2023年09月01日

防災の日/小豆島町の防災ワークショップ

230820_防災教室 (25)00.JPG

今日、9月1日は防災の日
ちょうど100年前、1923年の9月1日に関東大震災が発生した
ことにちなんで制定されたものです。

そしてちょうどこの9月というのは、日本では台風が増える時期でもあります。
防災について意識を向けておきたいですね。

230820_防災教室 (54)00.JPG

比較的気候が穏やかな瀬戸内地域ですが
小豆島でもこれまで台風や高潮、地震などたくさんの災害に見舞われてきました。

事前にある程度の備えができる台風はまだしも、
突然起こる地震に対しては
日本人ですら冷静に対処するのは困難なこともあります。
ましてや、日本の災害に関する知識が少ない外国人はなおさらのこと。


230820_防災教室 (6).JPG

そこで、先月小豆島町で行われたのが
外国人向けの防災ワークショップ。

JICA四国(独立行政法人 国際協力機構 四国センター)や
EGN(特定非営利活動法人えひめグローバルネットワーク)のスタッフ、
そして小豆島町の職員によって、
防災のために知っておくべきことや
災害の際にどう行動するかなどがレクチャーされました。

230820_防災教室 (18)00.JPG

参加したのは、島内の企業で技能実習生などとして働く
ベトナム人やインドネシア人の方たち。
日本語がまだよくわからない人には通訳も付いて、
やさしい日本語でゆっくりと説明します。


230820_防災教室 (42)00.JPG

起震車で地震の揺れを体験。
南海トラフ地震で想定される最大震度「7」を体験します。

230820_防災教室 (62)00.JPG

避難所で使う簡易トイレやテント、ベッドなども
実際にやってみることで組み立て方や使い方を学びました。

230820_防災教室 (20)00.JPG
やさしい日本語版、英語版、タガログ語版などの防災ガイドブック



小豆島町内には約170人の外国人が住んでいます。
170人ということはつまり、町民全体の1%を超えているんです。
そうしたことからも、外国人向けの防災訓練が必要だという考えから、
小豆島町ではこうした活動に取り組んでいます。


「在住外国人のなかでもとくに技能実習生の方は、
若い単身の方がほとんどです。
職場以外の場所で災害が起こったときは、
自分で判断して避難する必要があるので
正しい防災の知識を付けておいてもらえたらと思います。
また、若い外国人の方にこうした研修を通して
仮設トイレやテントの使い方を知っておいていただくことで
実際に災害が起きたときに、ただ避難するだけじゃなく
率先して動いてもらいたいという期待もあります」
と、小豆島町総務課の方。

災害が起きたときは、日本人も外国人も同じ、いち避難者。
もしものとき、島で暮らす人たちが助け合って命を守れるよう、
平時から備えておきたいですね。


≪関連記事≫



posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☔ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック