11月9日・第1展望台(提供:寒霞渓ロープウェイ)
今まさに紅葉の見ごろを迎えている寒霞渓
今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
先週に引き続き寒霞渓ロープウェイの三浦さんにご登場いただき
紅葉の時期の寒霞渓の楽しみ方についてご紹介いただいています。

今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
先週に引き続き寒霞渓ロープウェイの三浦さんにご登場いただき
紅葉の時期の寒霞渓の楽しみ方についてご紹介いただいています。
「小豆島のほぼ中央にある寒霞渓は、
西は標高777mの四方指(しほうざし)、東は標高810mの星ヶ城山(ほしがじょうさん)に挟まれた渓谷です。
約1300万年前の火山噴火によってできたもので
瀬戸内諸島でもっとも大きな爆発がここ寒霞渓で起きたと言われています。
地質学者からも注目されている場所なんですよ」
約1300万年前の火山噴火によってできたもので
瀬戸内諸島でもっとも大きな爆発がここ寒霞渓で起きたと言われています。
地質学者からも注目されている場所なんですよ」
11月10日・ロープウェイ車窓からの景色(提供:寒霞渓ロープウェイ)
「実はこの寒霞渓、明治時代まではあまり島外の人には知られていませんでした。
当時の有名な画家や作家を小豆島に招いて
その景観のすばらしさを絵や小説で表現してもらうなどして
少しずつ紅葉の名所として知られるようになっていったそうです」
そんな寒霞渓の


ロープウェイで登って第一展望台だけ行って終わり、ではもったいない


「山頂駅から歩ける範囲に、第1展望台、第2展望台、鷹取(たかとり)展望台、四望頂(しぼうちょう)展望台という4つの展望台があります。
それぞれに見える景色が違うので、ぜひそれぞれの展望台からの眺めを楽しんでほしいです。
第1展望台は、正面に小豆島の町並みと瀬戸内海が広がる景色
第2展望台と鷹取展望台は、寒霞渓らしい荒々しい岩肌
四望頂は、その荒々しい岩肌の向こうに抜ける海を眺められます」
11月10日・四望頂展望台からの景色(提供:寒霞渓ロープウェイ)
さらに今年から、新たな見どころが。
「鷹取展望台からさらに2分ほど歩いた場所に
瀬戸内国際芸術祭2022の作品が設置されています。
青木野枝さんの「空の玉/寒霞渓」という作品。
これは瀬戸芸期間外でも自由に見てもらえるようになっています」
「空の玉/寒霞渓」は、鉄でできた輪をつなげて大きな球体にした作品。
球体は展望台になっていて、中に入って景色を楽しむことができます。
寒霞渓の自然のなかに作品という人工物があり、
その人工物を通してまた自然の景観を見るという、
アートの一部になったような体験ができます

「寒霞渓は標高差のある渓谷なので、全体が一気に紅葉するのではなく山頂のほうから少しずつ赤く染まっていきます。
11月上旬は山頂から中腹あたりまで
11月下旬は中腹からふもとのあたりまでが色づいています。
だいたい例年だと11月いっぱいまでは楽しめると思います」
ロープウェイ山頂駅の前には売店があり、
オリーブ豚バーガーやオリーブ牛コロッケバーガー、
アントシアニンたっぷりのもみじソーダなど、
ここならではのメニューがそろうので
ぜひ味わってみてください。
土日のロープウェイは、お昼前後はとても混雑するので
朝の早い時間か夕方がねらい目ですよ

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