撮影:Toshi Tsubosa
10月14日から、二十四の瞳映画村のギャラリーKUROgOで新しい企画展が始まっています。
第15回企画展「紡ぐ記憶」
期間:10月14日〜2024年1月8日(月祝)
¥:無料(二十四の瞳映画村入送料が別途必要)
展示しているのは、小豆島で活動する鋳造作家の柴田早穂さんの作品と、
柴田さんの作品制作の過程をていねいに記録した映像作品。
この映像を手がけたのは、小豆島ではドローンカメラマンとして知られる坪佐利治さんです。
撮影:Toshi Tsubosa
作品「雪ネコの記憶」と
「みさきちゃんとゆずの小さな彫刻」
「みさきちゃんとゆずの小さな彫刻」
星ヶ城に降った雪で作った猫の姿と
柴田さんの友人とその飼い猫が寄り添う姿
ギャラリー内に資料があるので、ぜひ読んでみてください。
それぞれの作品が生まれるまでの過程を知ると、
それぞれの作品が生まれるまでの過程を知ると、
作品がさらに温かみを増すように感じられます。
撮影:Toshi Tsubosa
その過程をうつしとった映像作品が
坪佐さんによる
「未来から触れる小さくて大きな記憶」
坪佐さんによる
「未来から触れる小さくて大きな記憶」
映像では、柴田さんの作品制作の過程を
制作のための素材収集から鋳造の工程までていねいに記録していて、
作品のモチーフに対する柴田さんのあたたかいまなざしが伝わってくるようです。
制作のための素材収集から鋳造の工程までていねいに記録していて、
作品のモチーフに対する柴田さんのあたたかいまなざしが伝わってくるようです。
そして何と言っても映像の美しさ。
小豆島の自然や気象をよく知る坪佐さんだからこそ撮れる、島の美しい風景が
あちこちに散りばめられています。
映像は40分を超える長さですが、時間を忘れて見入ってしまいます。
あちこちに散りばめられています。
映像は40分を超える長さですが、時間を忘れて見入ってしまいます。
撮影:Toshi Tsubosa
部屋の奥には、実際に鋳造で使う道具が展示されています。
ここに敷かれた砂は、小豆島でとれる4000万年前の砂岩の砂。
この砂で作った鋳型で、「みさきちゃんとゆずの小さな彫刻」は作られているそうです。
ここに敷かれた砂は、小豆島でとれる4000万年前の砂岩の砂。
この砂で作った鋳型で、「みさきちゃんとゆずの小さな彫刻」は作られているそうです。
今回の展示は、
入り口のタイトル➡素材との関係➡映像作品
の3部構成からなるインスタレーション。
モチーフや素材に対してていねいに向き合う柴田さんが
時間をかけて対象を見つめ、フィールドワークを重ねて制作する、
その時間を追体験できるような気がします。
最後に、柴田さんからのコメントを。
「私の作品には特別な素材もモチーフも出てきません。
常に私たちの身近にある環境や歴史に関して作品を鑑賞しながら
改めてそれぞれが感じてくだされば幸いです」
静かな時間が流れる展示「紡ぐ記憶」
ぜひ時間をたっぷりとってご来場ください。
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