小豆島霊場第31番札所、誓願寺にある大ソテツ。
大正13年に国の天然記念物に指定された、とっっっても大きなソテツの木です。
大正13年に国の天然記念物に指定された、とっっっても大きなソテツの木です。
このソテツが3年に1度の剪定の時期を迎えたということで、
見に行ってきました。
剪定作業の途中の様子。
こんなにたくさんの葉が切り落とされているのに、まだまだ本体のボリューム感もたっぷりです。
このソテツ、老樹にもかかわらずまだまだ樹勢が衰えず、どんどん成長しているそう。
漢字で書くと「蘇鉄」、つまり蘇りの木ということで
それだけ生命力にあふれた樹なんですね。
剪定といっても枝を切り落とすわけではなく
茂った葉を切っていく感じなんですね。
茂った葉を切っていく感じなんですね。
誓願寺の住職、関口慈蘊さんによると
何重にも重なって茂っている葉を1周分だけ残してあとはすべて切ってしまうそう。
それでも、夏には新しい葉が出てきて、
半年ほどしたら見た目のボリューム感は元通りになるといいます。
剪定作業は島内の業者さんが来て行います。
以前来ていた業者さんは、もう高齢で引退されましたが
その方のお祖父さんの代から誓願寺のソテツの剪定をしていたそうです。
奈良時代に行基菩薩に手植えされたとも、
江戸時代にこの地域の豪商が長崎方面から持ち帰り寄進したとも言われるこのソテツ。
それだけ長い間、多くの人の手によって大切に守られてきたんですね。
【BEFORE】2024.3.15
【AFTER】2024.4.14
剪定後の姿を見ても、「これで剪定した後?」と思うくらいの存在感ですが、
before/afterを比べてみると、やっぱりボリューム感は違いますね。
剪定後の今の時期は、普段は見えない幹や根元の部分までよく見えます。
またすぐ葉が茂ってしまうとのことなので、
今は貴重な姿が見られる3年に1度のチャンス。
この機会に、ぜひ大ソテツのエネルギーを感じに行ってみてくださいね。
今は貴重な姿が見られる3年に1度のチャンス。
この機会に、ぜひ大ソテツのエネルギーを感じに行ってみてくださいね。
誓願寺
小豆島町二面571
0879-75-0252
0879-75-0252
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