今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
小豆島霊場第40番札所 保安寺(ほうあんじ)
宮内義澄(ぎちょう)住職に
宮内義澄(ぎちょう)住職に
今年のきうり加持についてお話いただいています
「きうり加持とは、弘法大師が唐から持ち帰った秘法と伝えられています。
夏の土用の丑の日に加持祈祷を行うもので、今年は7/23と8/4の2回行います。
夏、スタミナが消耗して体力を失いがちな時期に
この時期もっとも新鮮なキュウリに願いを託して土に埋め、
そのキュウリが腐るころに託した願いが叶うというものです。
昔はなすび加持やへちま加持もあったようですね。
きうり加持を行う寺は全国にありますが、小豆島では当寺で100年以上続く行事です」
そもそも、加持(かじ)とは??
「加持祈祷、ものすごく簡単に言うと、
ご本尊の力がご祈祷をする住職に伝わって、それが願いごとをする方々にも伝わるというものです」
きうり加持の手順は以下の通り
まずは受付兼待合スペースになっている部屋で
名前、干支、願い事を申し出ます。
その後、順番がきたら本堂へ移動。
その後、順番がきたら本堂へ移動。
お寺でキュウリを用意してくださっているので、それに独鈷という仏具で穴を開け、
そのなかに願い事を書いた護符を入れ込みます。
そして住職がご祈祷をし、心願成就を祈念。
そして住職がご祈祷をし、心願成就を祈念。
ご祈祷の後、キュウリは本人に戻されるので、そのキュウリを自分の手で
本堂の脇に掘られた穴に入れ、ふたたび住職が祈祷を行います。
「元々は病気を封じ込めるお札なので、願い事は病気平癒が多いですが、
交通安全や家内安全、身体健康でもいいんですよ」
今年の夏は土用の丑の日が2回あるから2回お参りしなきゃ!!
というわけでなありません。
どちらか1日でいいそうですよ(もちろん2回お参りしてもいいですよ)
観光などで島を訪れた人も飛び入り参加OK
朝8時〜夕方4時までの間に受付をしてください。
保安寺さんには、福井県や播州但馬、岡山や鳥取など全国に信徒さんがいらっしゃって
毎年きうり加持には団体で参拝されていましたが
このご時世、代表の方だけが来られてあとは通信で、という方が多いようです。
「丑の日に小豆島へ行けないワ」という人は、通信でもきうり加持を受け付けています。
「通信の場合は、事前に連絡してくださったら記入用紙を送りますので
それに願い事など必要なことを書いて送り返してください。
キュウリに紙を詰める作業は寺の方で行って、祈祷をした後に
お札と護符をお送りします。
そのお札は見えるところに飾るなどしてください。
護符は、それをキュウリと思って
キュウリの代わりにご自宅の庭の清浄な場所を選んで埋めてください」
なんと、通信の方は毎年1500〜1600人分もあるとかヒエー💦
お寺に来られた方は本堂で順番にご祈祷しますが
一方で通信の方の分は別の場所で一日中拝んでいるそうです
小豆島霊場 第40番札所
随光山 保安寺(ずいこうざん ほうあんじ)
真言宗善通寺派
本尊は十一面観世音菩薩
池田港から国道を西へ向かい、
看板に従って北へ少し入った場所にあります。
小豆島霊場 第40番札所
随光山 保安寺(ずいこうざん ほうあんじ)
小豆島町蒲生甲1277
0879-75-0247
≪関連記事≫