2024年04月18日

野生動物と人間の営みをつなぐ「min.good」

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長く大切に使い続けられるもの、
暮らしにやさしく寄り添ってずっと一緒に時を刻んでいけるもの。
そんなアイテムを取り扱うショップ「うすけはれ」に、
自然と人の暮らしをつなげるプロジェクト「min.good」の新作が並んでいます。


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上杉さんご夫妻が営むうすけはれ
min.good(ミングッド)は、ご主人の新さんが手がけるプロジェクトです。

島でたくさんのイノシシやシカが害獣として駆除されていることを知り、
その命を少しでも人間の営みと繋げることはできないかと
イノシシやシカの革を使った革小物を制作しています。


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今回、新しく登場したのは財布。
「wallet from wild」16,500円

イノシシのヌメ革を使った財布は
軽くてやわらかく、しっとりした触り心地。
着色していないヌメ革は、使うほどに飴色に変化していきます。
また、縫い目が少なく、折り目もふんわりと仕上げているので
使う人がどう使うかによって形も変わっていきます。



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財布の中にはカードケースと小銭入れ。
これは牛の床革(とこがわ)で作られています。

牛の革は分厚いので製品を作る際は薄く裂いて使いますが、
表面を剥いだあとの革を床革といいます。
この床革は捨てられることが多いのですが、
動物からもらったものを大切に使おうという考えから
床革で製品を作るブランドも増えているそうです。


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こちらのポーチも新しく登場。
「Pouch from wild」14,300円

こちらはイノシシのヌメ革と、
シカの革で作られた黒いものと2種類があります。

シンプルな造りでとても軽いポーチ。
ショルダーひもは取り外して使うこともできます。
さきほどの財布に付いていたカードケースや小銭入れは単体でも販売されているので、
このポーチにセットすれば財布の機能を備えたポーチとして
現金、カード、スマホなど最低限のものを持ってちょっとお出掛けするのにぴったりです。


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min.goodの製品は
できるだけ捨てる部分が少なくなるようにと
革のきれいなところだけでなく、動物が生きているときにできたキズも残して仕立てています。
それに加え、動物それぞれの個体差やどの部分の革を使うかによって
ちょっとした風合いや色味も違ってきます。


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そうした理由から、実物を見て納得して買ってほしいと
今のところは店頭販売のみで、ネットショップでは扱っていません。


これから新緑の季節を迎え、生命力みなぎる小豆島の山々。
そんな山に囲まれた静かなショップへ、ぜひ立ち寄ってみてください。



うすけはれ
小豆島町中山131-1
090-8284-6171
営:10時〜17時
休:火・水曜


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posted by しまラジ! at 09:00| 香川 | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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