2022年08月10日

今年も作りました!おいなわそうめん

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今年も安田の川崎さん宅にお邪魔して
おいなわそうめんを作る様子を見させていただきました〜

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おいなわそうめんとは、長〜い生そうめんをのれんのように編んだもの。
お盆前に川崎さんの親族が集まって作り、
お盆の間じゅうお仏壇にかけておくんです。

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ただの飾りじゃありません。
ご先祖様が、お仏壇のお供え物を
このそうめんに包んで持って帰る、そのためのものなんだそうです

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戦後途絶えていたこの行事を川崎家で復活させたのが、
92歳になる川崎綾子さんとご主人の康二さん。
20年以上前から続けていて、例年は埼玉県に住む綾子さんのご長女が
この行事に合わせて帰省して手伝っていたそうですが
ここ3年はコロナの影響で帰れていません。

代わりに、綾子さんの次女の香澄さんが
近所の友人に手伝ってもらって編んでいたそうです。

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そして今年、主力となって活躍したのが
綾子さんの孫の愛見さん。
大阪から3年ぶりに帰省しました。

3年ぶりのおいなわそうめん、編み方を覚えているんですか?と聞くと
「前日にちょっと練習したら思い出しました!」とニコリ
さっすが〜

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ものすごいスピードで編んでいきます。

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そうめんは、なかぶ庵からおいなわ用に特別に作られたものが届きます
そうめんが届いたらエアコンはオフ、窓も閉めて、時間をかけないようにサクサクと
乾燥すると編んでいる途中にそうめんが切れてしまうんだそうです


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切れやすくなってきたら霧吹きで水分補給💧

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そうめんが届いてから30分余り
最後に仏壇の高さに合わせて下を切り揃えて完成です

そして、取材に来ていた私たちに
川崎さんがなかぶ庵の生そうめんを用意してくださいました

家族の行事に参加させてもらっただけじゃなく
おいしいそうめんまで…
ごちそうさまでした

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余ったそうめんで、愛見さんの息子さんたちもおいなわにチャレンジ
簡単な編み方ですが、お兄ちゃんはさすがの手つきです

ワタシも子ども用の方ではじめて体験させてもらいました。
そうめんの束をくるっと結んでいくだけなのに
切れそうでこわくておっかなびっくり

「そう簡単に切れないから大丈夫よ」と言われても、
長いものを結ぶだけでも結構難しくて・・・
不器用が炸裂してしまいました

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「これからも、なかぶさんがそうめんを作ってくれるうちは続けていきます」とみなさん。
なかぶさん、よろしくお願いします


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posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁ | TrackBack(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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