水車が何十台もあって、それで粉を引いてお素麺とかを作っていたそうなんですが
岡さんのひいおじいさんが住んでいた家に残っていた農家の道具などを使って
音の出る、楽器のような作品を作る、いわゆるサウンドインスタレーションを展開します。
岡さんはもともとプロのサックス奏者なんですが、
最近はそういった現代美術のインスタレーションなども手掛けているんです」


続いては三都半島エリア⛵
こちらにもたくさんの新作が登場します。


「見ごたえがあるのが、広島市立大学の伊東敏光先生と芸術学部有志による作品、「ナップヴィナス」です
前回の芸術祭ではダイダラウルトラボウという巨人の作品を手がけられましたが、
今度は女神です。
男性と女性の神様がいて、なんだか国生みの神話のようですよね。
廃屋を解体した木材などで作られていて、
作品が展望台にもなっているのでそこに上って海を臨むこともできるんです」

三都半島ではほかにも、
フリオ・ゴヤさんや矢野恵利子さん、田中圭介さんによる新作、新展開の作品があるほか
過去の芸術祭から常設展示されている作品もあるので
このエリアだけでもかなりの見ごたえがありそうです✨


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「小豆島、どうやって巡ればいいの?という人もいると思いますが、
フェリーに自家用車を積んで島に渡ることもできますし、
車がない場合はバスを利用してください。
芸術祭用に設けている特設路線とオリーブバス、どちらでも使える1DAYパスが
2,000円で発売されるのでぜひ利用してください。
この1DAYパスは、瀬戸芸のアプリから近日中に発売予定です。
発売されたら公式HPなどでお知らせしますので、チェックしてみてください」


広くて新作も多い小豆島、とても今日1回だけでは紹介しきれませんでした〜💦
残りはまた後日、「瀬戸内しまラジ!」放送とブログでお届けしますのでお楽しみに✨

posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○瀬戸内国際芸術祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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