安田小学校
この時期、小豆島の各地域でとんどが行われます。
ワタシの子どもの頃は、近所でとんどをやっていなかったのかそれとも単に参加していなかっただけなのか、
その存在をちゃんと認識したのは大人になってからでした。
とんどとは、お正月が明けたころに行われる行事で、
竹や松などの木を組んで火をつけ、正月飾りなどを焼くもの。
とんどの火に当たるとその年は無病息災だとか、
とんどで書き初めを焼いてそのすすが高く飛ぶと字が上手になるとか
とんどで焼いた餅を食べるといいとか
とにかく縁起物なんですね
そんな小豆島のとんどについて、
安田地区のある方にお話を聞きました。
安田地区のある方にお話を聞きました。
安田のとんど
「安田では、とんどはずっと子どもの行事なんです。
松の1本木を切ってきてそれを背骨にして木を組んでね。それは大人が準備しますけどね。
お神酒も用意して。
今年は8日の日曜にやりますが、とんどに火をつけるのは早朝6時です。
火をつけるのはその年の年男の小学生。つまり5年生か、早生まれの6年生ですね。
とんどで燃やす正月飾りは、前日に子どもたちが地域の各家庭を回って集めてくるんです」
松の1本木を切ってきてそれを背骨にして木を組んでね。それは大人が準備しますけどね。
お神酒も用意して。
今年は8日の日曜にやりますが、とんどに火をつけるのは早朝6時です。
火をつけるのはその年の年男の小学生。つまり5年生か、早生まれの6年生ですね。
とんどで燃やす正月飾りは、前日に子どもたちが地域の各家庭を回って集めてくるんです」
早朝の、まだ暗いうちに点火するんですね。
「場所は小学校のグラウンドですけどね。
暗いなかで炎が燃え上がる様は、やっぱりなんというか、神聖な感じがします。
でも、だんだんと子どもが減ってくるなかで、親の世代でもとんどのやり方がわからない人も増えてきて。
昔ながらのスタイルのままでは続けられない面も出てきていると感じています。
でもやっぱり伝統ってなくなってしまうと寂しい。
伝統を守っていくためにも、今の時代に合ったやり方や仕組みを考えて
無理なく続けられるような形で残していく必要があると思います」
福田のとんど
島内のさまざまな場所で、その地区ごとに伝統を守って受け継がれてきたとんど。
田浦のとんどは、田浦自治会と二十四の瞳映画村と合同で行います
とんど以外にも、たくさんの伝統行事が小豆島には残っています。
ですが、暮らしが変化した現代ではその伝統を受け継ぐ人が少なくなっているのも事実。
お正月という一年のスタートの時期に、自分たちの暮らしのなかの大切なものを見つめなおしてみるのもいいかもしれません。
ですが、暮らしが変化した現代ではその伝統を受け継ぐ人が少なくなっているのも事実。
お正月という一年のスタートの時期に、自分たちの暮らしのなかの大切なものを見つめなおしてみるのもいいかもしれません。
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