7月29日、小豆島町田浦にある岬の分教場で
4年ぶりとなる文芸教室が行われました。
4年ぶりとなる文芸教室が行われました。
まずは分教場の3・4年生の教室で開校式。
小豆島町長で岬の分教場保存会理事長、そしてこの日は校長先生の
大江正彦先生の挨拶で始まりました。
おなご先生こと苗羽小学校教諭の阪倉順子先生が出席をとり、
文芸教室がスタートします。
文芸教室がスタートします。
みんなで「二十四の瞳」の朗読劇をしたあと、
子どもたちはおなご先生と一緒に作文、
大人の参加者はおとこ先生こと讃岐文学研究者の田山泰三先生の
文学講義を受けました。
大人29名・子ども6名の、合計35名が参加した今年の文芸教室。
朗読劇にはおなご先生やおとこ先生も加わって、
大人数で行われました。
一人ひとりに台本が手渡され、自分の担当のセリフを練習します。
朗読劇を見守るのは、田浦オリーブプロジェクトの鈴木展子さん。
「間違えてもいいから、気持ちだけは込めてやりましょうね」
「間違えてもいいから、気持ちだけは込めてやりましょうね」
朗読劇は、大石先生と子どもたちの最初の出会いや、
ケガをして学校を休んでいる大石先生のもとに子どもたちが会いに行くシーン、
ラストの同窓会など、物語のなかでも大切なシーンをつなぎ合わせて構成されています。
はじめて朗読劇に参加する人がほとんどでしたが、皆さんとても上手!
地元小豆島の方は自然な言葉で、ナレーションは粛々と、
子どもたちも元気いっぱい大きな声で堂々と朗読できました。
聞いているとやっぱり、目頭が熱くなるんですよね・・・イイオハナシ
この後、子どもたちは教室で作文、大人は田山先生の文学講義。
壺井栄の小説「二十四の瞳」、そして小豆島の文学にたっぷりと親しんだ一日でした。
壺井栄の小説「二十四の瞳」、そして小豆島の文学にたっぷりと親しんだ一日でした。
文芸教室の開催場所となっている岬の分教場は
昭和46年まで苗羽小学校田浦分校として実際に子どもたちが通っていた場所。
映画「二十四の瞳」で主演を務めた高峰秀子さんの元には
映画公開後、全国の先生たちから「元気づけられた」などの手紙がたくさん届いたそうで、
この分教場は今も教育の聖地といわれています。
来年、2024年は、高峰秀子さん生誕100年、
そして高峰さんが主演を演じた映画「二十四の瞳」の製作70周年のメモリアルイヤー。
高峰さんや「二十四の瞳」にまつわるイベントが多数企画されているので
楽しみにしていてくださいね。
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