2023年12月21日

一流の料理を小豆島で/小豆島×飛鳥U スペシャルメニュー

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豪華客船「飛鳥U」の総料理長、瀧淳一氏による一流の料理が楽しめる
スペシャルなイベントが小豆島で始まりました✨

小豆島×飛鳥U スペシャルコラボ
12月19日(火)〜27日(水)

≪ランチ≫11時〜14時
ランチコース 5,000円
スペシャルコース 8,500円
飛鳥U特製ドライカレー 2,200円
バル おつまみセット 2,200円

≪ディナー≫17時〜22時
スペシャルコース 8,500円
バル おつまみセット 2,200円

※すべて税込

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小豆島の食材をふんだんに取り入れたコース料理。
いったいどんなお料理が出てくるの??興味ありますよね。

そんなみなさんのために、料理の詳細はもちろん、料理長にも取材してきました❗❗

お料理の試食レポートもお楽しみに✨


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小豆島産真鯛のフォアグラ丸島醤油和え
トリュフのココット

右側が真鯛、左側のパイが乗ったものがココットです。
まず真鯛の方は、タイの切り身を肝醤油と和えたもので、丸島醤油が使われています。
タイの甘みやトロッとした食感、肝の旨みと醤油の香りが口のなかに広がります。
続いてココット。
容器のフタをしているパイを外した途端、トリュフのいい香りがふわっと立ち上ります。
中にはスライスしたトリュフのほか、レーズンやブラウンマッシュルーム、サツマイモやピスタチオなどが入っていて
それらをスプーンですくって口に運ぶと、レーズンのほのかな酸味や
サツマイモの甘み、コクのあるピスタチオなどいろんな味と食感が混ざり合って
口のなかを楽しませてくれます。

一品目、肝やトリュフなど香りの強い食材で食欲が刺激され、
これからおいしい料理を楽しむ準備が整います。

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小豆島産手延べパスタ
モッツァレラとオリーブオイル

次はパスタ。普段から忠左衛門でも使っている手延べパスタです。
これも手間ひまのかかった一品…!

まず1つ目のポイントはクリアトマトのジュレ
これは、トマトに塩をふってひと晩置くと、浸透圧でトマトの旨みを含んだ水分が出てきて、
そのエキスをジュレにしたもの。
これがパスタ全体に絡んでいます。
麺の下にはバジルをたっぷり使ったジェノバソースが隠れていて、
このソースをさらに絡めていただきます。

2つ目のポイントは、お皿の上に散りばめられた謎の白い粉
これ、実はオリーブオイル
飛鳥Uでも使っているオリジナルブレンドの完熟オリーブオイルを粉末状にしたもので、
食べると確かにオイルの味。そして口に入れたとたんオイル状に溶けていきます。
これは初めての体験✨おもしろい💓

さらに、オリーブの新漬けやロマネスコのスライスのほか、
八丈島のモッツァレラチーズや青ヶ島で作られたひんぎゃの塩など
料理長こだわりの食材が使われています。


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カプチーノ風マッシュルーム
ポルチーニのブーランジェ―ル

続いてはスープ。
ふわっふわの泡にはマッシュルームの風味がたっぷり。
下半分はポルチーニのポタージュになっていて、
まず最初にこの泡とポタージュをスプーンでよく混ぜて、
コーヒーを飲むようにカップを持っていただきます。

濃厚なポルチーニの香りとなめらかな舌触り。
長く続く余韻までおいしい、キノコ好きにはたまらないスープです。
添えられているのはパン生地にポルチーニの粉末を混ぜて焼いたもの。
途中でちょっと口に入れると、ほのかな甘さが口の中をリセットしてくれます。


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小豆島産平目と彩野菜のサラダ仕立て

魚料理は小豆島産のヒラメ…ですが、見えないほど野菜がたっぷり乗っています。
レンコン、ラディッシュ、ブロッコリー、しめじ…などなど。

数種類のソースを使っていて、
赤いのはビーツのソース
黒いのは井上誠耕園の「樽熟成ビネガーソース」、
そしてヒラメの切り身の下には井上誠耕園の「オリーブオイルコンフィ 木の実とドライ果実」が隠れています。
甘いコンフィと酸味のあるビネガーソース、そしてさまざまな野菜の味と食感が
口のなかで混ざり合って、奥行きのある味わいになっています。

