2022年08月17日

瀬戸内国際芸術祭2022/小豆島ハウスプロジェクト

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今週は瀬戸芸強化WEEK!!(勝手に)
この夏会期から小豆島に登場した新作を、1日1作品ずつ詳しく紹介していきます。

今日は、
新建築+SUNAKI
小豆島ハウスプロジェクト


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坂手港から徒歩約3分
坂を上がっていった先にあります🏠
古民家というほど古くはないけれど、
細部まで凝った特徴的な意匠のある昭和期に建てられた立派な民家
空き家になっていたのを改修し、建築作品として展示しています。

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梁や柱の傷んでいた部分は補強しつつ、
大枠は以前のまま残っています。
この母屋のほか、離れと蔵もあります。

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ものや
「小豆島ハウスのための家具」

母屋1階の和室にあるのは山のスツール。
ふすまに描かれていた山の絵を写真に撮って
その山の部分だけ切り抜いて
スツールにしています。

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裏側はこうなっている

山が浮かぶ瀬戸内海を眺めながら、室内にも山があり、その間に座る、というイメージです


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2階の天井に付いているのは、ベッドの天蓋。
元々この家で使われていたもので
特徴的でめずらしいものなのでそのまま残しています。
このように、元々あった古いものと改修した新しい部分とが
パッチワークのように混在しているのがこの建築の特徴です。


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元々使われていた壁紙の模様をスキャンしてデータとして取り込んで
それを合板にプリントして使用している部分もあります。
(右側の窓の上の部分)


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梁は一部シロアリに食われた部分がありました。
こういう場合、普通は切断して差し換えるのですが
穴の形を3Dスキャンし、その形を新しい素材で再現して穴の部分にはめ込んでいったそう。
黒く見えるのが新しくはめた部分です。


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こちらは離れの内部。
離れは外観はそのままで、内部の仕切りは取っ払って
広いギャラリー施設になっています。

真っ黒に塗られた壁に映っている映像は
渡邉朋也/時里充(山口芸術情報戦隊[YCAM])+京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構
「点群のマテリアリティについてのスケッチ」


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アンドリュー・コバック
「シカゴから小豆島へ」企画:東京大学総括プロジェクト機構国際建築教育拠点統括寄付講座 平野利樹

それぞれの作品の詳細は、現地でもらえる資料をご覧ください

公開前から、小豆島ハウスプロジェクトについて
いろいろな要素があってひとことでは言い表せない、と聞いていましたが
まさに・・・といった感じです。


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建物の外には、こちらも小豆島ハウスプロジェクトの企画の一つ
フードトラックが出店しています

FOOD&the CITY研究会
(中村航+小林惠吾+宮原真美子)
「トラックトラック」
企画:新建築社


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ここでは小豆島で獲れる鯛やタコを使ったフィッシュアンドチップスを販売。
そのほか、坂手のクラフトビール醸造所、まめまめびーるのビールも飲めますよ〜


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新建築社は、建築専門誌を制作する出版社。
これまでメディアとしての場づくりを行う「新建築ハウスプロジェクト」を展開していて
北大路ハウス、青山ハウスとあって小豆島はその第3弾。

2023年以降は、国内外の建築家や研究者がここに来て滞在しながら
リサーチやワークショップを行うことができるレジデンス施設として運用していくそうです。


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posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○瀬戸内国際芸術祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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