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シャン・ヤン(向阳)
辿り着く向こう岸
2021年までフェリーの定期便が運航していた草壁港🚢
そこに台船を接岸させ、その上にさらに船の形をした作品が乗っています。
台船は30×15m、作品の高さは9mという大型の作品です。
そこに台船を接岸させ、その上にさらに船の形をした作品が乗っています。
台船は30×15m、作品の高さは9mという大型の作品です。
このオブジェ、印象的な骨格の部分は
船を逆さにした形
船を逆さにした形
その骨組みに守られるように、
中国の古い家具や建具を使ったオブジェが設置されています。
作者のシャン・ヤンさん
「自分が若い時に天安門事件や文化大革命が起きて
長い歴史がある文化を人が簡単に壊していくのを目の当たりにしました。
それを守りたいという思いから、古いものを集めて分解し、
新たな作品として組み立て直しています。
作品に使われている家具や建具はだいたい100〜300年ほど前のもの。
窓の一部、ベッドの一部だったりするものが多いですね。
昔の人は文化を軽い気持ちで壊したり燃やしたりするけれど、
昔の過ちを見て、現代を見て、未来につなげていくことが大切だということを
考え直す機会になってくれたらと思います」
小さなスツールも作品を作ったときに残された廃材を使って作られています🎠
独特な柄の彫刻や格子を組み合わせています。
かつてフェリーへの旅客乗船口だった通路を通って作品へ。
港を使っていた人たちは、懐かしい記憶がよみがえるかもしれませんね
港を使っていた人たちは、懐かしい記憶がよみがえるかもしれませんね
船は2階建てになっていて、2階から見渡す海の景色も最高ですよ
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