きょうの「瀬戸内しまラジ!」放送では
先週に引き続き池田漁協さんが登場
今年の4月からスタートした牡蠣の試験養殖についてお話いただいています。
先週に引き続き池田漁協さんが登場
今年の4月からスタートした牡蠣の試験養殖についてお話いただいています。
M田勇さん
「池田漁協では10年ほど前から、漁師さんの収入を安定させるために
加工品販売などの取り組みを続けてきました。
その一環として今年4月から新たにスタートしたのが、牡蠣の養殖です」
「池田漁協では10年ほど前から、漁師さんの収入を安定させるために
加工品販売などの取り組みを続けてきました。
その一環として今年4月から新たにスタートしたのが、牡蠣の養殖です」
この牡蠣は「三倍体マガキ」という種類の牡蠣。
香川県ではさぬき市や多度津町などでも牡蠣養殖が盛んですが、
これらの地域で育てられているのは二倍体のマガキで
三倍体マガキの養殖は香川県では初だそう。
香川県ではさぬき市や多度津町などでも牡蠣養殖が盛んですが、
これらの地域で育てられているのは二倍体のマガキで
三倍体マガキの養殖は香川県では初だそう。
その大きな特徴は、子孫をほとんど残さないこと。
通常、牡蠣は6月頃に産卵するので、その時期は身がやせてしまうんですが
この三倍体マガキは産卵しないので夏でも身がやせず
一年を通して身の大きさの安定したおいしい牡蠣が食べられるそうです
実際に養殖の現場を担当しているのは
今年漁協に入ったばかりの平見悠真さん。
今年漁協に入ったばかりの平見悠真さん。
牡蠣養殖というと、ホタテの貝殻に牡蠣の種をたくさん付けて
それを長いロープで海中に沈める方法が一般的ですが
池田漁協で採用しているのはシングルシード方式という方法。
海面近くのバスケットの中に牡蠣を一つひとつバラバラの状態で入れて育てるものです。
↑6月初旬に見せてもらったバスケットの様子
「シングルシード方式で育てた牡蠣は、
殻がふっくらと大きくなるのが特徴なんです。
だから身も大きくなりやすい。
本当はバスケットが自然の波に揺られる方がいいんですが
小豆島の海は穏やかで波が少ないので
毎日漁場に行っては船で周りを走って
波を起こしてバスケットを揺らしています」
殻がふっくらと大きくなるのが特徴なんです。
だから身も大きくなりやすい。
本当はバスケットが自然の波に揺られる方がいいんですが
小豆島の海は穏やかで波が少ないので
毎日漁場に行っては船で周りを走って
波を起こしてバスケットを揺らしています」
まさに牡蠣のゆりかごですね〜
養殖が始まってから、毎日漁場に行って
バスケットの中を一つひとつチェックし、
牡蠣の様子を記録してきた平見さん。
「約半年、小さい牡蠣が大きくなっていくのを見てきました。
愛情たっぷりに育ててきた牡蠣を
早くみなさんに食べてもらいたいです」
バスケットの中を一つひとつチェックし、
牡蠣の様子を記録してきた平見さん。
「約半年、小さい牡蠣が大きくなっていくのを見てきました。
愛情たっぷりに育ててきた牡蠣を
早くみなさんに食べてもらいたいです」
9月はじめ頃から本格的に出荷するとのことですが
今年は試験養殖であまり数も多くないため
宿泊施設などに直接出すのがメインになりそうだとか。
池田漁協では8月にまた新たな稚貝を入荷。
これからまた約9ヵ月かけて育てていって、
来年の5月頃には食べられる大きさになる予定だとか。
初夏の牡蠣、ぜひ味わってみたいですね
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