🎤今週末、「石の島・小豆島」を感じられるイベントが開催予定です🎤
今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
小豆島町商工観光課 学術専門員の川宿田さんにご出演いただき
イベントの内容や小豆島の石の歴史についてお話しいただいています。
「今週末、21日(土)に、旧福田小学校グラウンドなどを会場として
石工さんの技術を公開するイベントを行います。
石工さんの技術というのは、電気や機械のない時代にどうやって石を割っていたかという
昔の技術のことです。
小豆島をはじめ瀬戸内の島には大坂城に石を切り出した歴史がありますが、
どうやって割って、運んで、そして石垣になったのか、それを実践で学ぼうとしています。
いざ昔の技術に挑戦しようと思ってもそのための道具がないので、
まずは道具を作るところから研修では取り組んでいます」
これまでも小豆島を会場として続けられてきた石工さんの研修。
全国から石垣修復に関わる石工さんが小豆島に集まり、
石割に使うノミを実際に鍛造(たんぞう)したり
それを使って石を割るなど、さまざまな研修を重ねてきました。
全国から石垣修復に関わる石工さんが小豆島に集まり、
石割に使うノミを実際に鍛造(たんぞう)したり
それを使って石を割るなど、さまざまな研修を重ねてきました。
でも、そもそもなぜ小豆島で全国の石工さんたちの研修が行われるようになったのでしょうか?
「小豆島には国指定史跡の石丁場跡があり、
昔の石工の技術を熱心に研究している石材会社もあります。
さらには八人石丁場、天狗岩丁場、豆腐石丁場など、
今の人たちが昔の技術について考える教科書的な場所もあります。
こうした丁場跡では、矢穴の大きさなどを実際に見て触って確認することができます。
このような理由から、全国各地から石工さんが集まって研修する場になったんです。
いろんな土地でいろんな石と向き合う石工さんが来られるので、
なかには花崗岩を扱っていない石工さんもいらっしゃるんですよ」
こうしていろんな石の知識を持った職人が集まることで、
技術の研さんや意見交換がなされ、それが文化財の石垣を守っていくことにつながるんですね。
今回の研修は20日から22日にかけて行われ、旧福田小学校で鍛冶と石材加工を、
そして森ヶ滝丁場で石を積む研修を行い、
そのうちの一部を21日に見学することができます。
そして森ヶ滝丁場で石を積む研修を行い、
そのうちの一部を21日に見学することができます。
「森ヶ滝丁場というのは、昭和30〜40年ごろ、たくさんの石をいろんな場所に提供していた丁場で
町に残っている記録によると、皇居の正門前にかかる橋の材料としても提供しているようです。
“福田の人はほとんど石に関わっていた”と言っても過言ではないくらい
石材産業が盛んだった時代の丁場跡で、日本遺産の構成文化財の一つでもあります」
21日(土)の見学会に参加希望の方は、
当日13時30分までに旧福田小学校に集合してください。
その後、学術専門員の川宿田さんが案内してくれます。
とくに予約は必要なく、当日13時30分までに集合すればOK。
終了は15時15分頃の予定です。
当日13時30分までに旧福田小学校に集合してください。
その後、学術専門員の川宿田さんが案内してくれます。
とくに予約は必要なく、当日13時30分までに集合すればOK。
終了は15時15分頃の予定です。
「小豆島から大坂城に石を運んでいたということは
多くの人が知っているかもしれませんが
そこにはたくさんの人が関わっていて
石工さんの技術もとても重要だったんです。
それを多くの人に見て、感じてもらえる機会にしたいと思います」
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