昨年の様子
今日は中山千枚田で伝統行事の虫送りが行われます。
昨年の様子
地元の人たちにとって大切な伝統行事である一方で、
観光客の参加も受け入れている中山の虫送り。
今後、地元に無理な負担をかけずに継続していくために
今年から火手(ほて)を持つためには事前予約が必要、
さらに島外から参加する方は火手が有料となりました。
その火手づくりが行われたのが7月2日。
梅雨の晴れ間の強い日差しが照りつける日に、
中山地区の方々やこえび隊、その他地元有志の方々によって450本の火手が作られました。
火手になるのは、1.2mほどの竹。
その端に十字に切り込みを入れ、竹に燃えすぎ防止のためのアルミホイルを巻きます。
その中に入れるのが、細い竹に巻きつけたタオル。
アルミホイルを破らないように入れていきます。
こんなふうにアルミホイルが破れていたらやり直し。
タオルを入れたら外側から針金で縛って固定します。
最終チェックをしているのが自治会長の井口さん。
締まりがゆるくないか、竹の隙間はちょうどいいか、確認しています。
締まりがゆるくないか、竹の隙間はちょうどいいか、確認しています。
井口さんによると、先端の竹の切込みの隙間が1cmくらいあいているのがちょうどいいそう。
隙間なく締まっていると、火をつけたときに炎が先端からしか出ないし、
逆に広すぎると横から火が出過ぎてしまうそう。
逆に広すぎると横から火が出過ぎてしまうそう。
虫送り、遠くから見ると幻想的ですが
実際けっこうな火がついた棒を持っているわけだから
安全に行うためにも火手をしっかり作らなきゃいけないんですね。
実際けっこうな火がついた棒を持っているわけだから
安全に行うためにも火手をしっかり作らなきゃいけないんですね。
中山千枚田の美しい風景を守るために、たくさんの人がさまざまな形で中山の暮らしや伝統に関わっています。
虫送りもその一つ。
これを機に、中山千枚田に関心を持ってくれる人が増えるといいですね。
虫送りもその一つ。
これを機に、中山千枚田に関心を持ってくれる人が増えるといいですね。
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