香川県産のオリーブオイルの品質向上を目的に毎年開催されている
香川県オリーブオイル品評会。
明日、小豆島の小豆オリーブ研究所でその官能評価が行われます。
香川県オリーブオイル品評会。
明日、小豆島の小豆オリーブ研究所でその官能評価が行われます。
今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
NPO法人小豆島オリーブ協会の中村郁恵さんにご出演いただき
オリーブ品評会や香川県産オリーブオイルの品質についてお話しいただいています。
小豆島産業会館の中にオリーブ協会があります
「令和5年度香川県オリーブオイル品評会の官能評価が、明日行われます。
昨年9月以降に香川県内で収穫されたオリーブ果実のみを原料とし
県内で採油された食用エキストラバージンオリーブオイルで、
販売を目的として製造した製品のみを対象として行われます」
小豆島だけでなく香川県全域の事業者を対象としているんですね。
そもそも日本には、オリーブオイルの品質を示す明確な基準がありません。
そこで、スペインにある国際的なオリーブオイルの機関、
インターナショナルオリーブオイルカウンシル=IOCが定める規格にのっとって、
香川県独自のオリーブオイルの品質評価基準を設けています。
この基準では、オイルの酸度などさまざまな項目ごとに化学的な検査の結果を明確な数値として出していて、
品評会に出品されるオイルはもちろんこの基準に合致したものばかりです。
「オリーブオイルはやっぱり自然のものなので
天候や気温などその年の状況によってオイルの出来も左右されるので
毎年同じ品質のオイルを作り続けるというのは本当に大変なことなんです」
昨年の品評会の様子
小豆オリーブ研究所は、先ほど出てきたIOCが認定した機関。
香川県には香川県オリーブオイル官能評価員という資格を持った人たちがいて、
その評価員と、岡山県や東京都などの民間団体のオイルの専門家、
あわせて10人の審査員が官能評価を行います。
「審査されるオイルは、平等性を保つために濃い赤色のグラスに入っています。
オイルの色で味の先入観を持たないようにするためのものです。
また、オイルが冷えすぎないように保温器も使いながら
すべてのオイルが平等に、ベストな状態で審査員の元に渡るよう細心の注意が払われます」
出品されたオイルは、嗅覚や味覚などさまざまな項目ごとにポイントがつけられ、
その合計ポイントで最終的なジャッジが下されます。
「それぞれの生産者さんが、我が子を育てるような気持ちで大切に作った
自信を持ったオイルが出品されています。
ですから、審査員のみなさんもまずその思いをくんで、
そして真摯に審査に向き合われていますが
生産者さんの熱い思いがこもったオイルはどれも甲乙つけがたく、
審査が進むごとに苦悩の表情になっていくんです。
実際、昨年の品評会の結果についても、上位のオイルは本当に僅差だったんです。
それほど、香川県のオリーブオイルの品質が高いという証だと思います」
昨年の品評会の受賞オイル
オリーブ協会には、先月、福岡に住む方から「今年の品評会はそろそろですか」という問合せがあったそうで、
その方は昨年も県知事賞をとったオイルを購入されたんだとか。
香川県のオリーブオイルのファンの方は全国にいらっしゃるんですね✨
その方は昨年も県知事賞をとったオイルを購入されたんだとか。
香川県のオリーブオイルのファンの方は全国にいらっしゃるんですね✨
この品評会をひとつのきっかけとして
一人でも多くの方に香川県産オリーブオイルを味わってもらえたらと思います。
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