小豆島町池田に4月1日に開校した香川県立小豆島みんなの支援学校
今日からいよいよ子どもたちが通い始め、明日は入学式が行われます
今日からいよいよ子どもたちが通い始め、明日は入学式が行われます
小豆島で初となる支援学校の開校
3月23日に行われた内覧会には多くの島民が訪れ、期待の高さが感じられました
こちらが校旗
校章のデザインは一般公募したもので、全国から400以上の応募があったなかから選ばれました
真ん中のオブジェクトは、右側が小豆島の「小」、全体ではみんなの「み」を表しています
周囲にはオリーブの葉と熟した実をリースのように配置
その一部を開けることで、枠にとどまらずのびのびと自分らしく学べる学校を表現しています
これまでは島内に支援学校がなく、支援の必要な子どもは小学校の支援教室に通ったり
寄宿舎に入って島外の支援学校に通ったりしていましたが
今回支援学校ができたことで学びの選択肢が増えました
寄宿舎に入って島外の支援学校に通ったりしていましたが
今回支援学校ができたことで学びの選択肢が増えました
また、小豆島みんなの支援学校は義務教育の小・中学生を対象としていますが
高校生でもケースによっては小豆島みんなの支援学校の教室を
香川県立香川中部支援学校の分教室という形で使うこともできます
今年は高校生が2人いるそうです
2つの学校をつなぐ通路を支援学校側から見たところ
小豆島みんなの支援学校が大切にしていることの一つが交流です
それは学校の立地を見れば一目瞭然
小豆島町立池田小学校に隣接しており、池田小と支援学校は通路でつながっています
それは学校の立地を見れば一目瞭然
小豆島町立池田小学校に隣接しており、池田小と支援学校は通路でつながっています
この通路を通ってお互いに行き来できる設計になっていて
池田小もテラスの段差をなくすなどの工事が行われました
また、両校が交流しやすいよう時間割も調整しているとのこと
池田小とつながる通路に面しているのが1階の多目的ルーム
お昼はランチルームとしても使われる部屋で、
吹き抜けの高い天井と大きな窓が開放的な雰囲気の明るい部屋です
お昼はランチルームとしても使われる部屋で、
吹き抜けの高い天井と大きな窓が開放的な雰囲気の明るい部屋です
ここにいると、池田小からお友だちがやってくるとすぐにわかるだけでなく
池田小からもこの部屋がよく見えるようになっています
池田小からもこの部屋がよく見えるようになっています
両校の日常的な交流を象徴する部屋ですね
また、体育館や図書室に備えている運動器具や本なども、
池田小にはないようなものをセレクトしているとのこと
池田小にはないようなものをセレクトしているとのこと
たとえば跳び箱は、ぶつかっても痛くないソフトな素材でできています
図書室には普通の4倍くらいある大きな絵本も置いています
こういった本や運動器具は、希望があれば池田小に貸し出すことも想定していて、
お互いが補い合いながら教育活動を進めることで、さらなる交流を生むという計画です
そのほかの教室も見ていきましょう
こちらは中学部と高等部分室の生徒が織物や木工、軽作業などの作業学習などに使う部屋
吊り遊具などを使った感覚運動学習などができる自立活動室
調理実習室
2つある実習台のうち1つは、使う人に合わせて台の高さを変えられるタイプ
2つある実習台のうち1つは、使う人に合わせて台の高さを変えられるタイプ
中学部と高等部分教室は2階にあります
窓一面に亀山八幡宮の森が広がるすばらしい借景
窓一面に亀山八幡宮の森が広がるすばらしい借景
まるで大きな絵画のように四季折々の景色が楽しめ、鳥のさえずりが聞こえるロケーションです
冷暖房完備で季節を問わず運動ができるプレイルーム
ステージは壁に収納でき、ミニ体育館としても行事などでも利用できます
さまざまな機能を備えたトイレ
保健室には車いすのまま体重を計測できる体重計があります
万が一のときに救急車が保健室の前まで横付けできるようにという配慮から
学校の門を入ってすぐの広場に面した場所にあります
廊下には手洗い場があり、そこにはさまざまな形の蛇口が並んでいます
蛇口をひねるタイプ、レバーを上げ下げするタイプ、センサー式のタイプなど
公共の場にあるいろいろな蛇口の形に、日常から慣れ親しんでもらうための工夫なんだそう
蛇口をひねるタイプ、レバーを上げ下げするタイプ、センサー式のタイプなど
公共の場にあるいろいろな蛇口の形に、日常から慣れ親しんでもらうための工夫なんだそう
香川県としては9校目となる特別支援学校
既存の支援学校の活動のなかで困ったこと、こうだったらいいなと思うことをできる限り取り入れて
既存の支援学校の活動のなかで困ったこと、こうだったらいいなと思うことをできる限り取り入れて
今回の小豆島みんなの支援学校が計画されました
今日から生徒たちが通い始め、明日は入学式も行われますが
開校式は今年7月に実施予定
それは、開校式=学校の誕生日を、子どもたちも一緒にお祝いしようという考えから
4月から学校生活が始まり、子どもたちが新しい学校に慣れてから
子どもたち自身もかかわりながら開校式の準備を進めていく予定です
また、校歌もまだなく、この1年でみんなで作っていくとのこと
今年の生徒は小中高あわせて12人
なんと、ちょうど二十四の瞳と同じ人数なんです
たくさんの人の思いが詰まった小豆島みんなの支援学校で
これから新しい学校生活がスタートします