世界の持続可能な観光地TOP100選に選出された小豆島町では
持続可能な観光を推進しています。
持続可能な観光を推進しています。
持続可能な観光とは、ただ単に多くの観光客を集めるだけではなく、
その地域に住む人たちの暮らしや文化、環境、経済も考慮した観光の在り方。
その地域に住む人たちの暮らしや文化、環境、経済も考慮した観光の在り方。
そんななか、9月中旬に行われたのが、四国運輸局が実施する
「小豆島におけるガストロノミーを活用したサステナブルな観光コンテンツ・ツアー造成事業」のモニターツアー
長いタイトルですが要は…
小豆島で今後サステナブルな観光コンテンツを作っていく上で
どんな要素が必要か、何を改善しなくてはいけないか、
それをプロの目線から探ろう
今回はインバウンド目線で
というものです。
「小豆島におけるガストロノミーを活用したサステナブルな観光コンテンツ・ツアー造成事業」のモニターツアー
長いタイトルですが要は…
小豆島で今後サステナブルな観光コンテンツを作っていく上で
どんな要素が必要か、何を改善しなくてはいけないか、
それをプロの目線から探ろう
今回はインバウンド目線で
というものです。
持続可能な観光コンテンツの造成に向かって
いくつか段階を設けて取り組みが進められているなか
今回のモニターツアーは「コンテンツの造成・工夫」の段階。
いくつか段階を設けて取り組みが進められているなか
今回のモニターツアーは「コンテンツの造成・工夫」の段階。
事前調査によって得られた情報をもとに観光コンテンツを企画・開発し
それに基づいてツアーを企画→その評価を得るためのモニターツアーです。
旅行会社からモニターとして参加した2人と東洋オリーブの佐々木さん
3日間行われたモニターツアーには
東京に事務所を持つインバウンド向け旅行会社2社から
2名の方がモニターとして参加。
そのうち1日の行程に密着しました
東京に事務所を持つインバウンド向け旅行会社2社から
2名の方がモニターとして参加。
そのうち1日の行程に密着しました
最初に訪れたのはヤマロク醤油
蔵を見学し、木桶のストーリーについてスタッフさんから説明を受けました。
蔵を見学し、木桶のストーリーについてスタッフさんから説明を受けました。
それから創作郷土料理 暦へ移動
こちらでは醤油ソムリエの黒島慶子さんが
醤油の味比べや特徴についてレクチャー
こちらでは醤油ソムリエの黒島慶子さんが
醤油の味比べや特徴についてレクチャー
醤油単体での味比べだけでなく、
実際に薄口醤油と濃い口醤油で作った料理を暦の岸本さんが作ってくださって
料理としての味わいの違いも実感していました。
醤油に関してモニターの2人は
「木桶には何の木を使っているの?」
「なぜ納豆を食べて蔵に入ったらいけないの?食に興味がある人は絶対気になると思う」
「再仕込み醤油は墨みたいに黒いね!」
「説明がシンプルでわかりやすかった」
など、次々に意見を出したり質問をしたりしていました。
「木桶には何の木を使っているの?」
「なぜ納豆を食べて蔵に入ったらいけないの?食に興味がある人は絶対気になると思う」
「再仕込み醤油は墨みたいに黒いね!」
「説明がシンプルでわかりやすかった」
など、次々に意見を出したり質問をしたりしていました。
こうした意見を元に、外国人旅行者がどんなところに興味を持つか、
どんな要素が必要かを探り、
ツアーを磨き上げていきます
続いては東洋オリーブ
広報の佐々木さんが、東洋オリーブが取り組む循環型農業について説明してくれました。
広報の佐々木さんが、東洋オリーブが取り組む循環型農業について説明してくれました。
「収穫がしやすいように、また危険を減らすために、
できるだけ木の低い位置に実がつくように調整しています。
オーガニックの畑もあるし、剪定した枝は発酵して堆肥として活用しています」
そしてもちろんオリーブオイルの搾りかすの行方についても説明。
モニターの2人から出たのは
「オリーブの石鹸は小豆島のホテルで使われていますか?」
「早摘みのオイルと完熟のオイルは味が違うんですか?」
など。
さらに「このキャラクターは?」という質問も。
東洋オリーブのキャラクター、トレアちゃんです。
トレアという名前は、ギリシャ語でオリーブという意味の「オレア」をベースに
