2023年11月11日

読書の秋、芸術の秋/二十四の瞳映画村

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秋といえば、食欲の秋❗…と言いたくなるところですが
芸術の秋、読書の秋というのもありますね。

小豆島ゆかりの作家といえば、
小説「二十四の瞳」の作者、壺井栄
小豆島出身で、昭和42年に67歳で亡くなるまで
数多くの小説や随筆を書き残しました。

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二十四の瞳映画村にある壺井栄文学館
映画村の入村料を払えば無料で入館・見学することができます。

館内には代表作「二十四の瞳」の原稿のほか、愛用品や数々の初版本などを展示。
また、栄の夫で小豆島出身の詩人、壺井繁治や
同じく小豆島出身の作家、黒島伝治にまつわる資料も展示されています。

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現在、企画展「山口大二コレクション」を開催中。
壺井栄に関連する資料を収集し、栄自身とも交流のあった山口大二氏が所蔵していた
数々の署名入り初版本や直筆原稿、書簡など
貴重な資料を見ることができます。


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「二十四の瞳」は、小さな村の小学校に赴任してきた若い女性教師と
その12人の教え子たちの心の交流を通して
教育、貧困による生活苦、そして戦争などさまざまな社会的テーマを描いた小説。

いま、世界各地で起こっている戦争や自然災害。
その影響を受けて教育の機会を失い、明日の生活もどうなるかわからないなかで暮らす子どもたち。
こうした状況で私たちは何を考え、どういう選択をしていけばいいのか、
今から70年以上前に書かれた小説「二十四の瞳」が教えてくれるかもしれません。


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ギャラリーKUROgOでは、企画展「紡ぐ記憶」を開催中。
小豆島在住の鋳造作家、柴田早穂さんによる作品と
その制作の過程を記録した映像作品「未来から触れる小さくて大きな記憶」を
鑑賞することができます。

映像作品は40分超とかなりのボリュームですが、見ているとあっという間。
作品制作の記録の合間に小豆島の美しい風景が差し込まれていて
その美しさに時間を忘れて見入ってしまいますよ。

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ブックカフェ書肆海風堂では「二十四の瞳」や映画に関する書籍を読みながら
こだわりのコーヒーやドリンクを楽しむことができます。

映画『二十四の瞳』で大石先生を演じた昭和の大女優、高峰秀子ギャラリーも併設しているので
そちらもぜひ見てみてください。

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コスモス畑が見頃を迎えた秋の映画村。

芸術の秋、そして読書の秋、文学の秋。
もちろん食欲の秋も、たっぷり映画村で楽しんでくださいね。



二十四の瞳映画村
小豆島町田浦
0879-82-2455
営:9時〜17時
休:無休
HP




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posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○イベント・お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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