料理長おすすめの食べ方は、「スプーンとフォークで下からざっくり3回混ぜて食べて」とのこと。
混ぜすぎると味が均一になってしまうので、ざっくり3回くらいがちょうどいいそうです。


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香川県産オリーブ牛のグリエ
小豆島産野菜のラグーと飛鳥特製フォンドボー

お肉料理はやっぱりオリーブ牛✨
2種類のソースでいただきます。
1つは野菜のラグー。今回のコース料理では野菜をたくさん使っていますが
その切れ端などもすべて一緒に煮込んでいて、野菜の甘みがしっかりと生きたソースになっています。
もう1つは飛鳥特製のフォンドボー
仔牛の骨やスジを焼いて、香味野菜などと一緒に煮込んで、1週間かけて手づくりしたもの。
飛鳥の肉料理には欠かせないソースを、今回小豆島に持ってきてくれました。


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ダブルパフェ
うみかぜ椎茸のデザートとマロン
バニラアイスとショコラムース

え??デザートにシイタケ?
と、誰もが思ったことでしょう。
上の器に入っているのは、シイタケのジェラートです。
見た目は、ちょっと茶色っぽいけど普通のミルクジェラートかな、と思いますが
食べると「これ、何か“和”のものが入ってる??」と感じます。
よくよく感覚を研ぎ澄ますと、たしかに旨みのタイプや風味がキノコっぽい…
もしかしたら一生に一度かもしれない、シイタケのジェラートの下には
マロンのクリームが敷かれています。

添えられているのは、グラノーラとシイタケの削り節
これを途中でかけると、さらにシイタケ感がアップ&グラノーラの食感が加わって
よりパフェっぽくなります。

下の器はチョコレートのムースとバニラアイス
小豆島産のイチゴや、井上誠耕園でとれたスイートスプリングなど
フルーツやナッツと一緒に味わいます。

夢のようなコース料理もこれで終わり…デザートも豪華でした。


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今回のポップアップレストランのために
飛鳥Uの総料理長 瀧淳一氏と飛鳥のスタッフ10人が小豆島に滞在し、
忠左衛門のキッチンで腕をふるいます。

1998年、23歳のときから飛鳥に乗っているという瀧氏は
2012年から総料理長を務めています。
2013年、飛鳥に小豆島出身のスタッフがいたことがきっかけで井上誠耕園と出会い、
2014年からは飛鳥オリジナルブレンドの完熟オリーブオイルを使うなど小豆島との縁が続き、
これまでにもたくさんの小豆島食材を使ってきたそうです。

「小豆島は、乳製品以外なんでもそろうと言われるほど食材が豊かな島。
今回のイベントでも、“島だからこれができない”ということはなく
飛鳥で提供している料理を、食材を小豆島のものに変えて提供しています。
それだけ多様な食材が、高いクオリティでそろうのが小豆島の食のポテンシャルだと思います。
加えて、この企画が決まってから、島の食産業の会社や組合の方から
いろんな食品・食材の提案をいただいたおかげで
食材探しには苦労しませんでしたね。
小豆島で手に入らないものについては、島つながりでイメージして
八丈島や青ヶ島で作られたものを取り入れています」

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普段から飛鳥でも使っている、井上誠耕園と作ったオリジナルブレンドの完熟オリーブオイル。
今回の料理にもふんだんに使われています。


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普段からなじみのある小豆島産の食材が、
一流の料理人の手によってこれまで知らなかった一面を見せてくれる今回のポップアップレストラン。

おいしいのはもちろんですが、それ以上に、
「こんな食べ方あったの!?」
「この組み合わせ、はじめて!」
など、驚きやワクワクを感じさせてくれるのがこういう料理の醍醐味です。

12月27日までの期間限定レストランですが、
まだ平日を中心に席に余裕がある日もあるそうなので
ぜひこの機会に小豆島食材の新たな一面を楽しんでみてください。

予約は電話にて
0120-750-533
まで(受付:平日・土曜9時〜17時)



レストラン忠左衛門
小豆島町蒲生甲61-4
※イベント期間中、通常の忠左衛門のメニューは提供していませんのでご注意ください。

posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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