4月27日にMOCA OLIVEがオープン／小豆島アートプロジェクト: 瀬戸内しまラジ！

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2024年04月23日

4月27日にMOCA OLIVEがオープン／小豆島アートプロジェクト

完成予想図

今日の「瀬戸内しまラジ！」放送では
小豆島アートプロジェクト代表の石井純さんにご出演いただき
今週土曜日、4月27日にオープンする新美術館「MOCA OLIVE」の概要についてお話しいただいています。

まず、小豆島アートプロジェクトとは？

「小豆島にもアートを、という思いで続けてきたプロジェクトです。
小豆島も、ほかの多くの地域と同じように
少子化、過疎、福祉などたくさんの課題があるなかで、
行政も島民も“文化”っていうものも大切だとわかっているけれどなかなかそこまで手が回らない、
だったらその部分を自分が何かサポートすることはできないかと思い、
2018年、祖父母が住んでいた古民家でフランス人写真家のジョルジュ・ルース氏に作品を制作してもらい
ジョルジュギャラリーをオープンしたのが始まりです」

「もちろん小豆島は瀬戸内国際芸術祭の舞台でもあるので、
島内にアート作品もたくさんあるんですが、
3年に1度のイベント的なものではなく、常設で現代アートを楽しめる場所があったらいいんじゃないか、
また、豊島や直島には立派な美術館がありますが、
小豆島にも手づくりではあるけれども楽しい美術館があるよと言えるような
そんな場所を作りたいと思い、2021年に醤の郷現代美術館と、その別館としてMOCA HISHIO ANNEXをオープンしました」

ジョルジュギャラリーと、そこに併設されたコヒラカフェ、
そして醤の郷現代美術館、ANNEXという4つの施設を展開してきた小豆島アートプロジェクト。

そこに今回、5つ目の施設として加わるのが、
小豆島現代美術館 MOCA OLIVEです。

「建物を入るとまず、スムージーなどのドリンクを購入できるドリンクスタンドがあり、
ここが美術館の受付にもなっています。
美術館に展示しているのは、私がいいなと思った作品はもちろんですが、
これまで実際に親交を温めてきたアーティストの方と一緒に企画した作品も展示しています。
私は美術の専門家ではないですが、企業に勤めていたときは
ショールームとか情報発信拠点といったお客様が集まる場所を作る仕事に携わっていました。
そういう経験から、美術館を作るうえでも
どの作品が美術的価値が高いかということより
どうやったら面白い空間になるか、お客さんが喜んで感動してもらえるかということを
大切にしながら展示を作っています」