小豆島で、冬限定の企画が始まっています。
その名も、
小豆島 あったか 海幸鍋&海幸めし(うみさちなべ・うみさちめし)
小豆島 あったか 海幸鍋&海幸めし(うみさちなべ・うみさちめし)
通称「小豆島あったかグルメ」と呼ばれるこの新プロジェクトについて
今日の「瀬戸内しまラジ!」放送で
小豆島観光協会 事務局長の塩出慎吾さんにお話を聞いています。
まずはこの新企画について教えてください。
「小豆島は春・夏・秋はたくさんの観光客にいらしていただいているんですが
冬の集客がずっと課題だったんですね。それで、冬の集客の目玉になるような食の企画ができないかと、
島の宿泊施設や飲食店と一緒に考えたのが冬のあったかグルメです」
小豆島で獲れた魚と、オリーブを使った温かい料理、というのが定義だそうです。
昨年10月に行われた試食会の様子
「この企画は昨年の夏前から始まりました。
小豆島の冬の名物を作るにあたって
どういう食材があって、どういう料理で提供するのがいいか、
参加施設の皆さんと漁協のみなさん、それにユーチューバーのはまゆうさんにも協力してもらって
アイデアを出し合うワークショップを行ったりしました」
どういう食材があって、どういう料理で提供するのがいいか、
参加施設の皆さんと漁協のみなさん、それにユーチューバーのはまゆうさんにも協力してもらって
アイデアを出し合うワークショップを行ったりしました」
その結果、それぞれの施設や飲食店で新メニューを考えて、
それをこの冬の間提供する、ということなんですね。
それをこの冬の間提供する、ということなんですね。
10月の試食会で出された、国民宿舎小豆島のボラづくし料理
この、冬のあったかグルメ開発にあたり、塩出さんが驚いたことがあったそう。
「小豆島って、ボラを普通に食べるんですよね。
僕も広島出身で、瀬戸内の魚は知っているつもりでしたが、正直『え、ボラ食べるの?』って。
広島でももちろんボラは獲れますが、泥臭くておいしくないイメージだったので。
でも、小豆島の、それも今の時期の寒ボラはおいしいんです。
聞いたところによるとボラって海底に住んでいるから、
海底の泥を食べちゃうそうなんですね。
だから都市に近いところだと生活排水も多いから海底にも泥がたくさん溜まってしまう。
だけど小豆島の周辺って海流が早くてあまり泥が溜まらないし、
そんなに生活排水も多くないっていうことで、小豆島のボラは臭くなくてボラ本来の味になるということです」
試食会で人気のあったパエリア
「国民宿舎さんがボラづくしの料理を出すほか、
試食会でも人気だったのが、オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテルの小豆島海鮮ふし麺パエリア。
魚貝がたくさん入っているのはもちろん、小豆島らしくふし麺が入っているのが特徴です。
ほか、旭屋旅館さんは鯛めし、
ベイリゾートホテルさんでは夕食ビュッフェのなかでひしお鍋を提供しています」
試食会でも人気だったのが、オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテルの小豆島海鮮ふし麺パエリア。
魚貝がたくさん入っているのはもちろん、小豆島らしくふし麺が入っているのが特徴です。
ほか、旭屋旅館さんは鯛めし、
ベイリゾートホテルさんでは夕食ビュッフェのなかでひしお鍋を提供しています」
創作郷土料理 曆の「上置き」
「オリーブユースホステルさんでは、島の魚づくしという形で鯛などそのとき獲れた魚を大皿いっぱいに刺身で盛り付け、
最初は刺身で、後半は鍋に入れて海鮮鍋で、島の魚を味わいつくすという料理ですね。
今回参加してくれたなかで唯一の飲食店が、創作郷土料理 曆さん。
こちらは「上置き」というお料理で、魚の種類は変わりますが、メバルなどの魚と野菜を白味噌で仕立ててオリーブオイルをかけて味わう料理です」
宿泊施設では宿泊者だけがあったかグルメを味わうことができますが、
暦さんでは昼でも夜でもコース料理に+1000円でこの「上置き」を付けてくれるので
宿泊はできないけどあったかグルメを味わいたい!という人にもうれしいですね。
「魚はボラとか、鯛とか、牡蠣など。そこにオリーブの実やオリーブオイルを合わせて、小豆島らしいグルメができたと思います。
今年限りではなく、今後も冬の目玉企画として続けていきたいと思います」
今年限りではなく、今後も冬の目玉企画として続けていきたいと思います」
冬のあったかグルメ、ほとんどの施設では2月末までの提供、オーキドホテルさんだけ3月末までの提供となっています。
観光客が少ない=逆に言えば絶景も人気施設もゆっくり満喫できる穴場シーズンの冬。
あったかグルメで身も心も温まりつつ、島の見どころを泊まりでじっくり楽しんでください。
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