昨日、壺井栄さんの命日に行われた
壺井栄賞授賞式。
今年は記念すべき50回目
となります。
壺井栄賞授賞式。
今年は記念すべき50回目

今年はなんとオーケストラの生演奏つき





今年、壺井栄賞を受賞したのは
小豆島町立星城小学校2年(応募当時1年)の木下琥太郎(きのしたこたろう)さん。
作品名は『パパのごはん』
パパが作るごはんがなぜこんなにおいしいのか、
パパに直接聞いてみたり、パパが料理する様子をじっくり見たりして
その秘密を探っていきます。
小豆島町立星城小学校2年(応募当時1年)の木下琥太郎(きのしたこたろう)さん。
作品名は『パパのごはん』
パパが作るごはんがなぜこんなにおいしいのか、
パパに直接聞いてみたり、パパが料理する様子をじっくり見たりして
その秘密を探っていきます。
最終選考委員の、作家 芦原すなお氏による審査講評。
「この作品は最終選考の最初に読んで、『やられた!』と思いました。
作品に出てくる表現
『やさしくすわっているサラダ
でかいたいどでねそべっているおにく
にこにこわらっているおさかな』
これは非常にユニークな表現で、そして確かに言われてみれば
そういう風に見える気がしてきます。
食事というのは生命維持のために必要な作業ですが
それ以上に実は心の栄養になっているということを
改めて感じました。
私もお父さんの料理を食べてみたいなと思います」
「この作品は最終選考の最初に読んで、『やられた!』と思いました。
作品に出てくる表現
『やさしくすわっているサラダ
でかいたいどでねそべっているおにく
にこにこわらっているおさかな』
これは非常にユニークな表現で、そして確かに言われてみれば
そういう風に見える気がしてきます。
食事というのは生命維持のために必要な作業ですが
それ以上に実は心の栄養になっているということを
改めて感じました。
私もお父さんの料理を食べてみたいなと思います」
そのほか、優秀賞は次の
人でした
受賞者名と作品名、芦原すなおさんによる講評の一部を紹介します。


受賞者名と作品名、芦原すなおさんによる講評の一部を紹介します。
小豆島町立安田小学校3年(応募当時2年)
中野蒼樹(なかのそうき)さん
『じいちゃん、あのね』
読んでいて胸が痛くなるような作品
近しい人を亡くした経験がある人なら誰もが共感できる内容
中野蒼樹(なかのそうき)さん
『じいちゃん、あのね』
読んでいて胸が痛くなるような作品
近しい人を亡くした経験がある人なら誰もが共感できる内容
小豆島町立池田小学校4年(応募当時3年)
永P朔也(ながせさくや)さん
『ぼくのAI小豆島』
これまでのこの文学賞にないユニークな切り口
小豆島らしいキャラクターや表現があったのもよかった
永P朔也(ながせさくや)さん
『ぼくのAI小豆島』
これまでのこの文学賞にないユニークな切り口
小豆島らしいキャラクターや表現があったのもよかった
小豆島町立星城小学校5年(応募当時4年)
湊 真帆稀(みなとまほき)さん
『ぼくの銀メダル』
スポ根人情ドラマといった印象
銀メダルでくやしい、けれど金メダルをとった人のことは
素直に応援するという精神がすばらしい
湊 真帆稀(みなとまほき)さん
『ぼくの銀メダル』
スポ根人情ドラマといった印象
銀メダルでくやしい、けれど金メダルをとった人のことは
素直に応援するという精神がすばらしい
土庄町立土庄中学校1年(応募当時土庄小学校6年)
毛利明雅(もうりあすか)さん
『ふつうってなあに?』
普通という言葉に違和感を抱いていた作者が
『ほかの人と違っていても大丈夫、普通じゃない人なんていないんだ』と確信するところが印象的
一人ひとり違っていて当たり前だ、という思いに心から共感する
毛利明雅(もうりあすか)さん
『ふつうってなあに?』
普通という言葉に違和感を抱いていた作者が
『ほかの人と違っていても大丈夫、普通じゃない人なんていないんだ』と確信するところが印象的
一人ひとり違っていて当たり前だ、という思いに心から共感する
高松市立古高松中学校2年(応募当時1年)
高水由美(たかみずゆみ)さん
『瞳レンズ』
※本人欠席のため写真はありません
他の作品が作文、エッセイであるのに対し
これは短編小説のような趣きの作品
自分の思春期や青春期を思い出すような、この時期特有の研ぎ澄まされた感覚が新鮮
高水由美(たかみずゆみ)さん
『瞳レンズ』
※本人欠席のため写真はありません
他の作品が作文、エッセイであるのに対し
これは短編小説のような趣きの作品
自分の思春期や青春期を思い出すような、この時期特有の研ぎ澄まされた感覚が新鮮
そして親族代表の加藤公市氏より
記念品が贈呈されました
「『二十四の瞳』のなかに、大石先生が教え子たちに
そんなに戦争に行きたいかと聞く場面があります。
壺井栄も、パパが戦争に行く話ではなくパパの料理の話を読みたかっただろうと思います。
受賞作を読むと、やさしく、つつましく、思いやりに満ちていると感じる。
これからもそういう作品が多く出てくることを祈っています」
記念品が贈呈されました

「『二十四の瞳』のなかに、大石先生が教え子たちに
そんなに戦争に行きたいかと聞く場面があります。
壺井栄も、パパが戦争に行く話ではなくパパの料理の話を読みたかっただろうと思います。
受賞作を読むと、やさしく、つつましく、思いやりに満ちていると感じる。
これからもそういう作品が多く出てくることを祈っています」
梅雨の晴れ間でとっても暑かった昨日
みなさんおめでとうございました&おつかれさまでした


みなさんおめでとうございました&おつかれさまでした


≪関連記事≫