2024年03月05日

卒業の記念に歩き遍路/2024年の卒業遍路

卒業遍路06.JPG
昨年の卒業遍路の様子


今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
小豆島霊場第8番札所 常光寺 副住職の
大林慈空さんにご出演いただき
今年の卒業遍路についてお話しいただいています。


240216_常光寺 (4)00.JPG


今年の卒業遍路
3月18日(月)に行われます。

まず、卒業遍路とは。

「卒業という人生のターニングポイントに小豆島で歩き遍路をして、
新たなスタートの契機としていただきたいなという思いで
2015年から毎年3月に開催しています」

中学校と高校をこの春に卒業する3年生を対象としたイベントで、
これまでは小豆島の中高生に限定していましたが、
今回は、以前小豆島に住んでいたとか、
小豆島出身の友人と一緒に歩きたいとか、
そういった方も含めて小豆島在住者に限らず広く参加を募集しているとのことです。



●IMG_8334_00.JPG


「小豆島には昔から小豆島八十八ヵ所霊場という札所があって
今でも全国各地からたくさんのお遍路さんが小豆島に来て札所を巡っているわけですが
そのなかでも『へんろ道』というのが残っているのが特徴なんです。
もちろん舗装された車道のへんろ道もありますが、
山のなかの、未舗装の歩き専用の道もたくさん残っています。
そういう道は、木々のなかを抜けていく道とか
木洩れ日や気持ちのいい風を感じられる道、
足元は落ち葉が積もってやわらかくて心地いい道がたくさんあるんです」


ワタシも今まで何度か慈空さんの先達で歩き遍路をさせてもらっていますが
「えー!こんなとこ歩けるの!?」と思うような藪の中の道や
足元に注意しながら慎重に一歩一歩歩かなきゃいけないような道など
本当にいろんなへんろ道があります。

それが、楽しい。


240216_常光寺 (5)00.JPG

「私自身、小豆島育ちではなく、2009年に小豆島に来たときに
小豆島霊場というものを知りました。
そこではじめて歩き遍路をやってみたんですが、
これが思っていた以上に素晴らしい体験だったんです。
しんどい上り道を経たあとにご褒美のような景色が待っていて、
そのあとにはまた下りの道があってと、その繰り返しで約1週間かけてすべての札所を回りました。
最後の方は、もう終わってしまうのかと名残惜しくなるくらいの体験で、
これを多くの人と分かち合いたい、とくに地元の人に知ってもらいたいという思いから、
今では歩き遍路がライフワークになっています」


●IMG_8398_00.JPG
昨年の卒業遍路の様子


「今年の卒業遍路は3月18日(月)に開催します。
朝8時に集合して、最初にお遍路の作法の紹介をしたら
遍路装束を来て歩き始めます。
途中お昼休憩を挟んで、みっちり17時くらいまで歩きます。
最後はくたくたになると思いますが、
しんどかったけどいい時間だったと思ってもらえると思います」


遍路装束と杖、輪袈裟(わげさ)は用意してくれているので、
参加者は山歩きができるような服装と歩きやすい靴、そして万全の体調だけをご準備ください。

今年は三都半島をぐるりと巡るコース。
歩き遍路ファンのなかでも人気の高いコースですよ。

●IMG_8911.JPG


申し込み方法はこちら

@学校の先生へ申込
小豆島の中学校・高校には卒業遍路のチラシ(ピンク色)が配られています。
そのチラシにある申込書に記入して学校の先生に提出してください。

Aウェブサイトから申込
慈空さんが運営するサイト歩き遍路通信てくてくの問合せフォームから
卒業遍路に参加したい旨を送信してください。


B電話にて申込
慈空さんに直接電話で申し込みできます。
090-2386-1933


参加費は1人2,000円(昼食代・保険料込)で、
申込締切は3月14日(木)までです。

持ち物や集合場所など詳しい内容は、各学校に配布されたチラシまたは
こちらのサイトをご覧ください。


≪関連記事≫





posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☀ | TrackBack(0) | ○小豆島霊場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック