今日は昨日に引き続き、小豆島霊場の話。
小豆島には弘法大師にゆかりのある八十八ヵ所の霊場があり、これを小豆島八十八ヵ所、小豆島霊場と言います。
弘法大師が生国の讃岐から京都へ行ったり帰郷したりする際にしばしば立ち寄って修業や祈念を行ったという言い伝えがあります。
八十八ヵ所に奥の院の6ヵ所を合わせた94ヵ所があり、全札所を結んだ距離は約150km。
寺院が30、山岳霊場が10余り、お堂が50余りあります。
今日は、ワタシがこれまでに訪れた霊場の一部をご紹介します。
1番 洞雲山(どううんざん)
岸壁に立つお寺
岸壁に立つお寺
ここは、夏至の前後だけ岩肌に光の観音像が現れる夏至観音でも有名なお寺です
敷地内には山からしみ出たと思われる水が溜まる泉のような場所があり、めちゃくちゃ神秘的です。
2番 碁石山(ごいしざん)
8番札所 常光寺(じょうこうじ)の奥の院にあたる霊場。
8番札所 常光寺(じょうこうじ)の奥の院にあたる霊場。
本堂は洞窟になっています。
断崖に立つ浪切不動明王。絶景です。
14番 清滝山(きよたきさん)
小豆島八十八ヵ所のうちもっとも高い場所にある霊場
小豆島八十八ヵ所のうちもっとも高い場所にある霊場
世の平安を願う眠り猫の像
41番 佛谷山(ぶっこくさん)
40番札所 保安寺(ほうあんじ)の奥の院。
40番札所 保安寺(ほうあんじ)の奥の院。
この長い坂を上った先に本堂があります。
ここから見る景色は最高(この日は天気がイマイチですが)
小豆島霊場を参拝するお遍路さんは島内だけでなく島外にもたくさんいて、
福井や京都、鳥取や大阪などに巡拝団体があります。
毎年それぞれの団体が決まった時期に島を訪れ、八十八ヵ所巡礼を続けてきたのですが
ここ数年はコロナ禍で島外のお遍路さんの姿を見かけることは少なくなっています。
福井や京都、鳥取や大阪などに巡拝団体があります。
毎年それぞれの団体が決まった時期に島を訪れ、八十八ヵ所巡礼を続けてきたのですが
ここ数年はコロナ禍で島外のお遍路さんの姿を見かけることは少なくなっています。
43番 浄土寺(じょうどじ)
コンクリートでできためずらしいお堂
コンクリートでできためずらしいお堂
44番 湯舟山(ゆふねさん)
中山千枚田を見下ろす山の上に立つお寺
中山千枚田を見下ろす山の上に立つお寺
ここからは棚田を一望できます。
47番 栂尾山(とがのおさん)
大きな岩壁に掘られた洞窟がお堂になっています
大きな岩壁に掘られた洞窟がお堂になっています
54番 宝生院(ほうしょういん)
境内には51番宝幢坊(ほうどうぼう)と52番旧八幡宮(きゅうはちまんぐう)とあわせて3つの札所があります
境内には51番宝幢坊(ほうどうぼう)と52番旧八幡宮(きゅうはちまんぐう)とあわせて3つの札所があります
特別天然記念物のシンパク。巨樹のパワーに圧倒されます。
札所のお寺やお堂のある場所は、住宅地や海のそば、山のなかや険しい岩壁などさまざま。
大きさも、立派な本堂や各お堂を備えたお寺から、住職のいないひそやかなお堂までいろいろあり、それぞれに違った雰囲気や景色を楽しめるのも特徴です。
31番 誓願寺(せいがんじ)
手入れの行き届いた見事な石庭のあるお寺
手入れの行き届いた見事な石庭のあるお寺
誓願寺の大ソテツは、国の天然記念物です
81番 恵門之瀧(えもんのたき)
この山門の先には長い階段。
この山門の先には長い階段。
その先には、鎖を伝って岩を上る行場(ぎょうば)があります。
42番 西ノ滝(にしのたき)
岩窟に湧く霊泉は、大師の加持水として有名。
岩窟に湧く霊泉は、大師の加持水として有名。
山門へと一直線に伸びる階段、その先にはそそり立つ岩山。
いつまでも眺めていたくなる絶景です。
まだまだ魅力的な札所はたくさんありますが、キリがないのでこのへんで。
小豆島霊場は細い道や急な山道を通って行く場所もあるので
車で行く際は小回りのきく車がおすすめです。
アップダウンの少ない住宅地は散策がてら歩いて巡るのもいいですよ。
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