連日、二十四の瞳映画村についての話題をお届けしていますが
今日は村内にある壺井栄文学館について。
現在行われているのが、風鈴と言葉の涼展です。
今日は村内にある壺井栄文学館について。
現在行われているのが、風鈴と言葉の涼展です。
夏に毎年開催されている企画展。
文学館の軒先にはたくさんの風鈴が吊るされ、
その短冊には壺井栄さんや「二十四の瞳」にまつわる言葉が書かれています。
文学館の軒先にはたくさんの風鈴が吊るされ、
その短冊には壺井栄さんや「二十四の瞳」にまつわる言葉が書かれています。
この短冊部分は、ベンガラ泥染めという技法で染め抜かれたもの。
「ふたたび」「花のいのち」といった壺井栄さんの作品のタイトルや、
「マッチャン」「ニタ」「大石先生」など
「二十四の瞳」の登場人物の名前もあります。
そよ風のときはチリン…チリン…とやさしい音に癒されますが
時おり強い風が吹いたときにたくさんの風鈴が一斉に風に揺れる姿も圧巻。
時おり強い風が吹いたときにたくさんの風鈴が一斉に風に揺れる姿も圧巻。
目で見て、耳で聞いて、涼やかに夏を感じてみてはいかがですか。
風鈴と言葉の涼展は8月31日(木)まで行われています。
そして文学館を訪れたらぜひ見てほしいのが、こちら。
「牧野日本植物図鑑」(昭和15年・北隆館/牧野富太郎著)
今期の朝ドラでも話題になっている、植物学者の牧野富太郎さんの植物図鑑です。
草花が好きな壺井栄さんが「ただ一冊だけ手元に置くとしたら」と聞かれて選んだのがこの本だったと、昭和35年の新聞に紹介されているそうです。
草花が好きな壺井栄さんが「ただ一冊だけ手元に置くとしたら」と聞かれて選んだのがこの本だったと、昭和35年の新聞に紹介されているそうです。
何度も開いて見ていたことが、ボロボロの背表紙からもよくわかります。
本には壺井栄さん自身が採集した草花が挟まれていたりして、
常に傍らに置いて大切にしていたんですね。
この植物図鑑は常設展示されています。
また、文学館では9月7日(木)まで
壺井栄さんの直筆原稿が特別展示されています。
壺井栄さんの直筆原稿が特別展示されています。
「続私の花物語」や「草の実」といった作品の、壺井栄さん本人による手書き原稿。
やさしい雰囲気の文字や推敲のあとから、そのときの作家としての思いや
人間性といったものも感じられるようです。
壺井栄文学館は、二十四の瞳映画村の入村料を支払えば無料で入館できます。
涼しくて静かな館内で、しばし文学の世界に浸ってみてはいかがですか。
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