小豆島観光協会では現在、
島の観光の課題となっている冬の集客を改善するため
地元の漁業事業者や宿泊事業者、飲食店と連携して
冬のあったかグルメ(仮)の開発を進めています。
「これを食べに行きたい」と思ってもらえるような、冬においしいグルメを開発することで、
冬に島を訪れる観光客を増やし、
食をフックに地域内を周遊して島の魅力を満喫してもらおうという取り組みです。
10月18日、各事業者が作った冬グルメの試食会に参加してきました〜
この事業に参加するのは、
島内の宿泊事業者と飲食店。
これまで、観光協会や参加事業者のみなさんは、
ご当地グルメ開発プロデューサーとともにミーティングを重ね、
小豆島の食の魅力の掘り下げや、
どんな冬グルメが観光の目的になり得るかなどを話し合ってきました。
そしてこの日の試食会でその料理がお目見え
試食会で得られた意見をもとにこれからさらにブラッシュアップして、
12月15日から各店で提供が開始される予定です。
◎小豆島産の食材を使っていること
◎オリーブを使っていることを条件に開発された小豆島のあったかグルメ
SDGsの観点から、ボラやチヌ、コチといった低利用魚を積極的に取り入れているのも特徴です。
ベイリゾートホテル小豆島
オリジナルひとり鍋
元々ビュッフェで出していたもろみ鍋をアレンジしたもの。
アサリやエビ、ハモのつみれ、ボラなどの小豆島食材を使い、仕上げにオリーブオイルをかけていただきます。
オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル
小豆島素麺パエリア
海鮮ひしお鍋
こちらは和洋2種類のメニューを用意
米だけでなく小豆島らしいふしめんを使ったパエリアは、魚貝のうまみたっぷりで具材もいっぱい
また、海鮮ひしお鍋は、こちらも魚のうまみたっぷりのお出汁。ハモやボラ、ガラ海老や鯛だけでなく、茹でた素麺と魚のすり身を合わせた素麺ガレットも入っています
オーキドホテル
小豆島「海鮮もろみ鍋」
プリップリのタコに足赤海老、真鯛、ヒラメといった4種の海の幸に加え、
好みで四海漁協のハモまたは池田漁協の天領真牡蠣を選べます
調理するとこんな感じ。
パッと見た感じ味が濃くて辛そうですが、意外とマイルド
飲み干したくなるほどおいしいスープです。
また、オーキドホテルさんではこの冬グルメの提供に合わせて
ひしおのタレともろみドレッシングを作っていて
お土産としても買えるようになっています。
国民宿舎小豆島
瀬戸の寒ボラづくし 〆のリゾット
寒い時期においしくなるボラを、
料理人木下さんによる究極の血抜きで熟成
サッとしゃぶしゃぶして、海苔とオリーブオイルの入ったお出汁でいただきます
創作郷土料理 暦
上置き(うわおき)
「上置き」、聞きなれない料理名ですが
「飯、雑煮の餅など主食となるものの上に乗せる肉・魚・野菜など」だそうです。
この料理は、暦の岸本さんが
西村の石場という地域の方に聞いた郷土料理。
そのあたりでは、12月29日頃になるとメバルを家で泳がせておいて、
それを正月にウロコをとって白味噌の出汁でサッと火を通して
出汁の方は雑煮に使い、
魚は別で、醤油で食べていたんだそう。
そして暦のメニューでは、雑煮の方にはハモのすり身や牡蠣、島の冬野菜を入れて仕上げます
この牡蠣も、池田漁協の天領真牡蠣
今年初収獲となったこの牡蠣、ワタシもいただきましたが
味が濃くておいしいんです〜💓
この日の試食会に参加したのは、
4つの宿泊事業者と飲食店1店。
これからさらにブラッシュアップして、
今年は12月15日から2月まで提供する予定で
来年からは11月〜2月の期間限定グルメとして提供予定
食材の宝庫である小豆島のおいしいものを使った冬のグルメ、
ぜひ食べに来てください〜
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