頭文字を東洋オリーブの「ト」にして生まれた名前なんだとか。
へぇ〜〜これは意外と島の人でも知らないかも
トレアという名前は、ギリシャ語でオリーブという意味の「オレア」をベースに
頭文字を東洋オリーブの「ト」にして生まれた名前なんだとか。
へぇ〜〜これは意外と島の人でも知らないかも
モニターの方はこんなことも言っていました。
「その土地の産業とか歴史も大切だけど
それだけじゃない、人と人がクロスして生まれるストーリーが重要。
なぜこの土地にいて、なぜその仕事をしているのかも私たちは知りたいと思っている。
世界のなかでなぜ日本を選ぶのか、なぜ小豆島を選ぶのか。
それは小豆島の人の魅力もあると思う。
都市部の人たちは忙しいし、ちょっと冷たく感じる人もいる。
でも小豆島の人は温かい。
だからその人のストーリーに興味を持つし、人と交流したいし、一緒に写真を撮りたい」
確かに、どこへ行った、何を見た・食べたというだけでなく
旅先でどんな人と交流したかという“人の記憶”は
すごく印象的に記憶に残ったりしますよね。
そして最後に訪れたのがまめまめびーる🍺
ここでは5種類のビールと料理のペアリングを楽しみました。
ここでは5種類のビールと料理のペアリングを楽しみました。
しろまめまめ×瀬戸内魚介のカルパッチョ
お酒が入ったこともあるのか、モニター2人の舌がどんどんなめらかに!
中田さん夫婦と、ときどき英語も交えながら
ビールと料理の感想や、中田さんたち本人のことなど
たくさんお話していました。
中田さん夫婦と、ときどき英語も交えながら
ビールと料理の感想や、中田さんたち本人のことなど
たくさんお話していました。
「食事にベジタリアンバージョンがあったらイイネ」
「オリーブが有名な島だから、食に興味がある人は
ヴィーガン対応とかベジタリアン対応とかあると喜ぶ」
「肉の代わりにしいたけや湯葉や豆腐を使ったり・・・」
「オリーブが有名な島だから、食に興味がある人は
ヴィーガン対応とかベジタリアン対応とかあると喜ぶ」
「肉の代わりにしいたけや湯葉や豆腐を使ったり・・・」
ん??
ありますね、小豆島に。しいたけ
そしてペアリングの最後のひと皿についても議論が。
最後はみどりまめまめ×フライドチキン(ハチミツと本鷹のフレッシュサルサ)だったんですが
最後はみどりまめまめ×フライドチキン(ハチミツと本鷹のフレッシュサルサ)だったんですが
「フライドチキンって西洋人にとってはなじみ深い料理だから、もっと日本や小豆島らしいものがよかった」
「でもアメリカのフライドチキンと日本の唐揚げはまったく違うものだし、そういう違いを見せたらいいのでは」
「ソースにわさびを使うと日本らしさが出るよね」
「あとお皿がいろいろな種類があるといいかも」
「オリーブの木とか、石とかね」
「そこからまた話のきっかけになるしね」
「でもアメリカのフライドチキンと日本の唐揚げはまったく違うものだし、そういう違いを見せたらいいのでは」
「ソースにわさびを使うと日本らしさが出るよね」
「あとお皿がいろいろな種類があるといいかも」
「オリーブの木とか、石とかね」
「そこからまた話のきっかけになるしね」
これまでたくさんのツアーを企画してきたおふたりから
どんどんアイデアや意見が出てきて、
中田さんもいろんな気づきが得られたみたいです。
3日間のモニターツアー、1日目の滑り出しは好調だったのではないでしょうか。
いろんな人がいろんな目線で小豆島の観光の未来を考えています。
島の未来をよりよくするために、
これからの観光の在り方をみんなが考え、
新しい変化にもチャレンジしていくことが大切ですね。
ちなみに、今回のモニターツアーのタイトルにもあった
ガストロノミーとは、
食事と文化の関連を考察すること🍴
それを取り入れたガストロノミーウォーキングツアーという
歩きながらその地域特有の食や文化や自然を体感しようという
新しい観光の形が生まれています。
12月には小豆島で初のガストロノミーウォーキングツアーが実施される予定。
兵庫県発着の日帰りツアーです。
興味のある人は「ガストロノミーウォーキング 小豆島」で調べてみてください
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