小豆島の観光施設や土産物店でよく見かける
こちらのおしゃれなコンフィ
実はこれ、小豆島にある池田漁業協同組合の商品なんです。
きょうの「瀬戸内しまラジ!」放送では、
池田漁業協同組合の中野郁夫参事と
中村美紀さんにご登場いただき、
漁協が販売するさまざまな商品ラインナップについて
お話いただいています
「そもそも池田漁協がこうした加工品の製造・販売に着手したのは
小豆島の海、小豆島の漁業が変わってきたことがきっかけなんです。
小豆島はもともと海苔養殖が盛んな地域で、それだけで生計がたつほどだったんです。
それがだんだんと、海の状況が変わっていくにつれて海苔の収穫量が減っていった。
海苔の養殖業者も、20年前は13経営体あったのが10年前には3経営体になり、
今では1軒だけになってしまいました。
これでは漁師の生活が成り立っていかない、これまでのことにプラスして何かしなければという危機感から
削り節や焼き海苔など乾物の製造販売を始めたんです」
乾物の製造・販売を始めたのが約10年前。
その後、このロゴでおなじみの「池田屋ブランド」が誕生し、
現在は池田屋ブランドとして約20種類の商品を取り扱っています。
「漁協って、一般の人からしたら自分とは無縁の場所、入りにくい場所って思いますよね。
そのイメージを変えたかったので、のれんをくぐるように気軽に入ってきてほしいという
思いを込めてロゴはのれんのデザインにしました。
池田屋の商品は、島内の観光施設やお土産物屋さんで売っているほか
池田漁協の事務所でも購入できますので
気軽にお立ち寄りくださいね」
そんな池田屋ブランドのなかでもとくにこだわりを持っているのが
乾物販売のきっかけにもなった小豆島産の海苔。
「池田屋では、初摘みの海苔を使った商品を提供しています。
初摘みとは、海苔の養殖シーズンの一番最初にとれた海苔のこと。
やわらかくてとってもくちどけのいい、上品な味なんです」
焼き海苔と味付けのり、そしてオリーブ海苔の3種類があります。
オリーブ海苔は、初摘みのなかでもとくに薄くてやわらかい海苔を使って
仕上げにオリーブオイルを塗ったもの。
ぜひ一度味わってみてください
そして最初に紹介したこちら、
小豆島のおさかなでつくったオリーブオイルコンフィシリーズ
これは池田屋ブランドではありませんが
こちらも池田漁協のいちおし商品です
「島で採れた魚を漁協で買い取っていて、その一部は学校給食にも提供しているんですが
もっと保存がきいて島外の方にもおいしくたべてもらえる方法はないかと考えた結果、
このオリーブオイルコンフィが生まれました。
レシピは、小豆島の人気イタリアンレストラン、フリュウのオーナーの渋谷さんにプロデュースしてもらいました」
現在は、サワラ、タイ、イカ、ちりめんじゃこの4種類があります。
それぞれの魚介を、ローズマリーやローリエなどのハーブ、ニンニクなどと一緒に
オリーブオイルでコンフィしたもの。
そのままでもお酒のアテになるし、アヒージョにしたり、
パスタやそうめんにかけたりと手軽に味わえるのがポイントです。
池田屋のだしパックと、オリーブオイルコンフィ「ちりめんじゃこ」だけで・・・
とっても簡単アレンジそうめん
オリーブオイルコンフィや、一部の池田屋ブランドの商品は
の返礼品にもなっているので、ぜひチェックしてみてくださいね
来週は、池田漁協の新たなチャレンジ
牡蠣養殖について放送します
≪関連記事≫