1月になり、新しい年になりました。
が、むかしの暦では立春の前日、つまり2月の節分が年の変わり目。
毎年12月の冬至からその節分の日まで、小豆島の誓願寺で行われているのが
星まつりです。
星まつりとは、簡単に言うと
星の仏様に運気を上げてくださいとお願いすること。
誓願寺は、北極星の化身といわれる妙見菩薩を寺の鎮守としていて
その妙見菩薩に人々の幸運を祈願します。
星まつりを申し込むと授与されるお守り
なぜ冬至から節分の間に行うかというと、
その期間は日照時間が短いため
太陽の力が弱まる、つまり保身の力が増していると考えられているから。
この期間、誓願寺のご住職は毎晩星まつりの修法を行います。
修法とは、仏様をよろこばせるための真言宗の瞑想で、
誓願寺以外にも多くのお寺で星まつりの修法が行われています。
これは、誓願寺に残る江戸時代の書物。
当時のご住職が、星まつりを行うために
手法に使う法具やお供え物のほか
その年の星の運気や恵方などを記しているものです。
これらを見るだけでも、誓願寺の代々のご住職が
熱心に星まつりをしていたことがわかりますが
誓願寺の星まつりは戦後ごろからしばらく途絶えていました。
それを、現在のご住職の関口慈蘊さんが復興させました。
星まつりは冬至から節分まで行われていて
今からでも申し込みは可能です。
もし興味がある方は、誓願寺に電話で問い合わせるか
ウェブサイトからも申し込みが可能なので
ぜひチェックしてみてください。
妙見山西蓮院 誓願寺
(みょうけんざんせいれんいん せいがんじ)
小豆島町二面571
TEL:0879-75-0252
(みょうけんざんせいれんいん せいがんじ)
小豆島町二面571
TEL:0879-75-0252
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