小豆島霊場第3番札所 観音寺
今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
小豆島霊場第3番札所 観音寺の
白石行永(ぎょうえい)住職に
夏至観音についてお話いただいています。
小豆島霊場第3番札所 観音寺の
白石行永(ぎょうえい)住職に
夏至観音についてお話いただいています。
写真は2020年以前のものです
夏至観音とは、小豆島霊場1番札所の洞雲山(どううんざん)の岩肌に
夏至の頃だけ太陽の光によって観音様のお姿が浮かび上がるという現象。
この夏至観音の由来について、白石住職が話してくださいました。
夏至の頃だけ太陽の光によって観音様のお姿が浮かび上がるという現象。
この夏至観音の由来について、白石住職が話してくださいました。
「小豆島八十八ヵ所が決まったのは、1686年、江戸時代初期のこと。
その後、大正時代になって洞雲山に立派な建物ができ、
洞窟のなかにある、本尊を祀る八角堂もその頃に造られました。
以後たくさんのお遍路さんがお参りしてきました」
観音寺の本堂
「そして今から約30年ちょっと前。ある巡拝団体の老僧が
『小豆島の1番札所に奇妙なことがある』という夢を見たんですね。
それで息子さんにお参りに行くよう命じて、息子さんは檀家を連れてお参りした。
参拝の記念に岩をバックにみんなで記念写真を撮って帰ったんだそうです。
そうして戻ってから現像した写真を見た老僧が
観音様のお姿が見えることに気付き、
観音寺の前住職の加藤住職に連絡したそうです。
それから加藤住職は2年ほどかけて、観音様のお姿が
どの季節、どの時間に出現するのかなどを調べたそうです。
その結果、夏至の前後2週間、計4週間ほどのあいだ
晴れた日の午後15時過ぎの数分だけ出現するということがわかり
夏至観音と名付けたとうことです」
『小豆島の1番札所に奇妙なことがある』という夢を見たんですね。
それで息子さんにお参りに行くよう命じて、息子さんは檀家を連れてお参りした。
参拝の記念に岩をバックにみんなで記念写真を撮って帰ったんだそうです。
そうして戻ってから現像した写真を見た老僧が
観音様のお姿が見えることに気付き、
観音寺の前住職の加藤住職に連絡したそうです。
それから加藤住職は2年ほどかけて、観音様のお姿が
どの季節、どの時間に出現するのかなどを調べたそうです。
その結果、夏至の前後2週間、計4週間ほどのあいだ
晴れた日の午後15時過ぎの数分だけ出現するということがわかり
夏至観音と名付けたとうことです」
観音寺の境内から洞雲山が見えます
洞雲山は、観音寺の飛び地境内。
夏至観音が見える季節、晴れた日は
白石住職も洞雲山へ上り、
夏至観音が現れる時間に合わせて読経されます。
夏至観音のお姿が見られるのは、だいたい15時03分頃から約5分間。
「夏至観音に出会えたら神秘的な感じ、不思議な感じがします
ぜひ一度、この洞雲山の夏至観音、
天気のいい日を選んでお会いになってください」
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