春を先取り／早咲きの桜が咲き始めました: 瀬戸内しまラジ！

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2023年03月07日

春を先取り／早咲きの桜が咲き始めました

3月に入ってから暖かい日が続いている小豆島。
もう季節は春ですね。

今日の「瀬戸内しまラジ！」放送では
小豆島に春を告げる早咲きの桜についてご紹介しています。

まずはこちら、小豆島町安田のタケサン農園。
こちらといえばやはり、河津桜とミモザの共演が見どころです。

タケサン株式会社農園部長の石床隆則さん

「タケサン農園では河津桜とミモザの共演が見頃です。
今年は例年より少し遅いのですが、ここ数日でどんどん咲き始めましたね」

1998年にミモザを植えて、その前後で河津桜も植えたそうで
だいたい25年ほど経っているそうです。
ミモザの木もすごく大きくなっています。

昨日3月6日のミモザ

「大きくなりすぎて、昨年の台風では一部折れてしまった木もあるんです。
農園のなかの丘の上に大きな木があって、ほかに小さい若い木もいくつか植えています。
レモン色のような黄色い花、そして葉っぱがグリーン、このコントラストが非常にきれい。
グリーンはオリーブの葉と同じような色合いで
ちょうどこの農園にはオリーブも植わっていますので
その両方を見て楽しんでいただけると思います」

昨日3月6日の河津桜

「河津桜はこの週末、11日・12日くらいが満開じゃないでしょうか。
私個人的には満開の一歩手前が好きなので、それでいうと明日明後日くらいがいいかなと思っています。
ミツバチやメジロも木にたくさん集まってきて、河津桜とメジロを一緒に写真に収めることもできます。
車を停めて、直線で上がっていく坂道は最短ですが急で歩きにくいので
農園内の迂回路を通っていただくのがおすすめです。
こちらの迂回路からも若いミモザの木やオリーブの木を眺めながら歩いていただけます」

元々はオリーブとハーブを栽培するために作られた農園。
ハーブはタケサンのドレッシングに使われています。

普段は関係者以外は入れませんが、この河津桜とミモザの時期、

そして3月下旬から4月上旬にかけてしだれ桜が咲く時期だけ朝8時から夕方5時まで開園しています。

2022年3月下旬の常光寺桜

続いて、小豆島の早咲きの桜といえばこちら。
小豆島霊場第8番札所常光寺の境内にある常光寺桜です。

昨日3月6日の常光寺桜

こちらはまだ、本当に咲き始めという感じです。
今年は遅いようですね。

常光寺副住職大林慈空さん

「常光寺桜は、いつ植えられたとかはわからないのですが
以前、樹木医の方に調べてもらったところ
似ている桜がない、おそらく固有種だろうということで
常光寺桜という名前を付けたと聞いています。
いつからあるかはわからないんだけど10年20年の話じゃないです。
近所のおばあさんが、昔、新聞やテレビが桜の取材に来たときにモデルになったという話も聞きますので」

2022年3月下旬の常光寺桜

「常光寺桜はソメイヨシノより1ヵ月くらい早く咲いて、
だいたい3月中、長い間咲いているのが特徴です。
常光寺の境内にはソメイヨシノもありますが、
ソメイヨシノが開花し始めると常光寺桜は散っていきます。
また、3月といえば小豆島にお遍路さんが増える時期。
お遍路さんを迎える桜として昔から馴染みのある桜でもあるんです」