2023年02月15日

災害時はキッチンカーで炊き出しを!/小豆島町・土庄町が協定を締結

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2月6日、小豆島町・土庄町と香川県キッチンカー協会との間で
災害時炊き出し実施協定が締結されました。


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災害時の避難所における食糧確保を図るとともに、被災住民の精神的負担の軽減や
物資供給の安定を目指すものです。

以下、両町長とキッチンカー協会代表理事のコメントから抜粋して掲載します。


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土庄町 岡野能之町長
「災害時におけるキッチンカーの何よりの強みは、電気やガスが断絶した環境にあっても
キッチンカーそれ自身で炊き出しができる機能と、車本来の機動力を兼ね備えているところです。
今後確実に起きるとされている南海トラフ大地震をはじめとする自然災害を前に、
災害発生時の被災住民の避難生活の安定と一日も早い復興が重要課題の一つ。
長期にわたる避難生活が余儀なくされたときには、作りたての温かい食事が大きな支えになると思います」



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小豆島町 大江正彦町長
「町域が広く雛所が各地に散らばっているなかで、
南海トラフ大地震のような大きな災害が発生した場合に避難所をどうやって運営していくかが大きな課題です。
阪神淡路大震災や東日本大震災においても災害関連死が多く発生しており、そのことからも避難所の質を上げることはとても大切なことです。
その点、ライフラインが途絶えてもキッチンカーで温かい食事を提供してもらえるということで、大変期待しています


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一般社団法人香川県キッチンカー協会 金光一成代表理事
「香川県キッチンカー協会は2021年7月に20店舗の加盟店で発足しました。
主には災害時にキッチンカーの機動力を生かして温かい食事の炊き出しを行うことを目的にしています。
現在は20→35店舗に増えていて、今年中に50店舗まで増やしたい。
すべての加盟店が主食系のごはんを提供するお店ではなくスイーツの店舗がもあるので、
実際の活動においては3段階で考えている。
まず災害の直後、第1段階としてはすべての店舗で同じものを提供します。たとえば香川県ではうどんとか、豚汁とか温かい食事を考えています。
2段階目で、少し落ち着いたときに主食系のお店、麺類とかどんぶりものとかのお店を派遣
そしてその後、第3段階としてスイーツのお店。甘いものは避難生活のストレス軽減にもつながると思います。
正直なところ、いまの35店舗ではどこまで対応できるか。
だいたい1店舗1日500食作れるとして 35店舗で17500食→香川県全土の対応は不可能。
徳島キッチンカー協会、岡山キッチンカー協会とも連携して活動していきたいと思っています」

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協定締結当日は、土庄町役場の駐車場にキッチンカーが勢揃い。
唐揚げや焼きそばなどがそろうなか、両町長はカレーをおいしそうに味わっていました。


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災害時、できたての温かい食事はきっと疲れた体と心に安らぎを与えてくれるでしょう。
災害がないに越したことはありませんが、もしものときのために
個人個人でも出来る範囲で備えておきましょうね。


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posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☔ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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