今回で3回目となるアートイベント「臨景」が
11月23日から始まっています
場所は、道の駅小豆島オリーブ公園のちょっと下。
国道からオリーブ公園に向かって曲がる交差点の、ちょうど角のところ。
オリーブドームというそうです。
参加しているのは、大阪などで活動している
4人の現代アーティスト。
初回からのメンバー、
松岡龍一さん(現代アーティスト)と
gwai.(ガイ)さん(服飾作家)に加え、
前回から参加の河村啓生さん(美術家)、
そして今回初参加のRYUTA・Tさん(イラストレーター)です。
まずは初参加のRYUTA.Tさんの作品。
A5〜A4くらいのサイズのイラストが展示されています。
繊細な線とリアルな色で表現されたバイクや女の子たち。
見るほどに細かい仕事・・・!!
RYUTA.Tさんは、最近よく描いているというバイク×女の子のモチーフを
会場となる倉庫の外壁にも描いています。
取材時はまだ、3〜4割しか完成していませんでしたが、
もう完成した絵が見られると思いますよ。
オリーブ公園口のバス停あたりから見ると、全体がよく見えます
そして会場の内壁にはとーっても繊細な線画
これは写真じゃ伝わりにくい💦
ぜひ会場で実際に見てみてください。
作品の一部分です。
これ、下書きとかなしで一発勝負なんですって!!スゴー!!
この作品の隣に展示してあるのが、
gwai.さんの作品。
あれ?
この、繭が割れて中身が出てきてるような作品は・・・
↑これは、前回のgwai.さんの作品。
これがベースになって、今回の作品になったそうです。
前回の、繭に包まれたさなぎのような作品。
それが繭を破って羽化した跡、というのが今回の作品のイメージ。
ということは、羽化した中身はどこへ・・・?
いました
オリーブドームで羽化したさなぎが、
西寒霞渓の石の館にいました
実は今回、はじめて
メイン会場のオリーブドームに加え
西寒霞渓にある石の館がサテライト会場になっています。
この石の館、すごく雰囲気のある素敵な建物。
ここにはgwai.さん、松岡さん、河村さんの作品が展示されています。
石の館にある松岡さんの作品。
色とりどり、大小の折り鶴と、草木染めで染めた布とを合わせた作品。
この赤や青の光は建物の窓にあるステンドグラスが反射したもので、
時間によって反射する場所や色合いが変わっていく
そんな幻想的な雰囲気が味わえる作品です。
続いてこちらは河村さんの作品。
彫刻と生け花を合わせた作品です。
これは小豆島に入ってから制作したもので、
小豆島に昔あったクジャク園の話を聞き、そこからインスピレーションを得て
生け花の部分にクジャクの羽を使っています。
松岡さんと河村さんの作品は、メイン会場でも見ることができます。
こちらは松岡さんの作品。
前回の壁画に、新たに描き加えています。
ボトルに入ったペンキをダイレクトに壁にぶちまけた
ダイナミックで生命力あふれる作品。
こちらは河村さんの作品。
小豆島に来て寒霞渓を歩き、そこで集塊岩(しゅうかいがん)という岩石があることを知り
そのイメージを作品に表現。
島で収集した流木や貝殻を紙粘土でつなぎ合わせて岩石のような形を表現しています。
ちなみに、ちらっと見えている緑色の丸いものはオリーブサイダーのフタ
この、小豆島の岩シリーズは
手に持っていろんな角度から見てみてください。
実はどの作品にも人の顔が隠れているので
それを探しながら見るのも楽しいですよ。
メイン会場の1階は無料で入場できます。
ここは物販コーナーになっているほか、
26日・27日に出店する飲食ブースで買ったものを
座って食べられるようテーブルも用意されています。
2階の作品展示スペースの入場料は¥500
この500円で、サテライト会場の石の館も見ることができます。
石の館の作品を見るには、
まずメイン会場のオリーブドームで入場料を払って
道順を聞き、基本的には自分で車で行く形になりますが
車がない人はタイミングが合えばアーティストの誰かが案内してくれる場合もあるそうです。
左から
gwai.さん
RYUTA.Tさん
松岡龍一さん
河村啓生さん
初回から取材させてもらっていますが
毎回パワーアップしていて
今回がいちばんいいと断言できます
それは参加アーティストが増えたこともあるけれど
やっぱり半年に1回続けてきたからこそのストーリーもあったりして
とにかく500円じゃ申し訳ないほど見ごたえがあります。
石の館は、ちょっと遠いけれど
絶対見てほしい
といいつつ、ワタシは行く時間がなかったので
紹介した石の館の作品の写真は
松岡さんからご提供いただきました
残り期間は今日と明日の2日間。
今日、26日(土)はChakuri Bio Farm(チャクリ ビオ ファーム)
明日、27日(日)は小豆島のタコ飯屋
の出店もあります。
お時間のある方はぜひお立ち寄りください
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